新感覚の絶品創作ラーメン!よりすぐりの名店3軒:麺や 蓮と凛・海老鶏麺蔵・らーめんstyle JUNK STORY

大阪

昔ながらのラーメンを無性に食べたくなるときもあるけれど、ここ最近は店主のこだわりが前面に出た、エンターテイメント性あふれるラーメン店が主流に。パンチのきいた担々麵からのリゾットや、濃いエビ出汁のイタリアンテイスト麺など、今回はそんな麺屋さんを3軒ご紹介します。

 

ホテル出身の店主が腕をふるう絶品担々麵

麺や 蓮と凛(れんとりん)は、美味しい担々麵のお店

オープン10分前の到着で一番乗り。待っている間に気づいたのですが、看板の文字「蓮と凛」の横に小さな字で「と仁」って書いてあるの、わかりますか?蓮と凛とは、店主のお子さんの名前でしょうか。そしてこの度第3子が誕生されたのでしょうか。想像が膨らみます。

 

開店時間となり、細身の店主が案内してくれました。

L字カウンターとテーブルで全15席ほど。小さなお店をお一人で切り盛りされているようですね。奥にテーブルがあり、キムチやライス、調味料や薬味を自由に取るスペースになっています。

 

白、黒の担々麵とごはんものを何点かオーダーしました。

 

チャーマヨ丼(ランチタイム150円)です。

一回り小さいサイズを想像していましたが、ずっしりしていますね。細切れチャーシューが山ほど。マヨネーズと七味のピリ辛がグッドです。

 

黒胡麻担々麵(900円)がきました。

大きなチャーシュー、もやし、青梗菜、青ネギ、糸唐辛子がトッピングされていて、スープはさらりとしています。麺は黄色くて中ぐらいの太さ。透明なスープですが黒胡麻のコクがあります。こちらでは辛さの度合いが0辛~7辛まで。で、こちらは3辛。リンゴ酢を入れてみると少しマイルドになりましたが、なくても大丈夫そうです。それにしてもチャーシューのボリュームがスゴい。食べ応えのある一杯です。

 

そしてこちらは白胡麻担々麵(800円)。

黒胡麻のとは雰囲気が全く違いますね。

あんまり白くはない、かもしれません。オレンジ色のラー油が辛そうです。豚ひき肉、もやし、青梗菜、細かい白ネギがトッピングされています。ドロっとした濃いスープは、よく麺にからんでいます。そして激辛。こちらは2辛なのですが、本当に2なのかと疑うほど辛いです。

辛いのですが白胡麻のマイルドさもあり、どんどん進みます。穴あきのアルミレンゲで、ひき肉は最後までキレイに。

 

そして、食後のお楽しみ。スイーツではありません。タンタンリゾット(ランチタイム300円)は、食べ終わった白胡麻担々麵のスープの残りで作ってくれます。

麺やさんとは思えないビジュアル。温玉、ひき肉と、そしてチーズはたっぷりです。中華風リゾット、絶品でした。

 

ホテル中華出身のご主人は、寡黙ながらも気配り上手。

梅田からも徒歩圏内。扇町公園そばにあります。

 

麺や 蓮と凛

大阪市北区山崎町2-5

080-3116-6082

 

 

濃厚海老のつけダレでいただく洋風つけめん

谷町四丁目から本町通りを西へ。松屋町筋の交差点にある海老鶏麺蔵(えびとりめんぞう)。最近の麺屋さんは外観がオシャレですね。女性も入りやすいわけです。

 

テーブル席もあり清潔感のある店内。スタッフが数名いて、活気のあるお店の印象です。

入口すぐの券売機でチケットを買います。

 

海老出汁のつけだれでいただく海老つけ麺(880円)に味玉トッピング(100円)にします。

つけだれはノーマル、カレー味、辛味の3種から辛味をチョイス。

これほどインパクトがあるとは思っていませんでした。野菜がたっぷり。チャーシューには厚みがあり、水菜、赤ラディッシュの新芽、白ネギ、トマト、さつまいもと野菜が山盛りです。バゲットも一切れついてきます。

 

そしてこのつけだれ。濃さが想像できるのではないでしょうか。そう、ドロドロです。唐辛子パウダーをまぶしてあります。麺にからめると、こんな感じ。

 

テーブルにある海老つけ麺ガイドを参考にしていただきます。

唐辛子の辛味がきつめなのですが、海老独特の海の香りと香ばしさがとても濃く、これは病みつきになってしまいそうな。チャーシューも柔らかくて絶品。カットされたさつまいもは甘く、味に変化を演出してくれています。

ブラックペッパーとパルミジャーノは、お声がけすると無料で使わせてくれます。

麺はやや太目の全粒粉麺。このたれにはこの太さがベストな気がします。少し固めで歯ごたえもバッチリ。

 

完食しましたら、追い飯とミルクスープで、ビスクリゾット風かけごはんを楽しみましょう。いずれも無料ですので、つけだれは少し残しておくとよいですね。ここにはパルミジャーノが必須かも知れません。

 

見た目が美しく、濃厚なエビつけだれが印象的な麺でした。

 

つけめん・らーめん 海老鶏麺蔵

大阪市中央区本町橋7-20

06-6943-1296

 

 

スープ、麺、具材、どれをとっても一流

谷町九丁目を西へ。千日前筋北側にあるのが、らーめんstyle JUNK STORY。何度か前を通りかかりましたが、いつも人だかりができている人気店。

ビニールテントをめくり入ります。10席に満たない席数で、すごく狭いというか細長いお店です。

 

ここで人気No.1のメニューは、塩のキラメキ(926円)。塩ラーメンが美味しいようですので、

この塩のキラメキをいただきます。

来たとたん、ふわぁっととても良い香り。これはスープからいただきましょう。見た目塩味のあっさりを想像しますが、なんとも深いコクがあり、塩の旨味もバッチリ。胃に染み入ります。二日酔いの日なんかに食べたい一杯です。ニンニクは感じられません。

トッピングは地鶏のたたきと味玉(半玉)、カイワレ、ネギ、胡麻油のよくきいた海苔。よく見ると、地鶏はもも肉・むね肉が混在しています。そして砂ずりも。とても柔らかいのですが、ちゃんとプリ感もあって美味しい地鶏です。砂ずりは、どうしたらこんなに柔らかくなるのでしょうか。スモーク感もあり、クセになりそうな砂ずりです。

こんなにトッピングで楽しめるとは。

麺は黄色くて少し平たい真っすぐのタイプ。いい色です。

サラサラスープなので絡みは弱いのですが、十分旨みを感じられる麺です。そして量が少なくなっても熱さをキープできるよう、丼の形状にも工夫がされていますね。お見事。

 

麺の量は、100gの小(-50円)、150gの並、175gの中、200gの大(+108円)と中まではプラス料金なし

 

次回は、塩シリーズ上位の塩のトキメキ(1183円)に挑戦してみたいです。レアチャーシュー、半玉ずつ風味の違う味玉がトッピングされていて、ゴージャスなんですよ。

塩のキラメキ、洗練された滋味深い一杯でした。

 

らーめんstyle JUNK STORY

大阪市中央区高津1-2-11

06-6763-5427

 

 

まとめ

ご紹介した4杯の麺、いかがでしたか?

どのお店のラーメンも、店主の好みとセンスがあらわれていて、病みつき間違いなしの絶品麺でしたよ。どんどん進化していく麺業界。まさに一杯入魂です。

 

冬に向けて温かいスープが恋しくなる季節。個性的な一杯で体の芯から温まりたいですね。

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