愛蓮は、阪神エリアの高級スーパーチェーン ikariスーパーが運営するチャイニーズレストラン。芦屋や苦楽園など、関西人が憧れるセレブな住宅街にあり、創業から30年を経て地元の人達に愛され続けています。チャイニーズレストランでは老舗の部類に入るのではないでしょうか。
この愛蓮、大阪には1店舗のみ。心斎橋筋商店街内のコクミンビルにあります。
今回は、こちらでお得なランチコースをいただいてきました。ikariスーパーならではの、上質な食材を使った広東料理を楽しめそうですね。
8Fまで上がり、エレベーターのドアが開くとそこはもうお店です。長堀通沿いの人混みからは、ちょっと想像しがたい静けさ。
シャデリアなどの調度品、ふかふかでシックな色のカーペットなど、インテリアは大人の社交場を彷彿させるゴージャスな雰囲気です。ちなみに、このシャンデリアは小魚が泳いでいるのをイメージしているのだとか。
そして大容量のワインセラーにはお料理に合わせるワインが、150種類、400本も用意されています。
さて、ランチコースのラインナップはとても豊富なのですが、今回いただいたのは、平日限定の口福ランチ（こうふくランチ・1980円）。サラダにスープ、メイン、デザートと盛りだくさんな内容です。
テーブルに案内されると、まずはティーサービス。ジャスミンティーが、中華料理ならではポットで提供されました。ジャスミンの香りに癒されます。ちなみに、お土産用のお茶が店頭で販売されています。
サラダは水菜と生ハムのサラダです。パイナップルが添えられていますね。野菜は新鮮でドレッシングもしつこさのないお味です。
続いて、コーンのスープ（上）と、豆腐、豚肉、水菜のゴマだれ和え（下）が小皿で登場です。
スープにはとろみがあり、コーンの甘味もたっぷり。温かいお豆腐は、とてもまろやかで美味です。
メインは肉か魚からのチョイスとなり、三田ポークのフルーツ入り酢豚をいただきました。
ちなみに魚料理は、大きな海老のチリソース煮でした。
この塊肉、酢豚とは思えませんね。フォークとナイフでいただきます。豚肉は三枚肉で、薄目の揚げ衣にコクのある黒酢あんがたっぷりと絡みます。脂身と赤身の配分がほどよく、とても柔らかいお肉に、贅沢にあんをつけていただきました。ボリュームも満点です。
蒸し野菜のほかに、五穀米のおこげが添えられています。固さを感じず、ポン菓子のような噛み応えがあります。香ばしくて美味しい。お皿もよい具合に温められていて、シェフの心配りを感じます。
全体的に白いお皿で統一されていて、見た目にもキレイです。
ごはんは、中華ちまき、お粥、白飯から、ちまきを選びました。一口サイズのもち米の中に、椎茸や豚肉などの具材が入っています。
最後のデザートは、胡麻団子と杏仁豆腐の2種。
愛蓮の杏仁豆腐は、スイーツファンの間では定評のある一品なんです。寒天の角ばった口当たりが全くなく、まろやかでブランマンジェのような舌ざわりがとても美味。これ目当ての来客も少なくないとか。胡麻団子は、中の餡が黒胡麻餡で、ゴマの香ばしい風味が口いっぱいに広がります。
ジャスミンティーと中華スイーツ、ゴールデンな組み合わせですが、食後にはコーヒーでしょという方のために、1杯150円で追加できます。
平日ランチはこの他にも、1280円で点心やおすすめ料理から2品をチョイスするお得なAIRENセレクトランチや、魚介たっぷりの海鮮やきそばセット（1480円）など。いずれもサラダ、スープ、デザート2種が付き、とてもリーズナブル。
お刺身サラダ、壺蒸しの滋養スープ、蒸篭蒸し、土鍋の粥など、本格的な広東料理を集めた茉莉花（ジャスミン）コース（3000円）や、土日祝限定の赤身和牛のパワーサラダランチ（2200円）、金魚餃子、海老のマンゴマヨネーズなどランチアラカルトも充実しています。
そしてランチタイム限定のオーダーバイキング開催日には、120分間で30品もの料理を楽しめるんですよ。
口福ランチ、大満足のコースでした。
帰り際に発見してしまいました。
セレツィオーネ・ディ・マルコ。イタリアプーリア州の辛口赤ワインがボトルで1500円でいただけるとは。これも直輸入できるikariスーパーならではのコストパフォーマンスではないでしょうか。次回はぜひディナーで訪問してみたいものです。
洗練されたインテリアやお料理の盛り付けなど、とても女子好み。ワインに合うようなアレンジがされています。女子会やデートなどにおすすめのレストランですね。
愛蓮 心斎橋店
大阪市中央区南船場3-5-15 8F
06-6120-2228
コメント