数年前のつけ麺ブーム以降、大阪にも多くのつけ麺専門店がオープンし、ラーメン店にもつけ麺メニューがラインナップされたりと、賑わいを見せるラーメン業界。
その中でも、谷町1丁目~3丁目あたりの北谷町界隈には、目をひくつけ麺店・ラーメン店が近年続々とオープンしています。今回は、グルメランキングサイトで常に上位に入る人気店を3軒、紹介いたします。
麺屋あげは
まずは麺屋あげはさん。谷町二丁目の交差点を西に入り、一つ目を右(北)に曲がるとすぐ左手にあります。名前からして「夜」のダークなイメージがありましたが、大丈夫、健全なラーメン屋さんでした。カウンターのみ13席のお店です。
券売機は入口すぐ右手。今日はニラ辛レッド(850円)をいただきました。
麺の量は、小(150g)、並(225g)、大(300g)の3種で同料金。
つやのある自家製の黄色いストレート麺に、チャーシュー、メンマ、煮卵がトッピングされ、細い唐辛子が散らされています。スープにはシャキシャキ感の残るニラがたっぷり。辛そうなネーミングではありますが、スープにそれほどの辛さは感じません。麺にほどよく絡むスープは、こってり感はあまりありませんが、濃いお味ですのでスルスルと麺が進みます。半熟より少し固めのゆで卵ともよく合います。チャーシューは分厚く柔らかく煮てあり、ジューシーで美味。
スープ割り用のスープが入ったポットがテーブルに常備されていますので、残ったスープに足していただきます。薄味に調整していただくと、温かく胃に沁みます。
14:00前の訪問でしたが、お客さんは途切れず、常に満席。人気のほどがうかがえました。
麺屋あげは
大阪市中央区大手通1-4-1
06-4790-9100
山麺(やまめん)
山麺さんは谷町一丁目の一本南の通りを西に入るとすぐあります。大きなのれん看板が目印です。
入口左手に券売機があります。
香味焙煎麺のつけ麺(800円)
シンガポール風鶏めし(380円・ランチ時は200円)をオーダーしました。
麺は並(220g)から、大盛(300g)への増量は無料です。
麺は茹であがるのに8分。まずはシンガポール風鶏めしがやって来ました。鶏のだしのきいたご飯に、柔らかいチキン、少し酸味のある独特のソースとトマトも添えられヘルシーです。麺が220gと少な目ですので、女性でも無理せずいただけそうなサイドメニューです。
待つこと10分、つけ麺の到着です。
まずチャーシューの香りがたまりません。皮を香ばしくあぶってあるようです。分厚く柔らかいチャーシューです。
魚介や鶏の香り高いスープはかなり粘度が高く、コラーゲンが期待できますね。レモンがついてきますので、麺やスープに軽く絞るとさわやかさが生まれます。白ネギ、青ネギの両方で辛味が増してネギ好きにはたまりません。
麺は中太の全粒粉麺、良い色をしています。スープともよく絡みます。
こちらのお店では「鰹節」ではなく「鶏節」を使っているそう。製法は鰹節と同じ。
たっぷりの旨味が凝縮されています。
スープ割をお願いしてみました。食べ終わったスープを飲めるように別のスープで割ってもらいます。温かい出汁を最後まで存分に楽しみましょう。
山麺
大阪市中央区釣鐘町1-1-1
06-6232-8843
つけ麺 雀
最後につけ麺 雀(すずめ)さんは、谷町一丁目東側。大阪府庁合同庁舎3号館の正面にあります。官公庁街であり、役所勤めのお客様が多いお店です。
正面の税務署にちなんで、「国税局ブギー(850円)」というメニューがあり、とても気になります。
どうやらこれは台湾風のまぜそばのよう。入口横の券売機でチケットを買います。
ネギ、ニラ、ピリ辛肉味噌、卵、魚粉などの具材がタップリ。
見た目はとても濃そうな感じですね。エイっと黄身をつぶし、ごちゃ混ぜにしていただきます。
麺は太目でコシも強めです。肉味噌の唐辛子、白ネギの辛味、複数の辛味が混じるのでスパイシーなのですが、卵が少々和らげてくれています。魚粉の旨味もダイレクトに来ています。
このお味はやみつきになる人続出ですよ。
汁気は少な目ですが、「追い飯」がやってきますので、どんぶりに投入し、残った具材に混ぜていただきました。大盛(400g)へはアップ無料です。働き盛りにはうれしいサービスですね。
つけ麺 雀
大阪市中央区谷町1-3-19
06-6966-0611
今やつけ麺はブーム期も過ぎ、一つのジャンルとして定着しつつあります。個性的なお店が多い中、各店舗ではさらなるオリジナリティーを求められつつ、創意工夫を重ねておられます。
いかがでしょうか、気になるメニューはありましたでしょうか?
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