北海道にもある!小樽「青の洞窟」クルーズの絶景を楽しむ

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「青の洞窟」と言えば、沖縄県恩納村の真栄田岬が何と言っても有名です。確かにコバルトブルー、サンゴ礁の海、まさに美しいでしょう。しかし、北海道にも「青の洞窟」スポットが複数あるのをご存知ですか?今回は札幌から最も近い、小樽の海岸にある「青の洞窟」スポットのクルーズを体験してみました!

 

北海道にもある4カ所の青の洞窟

 

青の洞窟は、日本なら沖縄、海外ならイタリアが有名ですが、どっこい北海道にも青の洞窟が複数個所あるのです。道央は今回紹介する小樽市、そして積丹、道南の知内町、知床の羅臼町と、知られているだけで4カ所存在しています。今回は、その中でも札幌都心から近い、小樽の「青の洞窟クルーズ」に参加しました。クルーズも複数の会社があり、大きなクルーザーで運行するもの、モーターボート、小型漁船のものなどありますが、筆者は、「株式会社ツウセン」の小型ボートクルーズを選択しました。

乗り場は観光地で有名な小樽運河の北運河側、こちらは観光客もあまり来ないスポットで、漁船やクルーザーが並び、生活感があふれています。JR小樽駅からは駅前通りを下り、運河に突き当たる通りを左折します。乗船場は写真のようにまさに手作り感があふれています。

料金は税込5000円。どの会社のクルーズも大体同じ値段です。クルーズに参加したのはき4月末で、あいにくの曇り空。気温も低く、さらに風が強い状況でした。腰に救命具を巻き、筆者は冬の格好をしてきたのですが、さらにその上に白いベンチコートを。

乗船後は、船長に行程の説明を受けます。「今回は風が強くまともな向かい風なので、行きは修業のようになりますよ」と笑いながら説明してくれました。そして、北運河を出発。

人気実写アニメ「仮面ライダー」のショッカーの基地としてロケ地となり、日本より、海外で話題となった北海道製罐の第3倉庫の横を左折し、港に出ていきます。

小樽港から望む小樽市内です。まだ山々は残雪で覆われ、まさに北の港町といった雰囲気です。

小樽港の防波堤を通り抜けると、広い日本海、石狩湾に出ます。この防波堤は、日本初のコンクリート製の防波堤で1908年に着工しています。

北防波堤、島防波堤、南防波堤からなり、総延長は約3㎞にもなります。もちろん北海道最古の防波堤で北海道遺産にも指定されています。

 

向かい風の荒波にスリリングな航海に

 

青の洞窟までは約40分間。防波堤を抜け、外洋に出るとより風は強くなり波も荒くなってきます。写真ではそれほど波がないように見えますが、強烈な向かい風で、耐寒温度は冬とそれほど変わりません。

普段ならば、行きも帰りも、鑑賞スポットになるとボートを止めて船長さんが説明してくれるのですが、「今回は風が強いので、一気に洞窟まで進んでいきます」と話します。船に対して真正面から波がぶつかってくるので、かなり上下に揺れ、大きな波が来た時は舟底がドカン!ドカン!と大きな音がして衝撃が突き上げてきます。波もたまに体に跳ねてきます。筆者は船に乗り慣れているので、それほど動揺はしませんでしたが、写真を撮影するのは本当に苦労しました。乗った便は筆者のほかにはカップルが2名と女性2名でしたが、カップルの女性はさすがに悲鳴を上げていました。

 

奇岩や断崖絶壁が連なる海岸国定公園

 

とはいえ、船から見える海岸線はまさに勇壮な巨岩、奇岩が連なる断崖絶壁が続き変化に富み見どころ満載です。この小樽市から積丹半島まで1市10町村またがるこの海域はニセコ積丹小樽海岸国定公となっています。

海から眺めた筆者が大好きな小樽水族館。水族館周辺は祝津という地区で、かつはニシン漁で隆盛を極めました。丘陵の突端には北海道有形文化財「小樽市鰊御殿」も眺められます。

祝津の海岸には、有名な「トド岩」もあります。冬場から春先にかけ、ここで越冬し、出産なども行い、春に稚内方面やオホーツク海に帰っていきます。

普段はゴールデンウィークあたりまで滞在しているようなのですが、今年は残念ながら4月下旬には北の海に帰っていったようで、トドの姿は見られませんでした。また、イルカも見られるのですが、「イルカ!」船長が指をさしてくれたのですが、黒い背中が確認できただけで、写真は撮れませんでした。

運航中はカモメが餌をもらえると思い、かなり寄ってきます。船外機に乗ってきて人を恐れません。カモメに関しては、洞窟からの帰りにすごいことになったので、後述します。

 

まさにエメラルドブルー!美しい青の洞窟

 

とにかく変化に富んだ絶景が続きます。写真は、岩肌が赤茶色なので「赤岩山」と呼ばれているスポットです。

こちらは北海道でも有数のロッククライミングのスポットとして有名です。山の上部の方に穴の開いた岩があるのですが「ドーナツ岩」と呼ばれ、ここで、クライマーが休憩したりするとか。

雲間からは積丹半島の山々が望めます。波も大きくうねり、濃紺の暗い色と相まって北海道の荒海という雰囲気です。しかし、青の洞窟に近づくと、雰囲気がガラッと変わります。

青の洞窟の入り口です。洞窟入口付近からコバルトブルーに海が染まっています。実際は写真以上に綺麗です。洞窟には右から入って左から出てきます。

さすがに洞窟の中は波も穏やか。そして、オープンデッキなので写真も撮りやすいです。そして洞窟の中の海の色は吸い込まれるようなエメラルドブルーです。青というよりやや緑がかった幻想的な色です。この現象は洞窟入口からの太陽光が海水を通過し、反射光が暗い洞窟の海水面を通り海底からライトアップされる仕組みで青く光るとのこと。

ちなみにカラフルな岩肌は海藻のコケです。コケも洞窟の美しさに一役買っていますね。

時間帯や天候によっても透明度や色が変わってくるそうです。こちらは出口方面です。場所や光の反射具合によっても海の色が変化します。海と太陽と洞窟、自然界の営みが奇跡的なコラボレーションで、このような神秘的な光景を生み出す。そう考えるとちょっとした感動を覚えます。

 

進撃の巨人も?面白い奇岩、巨岩も見どころ

 

青の洞窟の傍には面白い岩があります。「窓岩」と呼ばれている、洞窟状の大きな岩です。

この岩の向こうには余市の海岸や山々が眺められるため窓岩と名付けられました。さらに、写真の角度から船を少し右に進めると、窓岩から大きな岩が見えてきます。

何かに似ていませんか?モアイ像のように見えるため「モアイ岩」と言われています。しかし、近年、違うモアイより、もっと似ているというアレがあります。一世を風靡した漫画「進○の巨人」の巨人に似ていると、もっぱらの評判なのです。筆者も、モアイ像よりも巨人にかなり似ていると思いますがいかがでしょうか?

帰りは追い風で波も気にならなかったので、ゆっくり景観を眺められました。上の写真は「親子熊岩」です。小熊が海を眺めているように見えます。この岩の下には母熊が伏せた状態で見守っているように見える岩があるので、名づけられました。

こちらは「ツルカケ岩」ですが、岩の先端が像の鼻のように見えるため、「像岩」ともよばれています。ほかには途中で、崖の傍に立っていた寿司料亭「竜宮亭」後があります。

船長さんがかつての栄華を誇った昔の写真を見せてくれます。

岩からせり出していて清水寺のような屋台骨を組んでいます。当時は京都の清水寺をしのぐ建造物と言われました。しかし、昭和初期にタバコの火が原因の火災で全焼してしまいました。

 

カモメ襲来!?楽しく激しい餌やりタイム

 

帰りは、カモメの餌やりタイムなどもあります。餌は「かっぱえびせん」。一旦船を止めると、大量にカモメたちが集まってきます。

「舟を動かして餌をあげないと、頭に当たる場合もある」として、船を動かしながらの餌やりです。海に餌を持った手を突きだし、そこにカモメが殺到してきます。

見事に餌をキャッチしていきます。カモメも船を追いかけながらの餌の捕獲なので、外れる時があり、くちばしが手に刺さったり、足の爪に引っかかれたりします。結構、痛い時もあり、かなり楽しくワイルドな餌やり体験でした。

小樽の街並みを観ながら船は北運河に戻ってきます。青の洞窟の往復でやく90分ぐらいでしょうか。メチャクチャな寒さでしたが、スリリングかつ楽しいクルージングでした。

 

まとめ

 

この日はかなり寒く鼻水を垂らしながらのクルーズでしたが、夏場の天気の良い日は最高のクルージングが楽しめると思います。1日5便運航し、6月1日から8月31日まではサンセットクルーズも行っています。オープンデッキでデッキも移動できるので、波がなければ写真を撮るのにも絶好の環境です。「青の洞窟クルーズ」は北海道らしいワイルドで非日常な、なかなかできない体験を味わえると思います。

 

▽スポット情報

株式会社ツウセン

住所:北海道小樽市色内3-3-1(乗船場所)

TEL0134-23-8942

URL:http://www10.plala.or.jp/tuusen/

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