都会のど真ん中で北海道を感じる!北海道大学&北大植物園を堪能!

北海道

JR札幌駅北口から徒歩7分にある北海道大学、そして北大植物園。広大なキャンパスは都心のど真ん中にいながら、北海道らしさを堪能することができる、隠れた観光地でもあるのです。

北大植物園も札幌駅近くながら昔ながらの原生林に囲まれ、森林浴に最適!ツアーなど北海道旅行の方も、札幌を拠点に動くことも多いはず。

まずは簡単に北海道を身近に感らじれる北海道大学キャンパス&北大植物園をゆったりと、そしてタップリと堪能されてはいかが?

東京ドーム38個分の広大なキャンパス

1876年に日本初の近代的大学として設立され、W.Sクラーク博士が初代教頭となり「札幌農学校」として開校された北海道大学。通称・北大として親しまれています。

都心にありながら東京ドーム38個分という広大な敷地を持ち、学生、大学院生合わせて約1万8000人が学んでいます。直線距離でも地下鉄で3駅分というキャンパスのスケール感はさすが北海道。

これだけの広さがあるので、すべてを歩くのは1日じゃ足りないかも。筆者のウォーキングコースでもあり、一般市民にも開放されているので、さながら市民公園の様相があります。

札幌駅周辺からなら交通費はゼロという、超リーズナブルで散歩好きには贅沢なスポットです。

同駅北口から北へ向かって歩くと北大正門があります。正門横にインフォメーションセンター「エルムの森」(北区北8条西5丁目、開館時間8:30~17:00)があり、ショッピングやカフェのほか、受付があり、「北大ぐるぶらマップ」>を手にすることができます。このマップをガイドにして歩くと便利です。

「エルムの森」から学内に進むと間もなく広い緑地「中央ローン」があり、構内でも有名な観光スポットのひとつです。春には桜が咲き、夏場は子供が水遊びをしたり、犬の散歩をする市民や昼寝をする北大生などでにぎわいます。すぐそばには有名なクラーク博士像>があります。実はクラーク博士像は札幌市内に数カ所ありますが、この像が最も有名で、撮影スポットにもなっています。有名な手を伸ばしているクラーク像は羊ケ丘展望台にありますよ。この周辺には国の重要文化財となっている古河講堂北大のシンボルとなっている農学部校舎もあり見飽きることがありません。

その後はメーンストリートを左に折れて、超有名なポプラ並木>へ。平成16年(2004年)の台風により倒木など大きな被害を受けましたが、全国からの寄付による再生事業と若木の植樹により、現在は80mほどまでは散策可能になりました。

夏は新緑の爽やかさ、秋、冬は落ち葉や枯木の哀愁を感じることができる有名スポットです。また2000年に北大裏口の車道、遊歩道に同ポプラ並木の後継ぎとして、創基125年記念事業として、70本の若木が植樹され、現在はかなり大きく育ち、「平成ポプラ並木」として新しい見どころにもなっています。観光の方はあまり訪れない場所ですが、並木の隣は農場で、昼間は乳牛が放牧され北海道らしい景観を感じることができます。

 

市民や観光客も利用できる食堂多し!味、値段とも満足!

ポプラ並木を堪能した後はメインストリートに戻ります。昨夏から改修工事を行っていた北海道大学博物館>とオリジナルグッズを扱う「ミュージアムショップ」>が7月26日にリニューアルオープンします。実は北大の隠れたオススメスポットなので、オープン後に行かれた方はぜひとも訪れて欲しいですね!

ここまででお腹がすいた方は、博物館そばに「中央食堂」>やレストラン「エルム」>もあり、一般の方も食事可能です。北大内には食堂、レストランが6カ所あり、適所で食事ができます。札幌の名物「スープカレー」も楽しむことができ、本格的な味わいを専門店の半額以下で楽しむことができますよ。中央食堂のすぐそばには、憩いの場である大野池のベンチでひと休み。春にはエンレイソウ、夏は蓮の花、秋は紅葉を楽しめ、心身ともに癒されます。

>秋のイチョウ並木と重要文化財モデルバーンも見どころ
休憩した後は、北13条門に連なるイチョウ並木>へ。約380mにわたり70本のイチョウが植えられ、秋には鮮やかな黄金色に染まる光景は壮観です。秋の同大学のもっとも綺麗な見どころであり、紅葉の見ごろになると車両は通行止めとなり、ライトアップも行われ、見学者や撮影する人々で賑わいます。写真は昨秋に撮影したイチョウ並木です。

メインストリートをさらに北へ歩くと最後の見どころで国の重要文化財「札幌農学校第二農場(通称・モデルバーン)」(北区北19条西8丁目 開館時間4月29日から11月3日までの10:00~16:00)>があります。モデルバーンは北海道畜産発祥の地とも言われる建物群で、クラーク博士が模範的な農場施設として残したものです。

ここまで歩いて、景観をゆっくり鑑賞したり休憩や食事を入れたりすると3,4時間はかかります。とにかく広大なキャンパスに大学であることを忘れるでしょう。四季を通してそれぞれ素晴らしい景観を楽しめること請け合いです。インフォメーションが充実しているので、広大なキャンパスでも迷うことはないですし、友人や家族、カップルで思い思いの散策を楽しんでみては如何でしょうか?ただし、ここはあくまで大学のキャンパスです。節度ある行動を心がけて満喫してください。

 

原生林に囲まれ市民の癒しの場の北大植物園

北大キャンパスからやや離れたところに、北大植物園>があり、ここも癒しの場としてぜひ訪れてみてほしい場所です。札幌駅から東側へ徒歩約10分の官公庁街やビル群の中に静寂に包まれた「緑のオアシス」があります。

同植物園は明治19年(1886年)、初代園長となる宮部金吾博士が計画、設計し開園しました。近代的植物園としては日本で初めて造られました。園内は開園以前の自然地形の中に原生林の面影を残す、ハルニレやイタヤカエデ、ミズナラなどからなる落葉広葉樹林が広がっていて、夏場に歩いても涼しく爽やかな空気が体を包んでくれます。約1000年前の竪穴式住居後や、重要文化財となっている、北海道最古の博物館群があります。

博物館の中には北海道や日本古来の動物のはく製が展示され、世界唯一のエゾオオカミや、映画「南極物語」で有名になった南極観測で生き残った樺太犬「タロ」のはく製などが展示されています。

6、7月はバラ園で数々のバラが綺麗です。札幌市の花でもあるライラック並木は6月初旬が見ごろ。札幌最古のライラックもここに健在です。お散歩や花、風景の撮影が好きな方は素晴らしい場所だと思います。

 

まとめ

大都会のど真ん中に、このような広大なキャンパス、そして原生林に囲まれた植物園があるのは、北海道ならでは。道外からの旅行客や引っ越してきた皆さんは、そのスケール感に驚かれることでしょう。札幌中心部からあっという間のアクセスなので、手始めに北海道を感じるには、最適な場所だと思います。

<スポット>

北海道大学>

住所:北海道札幌市北区北8条西5丁目

TEL:011-716-2111(代表)

011-706-4680(インフォメーションセンター「エルムの森」)

URL:http://www.hokudai.ac.jp/

 

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園>

住所:札幌市中央区北3条西8丁目

TEL:011-221-0066

URL:https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/

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