ベタだけど外せない!すぐに行ける札幌都心の観光スポット

北海道

北日本最大の都市・札幌。人口190万人を超える大都市であり、北海道有数の観光都市でもあります。札幌の魅力はたくさんありますが、今回はJR札幌駅に到着後、歩いてすぐ行ける、ベタだけどやっぱり楽しい札幌都心の観光スポットをいくつかご紹介します!

札幌観光の拠点&市民に愛される大通公園

 

今回はほとんどが皆さんも知っている有名どころのスポットです。ただ、1日で回れちゃうぐらい密集しているので、手っ取り早く札幌を知りたい方にオススメします!その中にちょっとレアな情報も盛り込んでいきたいと思います。まず最初は大通公園。JR札幌駅に到着し、南口を出て駅前通りを真っ直ぐ、もしくは地下に降りて大通直結の地下歩行空間を約10分ほど歩くと、大通公園にたどり着きます。

札幌中心部のオフィス街を西1丁目から12丁目まで東西約1.5㎞に渡って連なる市民公園です。公園となっていますが、実は道路で、明治4年(1871年)に同地に火事の広がりを防ぐ火防線が造られ、後志通という道になり、後に大通と改名されたという歴史があります。

現在は観光地でもあり市民の憩いの場となっています。2月には雪まつり、6月にはライラック祭り、YOSAKOIソーラン、7月末からビアガーデン、10月にオータムフェスティバル、12月にはホワイトイルミネーションと、札幌を代表する大きなイベントが毎月催されます。

大通散歩はテレビ塔からスタート!

 

まず、大通公園を訪れたら何はなくとも公園東端になる西1丁目のテレビ塔に上ることからスタート。3階の受付で入場券を購入(大人720円)し、エレベーターで地上90mの展望台に上がります。1956年開業ですから、ちょっとレトロな雰囲気です。アジアの観光客の方も多いですが、平日の昼間は空いているので落ち着いて景色を鑑賞できます。

大通公園を中心に碁盤の目に整備されたスケールの大きい札幌の街並みが広がります。カップルなら夜に来るのもオススメです。公園と都心部のライトアップが綺麗で、特に冬のホワイトイルミネーションの時期は得も言われぬ美しさです。

テレビ塔を降りたら、西へ向かって歩いてみて下さい。4月下旬から10月までは「とうきびワゴン」が公園のあちこちに出店しています。「とうきび」はとうもろこしの北海道なまりです。あの大通名物「焼きとうもろこし」です!

初めて来た方はとりあえず味わって欲しい一品。1本300円で焼きと茹での2種類がありますが、やっぱりここは焼きでしょう!醤油でこんがりと焼きあげられ、とうきびの甘味と焦げた醤油の香りと旨みがグッド。道産子にはノスタルジーを感じる味です。特に8、9月から新物が出てくるので。その時期がより美味しく味わえるでしょう。

レトロモダンな札幌資料館

 

公園を西端の12丁目まで歩くと、非常に石造りの風格ある建物が目に飛び込んできます。札幌市資料館です。1926年(大正15年)に札幌控訴院として建築された歴史的建造物で、1997年(平成9年)には国の登録有形文化財となっています。

北海道は歴史は浅いものの、札幌は開拓使が置かれ明治以降の西洋建築を取り入れた石造り、レンガ造りの建造物が今も数多く残り独特の雰囲気を放っている街です。お洒落でレトロモダンな建造物が好きな女性も楽しめる街だと思います。同資料館も観光客はそう訪れませんが、無料で入場可能。市民が展示会やワークショップなど開いたり交流の場となっています。また、当時の法廷が復元されているのが見どころです。時間があれば訪問しても損はないですよ!

 

開拓使のシンボルで北海道の象徴「赤れんが庁舎」

 

大通公園よりも札幌駅からすぐ近くにあるのは北海道外の皆さんもご存知の北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」です。駅前通りを歩き北3条通りを右側に、赤れんが庁舎が目に入ってきます。1888年(明治21年)に建立されたアメリカ風ネオ・バロック様式の建築です。

新庁舎ができるまで約80年に渡って、道政を担ってきました。北海道を象徴する建物と言って差し支えありません。建物中には無料で入場でき、重厚な建築様式を見学していると明治時代にタイムスリップしたよう。北海道や開拓使の歴史を知ることができる資料館になっています。ボランティアの観光ガイドさんもいるので、ぜひ見学してみて下さい。

庁舎前の庭園の池にはカルガモなども飛来し、運が良ければカモの親子に出会えますよ。ですが、赤れんが庁舎に訪れるなら、今は冬の夜が絶対にオススメなのです!

 

昨冬からイルミネーションと庁舎のライトアップ

 

昨年度から赤れんが庁舎前の広場で「アカプライルミネーション2015」と称し、イルミネーションショーと庁舎のライトアップを開催しているのです。昨年12月下旬から今年3月14日まで、美しくロマンチックな世界を奏でていました。

イルミネーションの広場「アカプラ」は赤れんが前の通りを公園化し2014年7月に「北3条広場(通称アカプラ)」として誕生し、市民の新しい憩いの場となりました。公園化にあたって、北海道に現存する最古のイチョウ並木29本はそのまま残し、そしてイルミネーションの主役となりました。このイルミネーションはサウンドアーティストの大黒淳一氏がプロデュース。LEDライトが青、赤、白、イエロー、オレンジ色などリズミカルに変化します。音楽も流れていて、光と音で北海道の四季を表現していました。赤れんがに直接照射されるムービングライトも綺麗です。

昨年度の開催期間中、市民も、観光客も思わぬ赤れんがの美しさに足を止め、スマホで写真を撮っていく姿が目立ちました。札幌のイルミネーションと言えば大通のホワイトイルミネーションなのですが、赤れんがのイルミネーションも新しい冬の目玉になる木がします。もし今冬に訪れる予定があれば、札幌駅からすぐなので、寒い中でも見学する価値はありますよ。

 

ビール工場を改築した商業施設「サッポロファクトリー」

 

最後はJR札幌駅や地下鉄大通駅から徒歩10~15分の距離にある「サッポロファクトリー」も市民だけじゃなく、観光客にもオススメできます。明治9年に創業された日本初のビール醸造工場である開拓使麦酒醸造所(サッポロビールの前身)の跡地に1993年(平成5年)に建てられた複合型商業施設です。3つの棟に分かれ、お土産から衣服、日用品、食糧品などありとあらゆる買い物ができ、シネマコンプレックスやグルメ、ビアホールなど160もの店や施設が集まっています。

まず最初に目に入るのは当時の面影そのままの赤レンガの建物です。明治25年に建築されている歴史的建造物ですが、現在も再利用され、醸造所としてファクトリー限定ビールを醸造するほかビアホールやショップが入っています。赤レンガ内を抜けると、ファクトリーのランドマークとなっている巨大な黒い煙突がそびえたちます。

工場の竣工から100年以上、稼働していた象徴として札幌市の歴史遺産に認定されています。この工場で醸造したビールを味わえる施設「札幌開拓使麦酒・賣捌所」があり、1杯250円(240ml)で試飲できちゃうのです。

筆者が試飲したのは「開拓使麦酒」の未濾過タイプです。オホーツク産、富良野産の麦芽、ホップを使用した、まさに北海道ビールです。このように札幌は国産ビール発祥の地なんですね。買い物と、観光を両立させちゃえる「サッポロファクトリー」も近いですから足を運んでみて下さいね!

 

まとめ

 

札幌駅、大通公園周辺にも歩ける距離で観光スポットがギュッと詰まっています。歩き方は人ぞれぞれ。大通公園、赤れんがを堪能したら、最後にサッポロファクトリーでビアホールでジンギスカンとサッポロビールで打ち上げなんて楽しみかたも良いかも。今回は有名無名の歴史的建造物中心に紹介しました。大都市の中のレトロモダンな雰囲気も堪能してください。

 

スポット情報

さっぽろテレビ塔

札幌市中央区大通西1丁目

URL:http://www.tv-tower.co.jp/

 

北海道庁旧本庁舎

住所:札幌市中央区北3条西6丁目

URL:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/sum/sk/akarenga.htm

 

サッポロファクトリー

札幌市中央区北2条東4丁目

URL:http://sapporofactory.jp/

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