すべての道はローマに通ず!アッピア旧街道で古代ローマを体感しよう

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2000年以上も前に造られたアッピア街道は、古代の道とは思えないほど道幅が広く、まっすぐ延びています。世界で最初に舗装された道路は現在でも当時の石畳が残り、古代の風情がたっぷりです。ローマ独特の形をした唐傘松の並木も素敵です。

アッピア街道は地元の住民を除く車が通行止めになる日曜日が、散策するにはピッタリです。いくつかの教会や遺跡などを除いて、今でもほとんどお店などがないので、水筒やおやつなどを準備して、歩きやすい靴と帽子で出かけましょう!

世界初の高速道路、アッピア旧街道

 

土木技術に長けていた古代ローマ人が建設した多くの街道の中でも、特に有名なのがアッピア旧街道紀元前312年に財務官アッピウスによって敷設された世界初の高速道路です。

まっすぐに舗装した2車線道路は女王の道ともいわれ、サン・セバスティアーノ門を起点として、長靴型をしたイタリア半島のかかとの部分にあるブリンディシまで約560kmも続いています。ブリンディシは当時の中心であった東方の古代ギリシアへとつながる港町で、まさしく生命線となる道でした。

またアッピア街道には、起点から1マイル(1,609m)ごとにマイル柱石が置かれていて、ローマからの距離がわかるような工夫もなされていました。現在でも、道端に設置されているので、お見逃しなく。

イエスの出現を記念したクオ・ヴァディス教会

 

51年のハリウッド映画「クオ・ヴァディス」が大ヒットして、世界的に有名になったドミネ・クオ・ヴァディス教会

キリスト教の迫害が激しくなるネロ帝治世下の古代ローマ帝国。布教のために首都ローマにいた一番弟子の聖ペトロは、迫害から逃れアッピア街道を南へ向う途中、ちょうどこの教会の前でイエス・キリストに出会います。

ラテン語で「どこへ行くのですか?」を意味する「クオ・ヴァディス?」と問いかけたところ、「もう一度十字架刑にかかるためにローマへ」とのイエスの答え。自分を恥じた聖ペトロはローマへ戻り、殉教しました。

伝説によるとキリストがこの場所に残したという足形のコピーが、教会の床に置かれています。キリスト教徒だと思われる人々が感慨深げに見つめる姿を目にすることができます。

CHIESA DEL DOMINE QUO VADIS(キエーザ・デル・ドミネ・クオ・ヴァディス)

住所:VIA APPIA ANTICA 51

電話:06-512-0441

開館時間:8時~19時30分

 

カタコンベの上のサン・セバスティアーノ聖堂

 

初期キリスト教の2大重要人物である聖ペトロと聖パオロが、一時期埋葬されていたカタコンベの上に、サン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂は建てられました。2人の使徒にちなんで、小さいながらも由緒あるローマ7大聖堂の1つです。ここに、伝説のキリストの足形のオリジナルが保管されています。

4世紀創建の歴史の古い大聖堂は、5世紀には聖セバスティアヌスの遺体もあり、この聖人にちなんでサン・セバスティアーノ聖堂と名付けられました。ディオクレティアヌス帝の親衛隊長でしたが、キリスト教を信仰しているという理由で矢で刺されて殉教した聖人です。矢に刺された聖セバスティアヌスの構図は、大勢の画家に描かれた人気の宗教画のテーマです。

現在の聖堂は、17世紀にボルゲーゼ美術館を建てたシピオーネ・ボルゲーゼ卿が、建築家フラミニオ・ポンツィオに依頼して改築した瀟洒な建物です。中には、ベルニーニのデザインを元にして作られた聖セバスティアヌスの彫像があります。

BASILICA DI SAN SEBASTIANO FUORI LE MURA(バジリカ・ディ・サン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ)

住所:VIA APPIA ANTICA 136,

電話:06-78-08847

開館時間:8時~13時、14時~17時30分

 

マクセンティウス帝の競技場とロムルスの廟

 

312年、コスタンティヌス帝に敗れた皇帝マクセンティヌスの巨大な遺構です。マクセンティヌス帝は、この地に郊外の館、競技場、息子ロムルスのための墓を建設し、これらの施設は、地下通路で連結していました。

長さ520m、幅が92mもある1万人収容の本格的な古代ローマの競技場は、現存する競技場の中で最もよい保存状態で残っています。完成を前に、マクセンティヌス帝が戦死したために全く使用されることがなかったと推定されています。

309年に建設されたマクセンティウス帝の息子ロムルスの墓は、パンテオンのような円形に柱廊のついた四角い中庭がある建物です。後世にアッピア街道側に普通の建物を付け加えられたので分かりにくいですが、中に入ると当時のプランがよく残っています。

紀元前2世紀の建物を改装したと思われる館は、現在、部分的にしか残っていません。古代を偲びながら、ピクニックをするのに最適な場所です。入場が無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

CIRCO ,VILLA DI MASSENZIO E MAUSOLEO DI ROMOLO(チルコ、ヴィッラ・ディ・マッセンツィオ・エ・マウソレオ・ディ・ローモロ) 

住所:VIA APPIA ANTICA,153

開館時間:10時~16時、月曜休み

入場料:無料

公式サイト:http://www.villadimassenzio.it/

 

街道のランドマーク!チェチリア・メテッラの墓

 

遠くからでもよく見えるお城のような建物が、アウグスティヌス帝の時代に建てられたチェチリア・メテッラの墓です。執政官の娘であり、カエサルとポンペイウスと共に三頭政治を行ったクラッススの息子の妻でした。上流階級であるチェチリアの墓は、アウグスティヌス帝の墓のように、四角い土台に丸い円筒形を重ねた形をしています。

中世になると、大きな墓はアッピア街道の通行を監視する要所となり、14世紀には、ローマ法王ボニファティウス8世のカエターニ家要塞として改築されました。上部のお城のようなノコギリ型の狭間はこの時に付け加えられました。

内部は公開されていて、小さな中庭は博物館になっています。

MAUSOLEO DI ROMOLO(マウソレオ・ディ・チェチリア・メテッラ)

住所:VIA APPIA ANTICA,161

開館時間:10月最終日曜日~2月15日9時~16時30分、

2月16日~3月16日9時~17時、

3月16日~3月最終土曜日まで9時~17時30分、

3月最終日曜日~8月31日まで9時~19時15分、

9月9時~19時

10月最終土曜日まで9時~18時30分

月曜、1月1日、5月1日、12月25日休み(入場は閉館の1時間前まで)

入場料:6EURO、18歳以下無料(カラカッラ浴場、クインティッリ荘との共通券)

ローマパス、アルケオパスの利用可

公式サイト:http://www.coopculture.it/heritage.cfm?id=88#

 

アッピア旧街道へ行くのならバス118番が便利!

 

118番のバスはアッピアヌオヴァ通りの先にある競馬場を出発し、クインティッリ荘の近くを通ってアッピアピニャテッリ通り、アッピア旧街道、カラカッラ浴場からヴェネツィア広場をまわって、来た道を少しコースを変えつつ郊外にある競馬場まで戻ります。

行きはコロッセオの前から乗って、カラカッラ浴場前を通り、サン・セバスティアーノ門、ドミネ・クオ・バディス教会前サン・セバスティアーノ聖堂の前で降ります。聖堂の後、バスはアッピア・ピニャテッリ通りへ行きます。

帰りは聖堂前には停まりません。サン・カッリストのカタコンベ前かドミネ・クオ・バディス教会から乗って、チルコ・マッシモ、真実の口教会の前、ヴェネツィア広場、フォーリ・インペリアーリ前、そしてコロッセオへ。

118番は普通の市バスなので、100分以内であれば1.5EUROのチケット1枚で何度でも乗り放題です。上手に利用してアッピア旧街道で古代ローマの気分を体験しましょう!

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