ローマで堪能!チョコレート職人の作りだす本物の味

ローマ

遠い南米のアステカ文明やマヤ文明にルーツを持つチョコレートが、ヨーロッパに運ばれたのは16世紀のことですが、スペイン、イタリアを通してあっという間にヨーロッパ中に広まり、各国で美味しいチョコレート作りの研究が続けられました。日本ではそれほど知られていないけど、イタリアにも長いチョコレート作りの伝統があって職人の作る味がぎゅっと濃厚な美味しいチョコレートがたくさんあります。ここでは、ローマで味わってほしい美味しいチョコレート専門店をご紹介します。

ホット・チョコレート(CIOCOLATA CALDA、チョコラータ・カルダ)

もともとチョコレートは南米の古代文明では貴重品で、通貨の代わりに使われていたほか、栄養のある美味しい飲み物として欠かせないものでした。カカオをサヤから出して乾燥させ、挽いて粉にしてスパイスやハーブ、赤い唐辛子のようなものを加えて水でのばして飲んでいたそうです。1528年にスペイン人のコルテスがヨーロッパ大陸に持ち帰ると、スペインの王族、貴族といった上流階級の間で大流行します。

のちにイタリア王となるサヴォイア家のエマヌエル・フィルベルト1世は1560年にサヴォイア公国の首都をトリノに定めた時、チョコレートドリンクを振る舞うほどのチョコレート好きで、チョコレートの製作を奨励します。1606年にはフィレンツェやヴェネツィアでチョコレートが作られるとイタリア中にチョコレートブームが沸き起こり、その後、ドイツ、オーストリア、スイス、そしてベルギーへとヨーロッパ中へ広がっていったのです。

日本ではココアと呼ばれるホット・チョコレートですが、イタリアではまさしく暖かいチョコレートというほどの濃厚な味わいです。寒い冬の日にたっぷり生クリームをのせて飲むホット・チョコレートは格別です。

旅行中に最適なダークチョコレート!

ヨーロッパへもたらされた当初、薬として珍重されたというだけあって、今ではチョコレートは美味しいうえに健康にも良い食べ物の代表として有名ですよね。カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などの貴重なミネラルがバランスよく含まれているので、旅行中疲れた時の疲労回復に最適です。加えてカカオには脳の働きを活発にしたり、精神的にリラックスしストレス解消できる働きもあります。また意外に繊維分もあるので、便秘にも効果的です。

実はチョコレートで問題となるのは砂糖の量なので、できるだけミルクチョコレート(CIOCOLATO A LATTE、チョコラート・ア・ラッテ)ではなく、ダークチョコレート(CIOCOLATO FONDENTE、チョコラート・フォンデンテ)を選ぶほうがいいでしょう。ダークチョコレートには、抗酸化効果のあるポリフェノールも多く含まれているのです。イタリアでは、ダークチョコレートはカカオ分が55%から70%、カカオ分がそれ以上になると、エクストラ・アマーロ(EXTRA AMARO)という濃厚なカカオの味がするどちらかという苦いチョコレートに分類されます。ダークチョコレートもカカオの配分量が明示されているので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか?ちなみに85%以上は、かなり苦いのでご注意ください。

イタリアならではチョコレート

 

ジャンドゥイオット(GIANDUIOTTO)

北イタリアのピエモンテ州トリノの名産。チョコレートにピエモンテ地方の良質なヘーゼルナッツをペーストにして練りこんでいます。カカオとヘーゼルナッツは相性がよく、一粒でも十分満足できる濃厚な味わいです。エスプレッソと一緒に食べるとよりおいしく感じます。三角屋根のような形をしているのが特徴です。

タルトゥーフォ(TARTUFO)

ガナッシュなどの生タイプの柔らかいチョコレートを外側からしっかりしたチョコレートでコーティングしたもの。外側から見るとトリュフに似ているので、イタリア語でトリュフを意味するこの名前が付いていますが、普通につるんと丸いものからトゲトゲしたもの、ココアをまぶしたものといろいろです。

クレミーノ(CREMINO)

ジャンドゥイオットをベースにサンドイッチのように3層になった四角いチョコレート。

クリーミーで甘いチョコレートは誰にでも好まれるおいしさです。

プラリーネ(PRALINE)

カラメルに絡めたアーモンドやヘーゼルナッツを細かく砕いてペースト状にしたものを、チョコレートに混ぜ合わせたもの。

ローマの行ってみたいチョコレート専門店

LA BOTTEGA DEL CIOCOLATO(ラ・ボッテガ・デル・チョコラート)

若者に人気のモンティ地区にある小さなチョコレート屋さん。店内に入るとチョコレートの濃厚な香りが漂います。ショーケースには驚くほどたくさんの種類が並んでいて、どれにするか迷ってしまうほどです。値段は重さによって決まる量り売りなので、好きなチョコレートを1つでも大丈夫です。19世紀まで歴史をさかのぼるチョコレート専門店で、代々受け継がれてきた伝統のレシピを守る昔ながらの上質なチョコレートは食べてみる価値ありの美味しさです。

住所:VIA LEONINA、82

営業時間:9時30分~19時30分(日曜休み)

www.labottegadelcioolato.it

QUETAZAL COATL CIOCOLATIER(ケゼラコアーテル・ショコラティエル)

スペイン階段の近くにあるので、観光の途中に立ち寄るのに最適なチョコレート屋さん。ガラス張りのショーウインドーから中を覗くと、まるで宝石のように並べられているたくさんの種類のチョコレートが目に入ります。オープンは1998年で、まだ新しいお店ですが、すっかりローマっ子の人気が定着している本格的なチョコレート屋さん。おすすめは日本酒と蜂蜜の入ったチョコレート(SAKE E MIERE、サケ・エ・ミエレ)。

住所VIA DELLE CARROZE 26

営業時間:10時30分~18時(月曜15時~、日曜休み)

Chocolatissimo on line

SAID DA 1923 L’ANTICA FABBRICA DEL CIOCOLATO(サイド・ダ・1923・ランティカ・ファッブリカ・デル・チョコラート)

ローマで有名な老舗のチョコレート屋さんが最近リニューアルしてレストラン、ティールームを併設しています。テルミニ駅から近い大学のある地区サン・ロレンツォにあり少し行きにくいですが、営業時間が長いので、チョコレート好きにはお勧めです。ここでは、珍しいチョコレートを使った料理やチョコレートカクテルまで楽しめます。

住所:VIA TIBRTINA ,135

営業時間:10時~0時30分(月は18時から、金、土は午前1時30分まで、日は0時まで)

SAID dal 1923 - Antica Fabbrica del Cioccolato
Antica Fabbrica del Cioccolato

VENCHI(ヴェンキ)

1878年にチョコレートの本場トリノで創業したヴェンキ。現在ローマ市内には5店舗も展開し、フィウミチーノ空港にも店舗があるので手軽に本格的チョコレートを味えますここで特におすすめなのはジェラート。ヴェンキの本格的チョコレートを使った多種類の味のチョコレートジェラートは、本場でしか食べられない贅沢な味わいです。冬には、チョコレートクリームを挟んだクレープも絶品です。

住所:VIA DELLA CROCE 25/26(スペイン階段近く)‘

営業時間:10時30分~23時(金、土は24時まで、冬期は閉店1時間短縮)

住所:PIAZZA DEL CINQUECENTO(テルミニ駅構内)

営業時間:8時~22時

http://www.venchi.com/it

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