ウィーンで妊娠、出産③

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前回までの記事では、オーストリアの首都、ウィーンで妊娠、出産することになった場合に、やるべきことと、第2回目までのムッターキントパスの検診の内容についてお話ししてきました。今回は、前回の記事に続いて、第3回目以降のムッターキントパスの検診の内容と、その流れについてご紹介していきたいと思います。

1.3回目の定期検診(18~22週)

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3回目の定期検診は妊娠18~22週。かかりつけの産婦人科で、問診と超音波検診が行われます。ここでは赤ちゃんの心機能(Herzaktion(ヘルツアクチオン)や、お母さんの羊水(Fruchtwasser(フルフトヴァッサー))の状態などがチェックされます。大体の赤ちゃんの大きさを教えてもらうことができますし、赤ちゃんのポジションによっては、もう男の子か女の子もわかるかもしれませんね。もしも、お医者さんが超音波で男の子か女の子か確認することができたら、「性別を知りたいですか?それとも生まれるまでのお楽しみ(Überraschung(ユーバーラッシュンク))にしておきたいですか?」と聞かれると思います。出産するまで性別を知りたくない人は、ユーバーラッシュンクにしたいと答えればよいですよ。

第2回と同様、体重測定や血圧測定、尿検査などもあります。今回の超音波検診は健康保険がきくので、費用を支払う必要はありません。

2. 4回目の定期検診(25~28週)

■産婦人科での検診

第4回目の検診は25~28週に行われます。1つは、かかりつけの産婦人科で行われ、今までと同様に、体重測定、血圧測定、尿検査があり、お医者さんの問診があります。超音波検査をする必要はありませんが、希望すれば有料で(筆者の場合は60ユーロでした)行ってもらうことも可能です。超音波検査では、赤ちゃんの位置や、動きなどを確認してもらうことができるでしょう。

■血液検査

この時期に、2度目の血液検査が行われます。1回目と同様、検査機関Labor(ラボーア)を訪れても良いですが、この検査はかかりつけの内科医でも行うことができるので、通いやすい場所を選ぶようにしましょう。予約と取る際にNücutern(ニュヒテルン)で来るように指示されると思いますが、これは検査12時間前から絶食、という意味なので、なるべく朝一番に予約を入れると良いでしょう。この血液検査ではヘマトクリット値や、ヘモグラビン濃度、B型肝炎に感染していないか、などが調べられます。

また、同時に経口ブドウ糖負荷試験(oGTT 75g Glukose)というテストも行われます。これは空腹時に、指に細い針を突いて採った血で血糖値を測った後、ブドウ糖水溶液を一気飲みして(とても甘いです!)、1時間後と2時間後に再び同じ方法で採血をし、血糖値を測るというテストで、妊娠糖尿病(Schwangerschaftsdiabetes(シュバンガーシャフツディアベ―テス)を早期に発見する目的で行われます。2時間以上病院に缶詰になることになるので、時間に余裕があるときに予約を入れた方がいいでしょう。

3.5回目の定期検診(25~28週)

かかりつけの産婦人科での、検診と超音波検診になります。内容は、今までの検診と変わりありません。今回の超音波検診は健康保険がきくので無料です。

4.6回目の定期検診(35~38週)

いよいよムッターキントパスの最後の検診になります。内容は今までと検診と変わりません。超音波検診はありませんが、希望すれば行うことができます。ムッターキントパスの最後の検診なので、質問や不安があるようでしたら、何でもお医者さんに聞くようにしましょう。

5.ムッターキントパス検診以外の検診や検査

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ここまでご紹介した、計6回の検診が妊娠期間中に行うべき全ての検診です。ただしそれに加えて、出産する病院で定められている検診や、任意で行える検査もあります。その中からいくつかの検査について、ご紹介しておきたいと思います。

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■Combined Test(コンバインドテスト)

11 ~14週に任意で行うことができる検査です。この検査は、超音波検査と血液検査からなり、この超音波検査はNackenfaltenmessung(ナッケンファルテンメッスンク)と呼ばれます。これはあかちゃんの首の後ろのむくみの厚さを測り、ダウン症の可能性を調べるものです。

血液検査は、母体血清マーカーを計測し、染色体疾患の可能性を調べます。羊水検査と違いリスクがないため、オーストリアでは多くの人が希望してが受けています。任意の検査なので、病院によって差はありますが200ユーロ程度の費用がかかるでしょう。ハイリスク妊娠など、お医者さんに検査が必要と言われた人や、妊娠した時点で35歳以上の人は、この検査は健康保険で支払われるため、個人負担はありません。

■Furchtwasseruntersuchung(フルフトバッサーウンターズーフンク)又はFruchtwasserpunktion(フルフトバッサープンクチオン)

15~17週に任意で行うことができる検査です。日本で言う羊水検査のことで、針で子宮から羊水を吸引し、その羊水に含まれる物質や胎児の細胞をもとに染色体や遺伝子の異常を調べる検査です。とても低いとはいえ、健康な赤ちゃんを傷つけてしまうリスクもある検査なために、Combine Testで異常が認められた人や、35歳以上の人で、特に希望する場合など以外では行われることはありません。健康保険でカバーされるため、費用の個人負担はありません。

■Organscreening (オルガーンスクリーニング)

20~24週に任意で行うことができる超音波検査で、主要な器官や内臓がきちんとできているかを確認する検査です。じっくりとエコーの画像を見ることができ、赤ちゃんの体の大きさを知ることができるので、ママにとっても楽しい検査になるのではないかと思います。費用は病院によって大きく差があり、90~250ユーロ程かかるでしょう。ハイリスク妊娠などで、検査が必要とお医者さんに言われた人や、妊娠した時点で35歳以上の人の費用は健康保険で支払われるため、個人負担はありません。

■Streptokokkenscreening(シュトレプトコッケンスクリーニング)

34週頃に任意で行うことができる、粘膜採取検査(Abstrich(アプシュトリッヒ)です。検査用の紙に粘膜を採取するだけなのですぐに終わるでしょう。病院によって差はありますが20~30 ユーロ程度の費用がかかるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?こうやって見てみると、妊娠期間中、結構病院通いで忙しくなりそうなことがわかりますね。次回からも、もう少し、ウィーンで妊娠期間にできること、そしてウィーンでの出産事情などについてお話ししていきたいと思います。

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