ドイツのスーパー/ドラッグストアで買えるもの・買い物の仕方 アジアショップで日本食も買ってみよう

ドイツ

果物や野菜など一見、売っている物は日本と変わらないドイツのスーパー

でもペットボトルがデポジット方式だったり、カートはコインがないと使えないなど、ドイツならではのルールがあるのです。

最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば簡単。スーパー以外にもドラッグストアをうまく利用する方法など、知っておくと便利なことをお伝えします。

日常の食料品はどこで買う?

ドイツには大手のスーパーがいくつもありますが、ここでは日本のお惣菜や食材を買うことができるREWE(レーベ)を紹介します。

赤文字が目印のスーパー、REWE

入り口にはこんな風に駐輪場があります。駐輪場を通り抜けた入り口では飼い主の買い物を待つ犬をしばしば見かけます。

カートを使うときにはコイン(1ユーロまたは2ユーロ)を用意しよう

買い物する際にはカートの使い方を知っていると便利です。REWE以外のスーパーも同じシステムです。
カートの置き場所にはこんなにたくさんのカートが置いてあるのですが、カート同士は全てチェーンでつながっています。ここでコインが必要となります。

カートの持ち手の右端手前にコインを挿入口があるので、そこにコインを奥まで差し込むとチェーンが外れます。カチッと音がするまでコインを入れると簡単にチェーンが外れます。

買い物を終えてカートを片付ける時はカートの持ち手の右端の先にチェーンの差込口があります。
最前列のカートのチェーンを自分が使っていたカートの差込口に入れると、先ほど挿入したコインが戻ってきます。

ごくまれに道端にカートが放置されているのを見かけますが、それを見つけた人が元の場所に戻しているようです。どうやら「きちんと片付けた人は放置した人が使ったコインを自分のものにしてよい」というルールが暗黙の了解で成り立っているようです。
因みにカート以外にも普通のかごも用意されており、こちらはコインを使わずに使えます。

飲み終わったペットボトル、ビール瓶、空き缶を返すとお金が戻ってくる

ドイツでは使用済みの瓶や缶にデポジットシステムが使われています。例えばスーパーでビールを買うと一本1ユーロちょっとなのですが、レジではこの値段にビール瓶のデポジット分である8セントが上乗せされて計算されるというシステムです。

どのスーパーにも飲み終わった瓶の返却コーナーがあります。返却するとレシートが出てきてこれをレジに持っていき、お金をもらいます。ふつうは1本や2本でなく、ある程度たまったら買い物ついでに瓶をまとめて持っていく人が多いです。

デポジット料金は通常はペットボトルは15セント、ビール瓶は8セント(瓶の形状によっては15セント以上のものもある)、缶は15セントです。

デポジットがつかないものもありますので、その場合はごみ箱に捨てましょう。

果物・野菜売り場:必要な分量だけ買う

果物・野菜売り場にはご覧のようなはかりが設置されています。最近は果物や野菜は「1個何ユーロ」という個数単位で販売されるものが増えてきましたが、1キロ単位で値段がつけられているものもあります。
例えば写真左端のトマト。1キロ2.49ユーロですが、1キロでは多すぎるので必要な分だけを選び、売り場に設置されているはかりで重さを調べます。

この場合は756グラムなので値段は約1.88ユーロになります。トマト以外にはバナナも必要な分だけ買えるように売られていることが多いです。

はかりに載せ、値札を自分で貼るスーパーもある

スーパーによってははかりに載せた後、商品名のボタンを押し、出てきた値札を自分で貼るシステムになっている所もあります。

写真はKauflandというスーパー。
バナナ3本で値段は57セント。商品名は通常、絵や写真で表示されています。

ドイツで日本食を食べたくなったら?

お寿司はドイツ人の間でとてもポピュラーな食べ物で、私が紹介したREWEKauflandでは、最近はお寿司やお惣菜も売られるようになっています。

その場でお寿司を作って売っていますので新鮮なお寿司を食べることができます。

値段は小さめのパックで約7ユーロくらい。お寿司の他には焼き鳥や餃子、枝豆やわかめサラダなども売っています。

アジアの食材はどこで買える?

REWEでは最近、アジアの食材も販売されるようになりました。

日本食では海苔、すし飯、しょうが、わさびなどお寿司の材料の他にそうめんやうどん、味噌売っています。

日本食の上にはトムヤンクンのスープなどが並んでいます。

お米はアジアショップで買った方が断然お得

本格的に日本食を作りたいならば、アジアショップの方が食材は揃います。代表的なお店はドイツ国内に何軒もチェーン店を展開するVinh-Loi(ビンロイ)です。ドイツで長期に生活するならば、お米は10キロ単位で買った方ががずっとお得です。

例えばベルリンのアレクサンダー広場近くにあるアジアショップ、ASIA MARKT(アジアマルクト)では日本米が多く販売されています。

イタリアやカリフォルニア産ではありますが、きちんと炊けば美味しいです。おすすめは「ゆめにしき」「NISHIKI錦」です。

アジアショップでは他にも納豆、お豆腐、油揚げ、醤油みりんなども売っていますので、きちんと日本食を作るならば、こちらで買い物をしましょう。

ドイツ人はオーガニック食品が好き

ドイツでは様々なオーガニック商品が売られています。環境への意識が強いドイツ人は食材などの安全性やモラルに対する意識もとても強いため、食材をすべてオーガニック商品で買っているという人もたまにいます。

BIOLADEN(ビオラーデン)BIODELI(ビオデリ)オーガニック商品の専門店です。値段は普通のスーパーの商品に比べるとどれも大体3割から5割増と少々高め。でもBIOLADENには大豆、小豆、そば粉などが置いてあるのでなかなか便利です。
写真はBIO-DELIですが、普通のスーパーでは見かけない珍しい野菜が買えるのは魅力的です。

一方、普通のスーパーでもオーガニック商品コーナーがあります。

写真はREWEです。この一角ではオーガニック商品だけが売られています。「BIO」とはオーガニックを意味します。値段は専門店に比べると安価です。

日用品はドラッグストアで買う。子連れならばDMがおすすめ

ドイツにはDMという大手のドラッグストアがあります。ドイツにはDMの他にROSSMANNMüllerなども各所にチェーン店がある大手の会社ですが、子連れの方に特に利用しやすいのはDMだと思います。

安価な日用品からブランド品まで

DMでは日用品のみならず、真空パックに入った食料品も売られています。卵や肉、魚などの生鮮食品は売っていませんが、パスタやパスタペースト、シリアルやジャム、保存パックの牛乳などはここで買うことができます。

値段は安価なものからブランド品までそろっています。例えば日本で人気のベレダの商品が置いてある他、化粧品も売っています。

DMではベビー用品が充実している

DMには写真のようにベビー用品が多数そろっています。新生児から3、4歳児の洋服まで買うことができます。写真左端のように、おむつ台も設置されています。

離乳食も充実しています。乳児の月齢毎にコーナーを設けてあるので便利です。

キッズスペースやおむつ台もある

上の写真のようにDMには必ずおむつ台が設置されていますが、お母さんにはちょっと嬉しいサービスが。何とおむつ台に置かれているおむつやウエットティッシュをただで使えるのです。
さらにはキッズスペースがあり、大人の買い物に付き合うのに飽きた子供達が遊んでいる光景をよく見かけます。

さらには授乳コーナーが設けられているチェーン店もあり、お母さんにとってはまさに至れり尽くせりのお店です。またミネラルウォーターの大型ボトルが置いてあり、自由に水を飲むこともできます。

ペイバックシステムでポイントを集めよう

日本と同様にドイツでも買い物をするとポイントが集められるお店はいろいろあります。中でも最も利用されているのはPAYBACKペイバックカードです。このカードに提携しているお店は多数あり、ここで紹介したREWEとDMは加盟店になっています。

ペイバックカードとクーポン券

DMで買い物をすると1ユーロにつき1ポイントREWEの場合は2ユーロで1ポイントが付きます。カードの所持者には定期的にポイントを倍増できるクーポン券が定期的に送られてきます。集めたポイントは現金にしたり、商品に変えることができます。

気を付けて!日曜日は閉店日です

DMとREWEの営業時間

先述の大手スーパーマーケットのREWEはベルリン市内のチェーン店は開店時間が7:00から8:00くらい、閉店時間は22:00から24:00くらいです。

DMの営業時間はベルリン市内のチェーン店は開店時間は7:00から9:00の間、閉店時間は20:30から22:00くらいとなっています。

もし買い損ねてしまった時はSPÄTKAUFと呼ばれるお店があります。意味は「遅い時間に買う」でその名の通り、日本のコンビニエンスストアのようなお店で駅前にあることが多いです。ただし品ぞろえが限られている上に値段が高め、果物や野菜の鮮度が低かったりとあまりお勧めはできません。

ガソリンスタンドのキオスクなどは24時間営業しています。

日曜日は閉店

ドイツでは日曜日はお店はやってません。キリスト教で日曜日が休息日となっていることから、日曜日に営業することは禁じられているのです。もっともこの規定が今日のライフスタイルにそぐわなくなっていることから、開店法に規制緩和が必要だという風潮は強くなっています。でもまだ法制化には至っていません。

一部の大手のデパートでは、例外的にクリスマス前などには日曜日にも数時間だけお店が開くことがあります。でも「日曜日はどこもお店は閉まっている」と思っていたほうが無難です。買い物は土曜日のうちにすませましょう。

飛行場や各都市の中央駅は曜日に関係なく乗客がいるため、これらに入っているお店は日曜日でも営業しています。私はベルリン中央駅から比較的近い所に住んでいるので、土曜日に買い忘れたものをこの駅のスーパーまで買いに行っています。
因みにレストランやカフェは日曜日でも営業しています。

お店の住所

ここで紹介したお店のアドレスを紹介します。

REWE  Invalidenstr. 158 · 10115 Berlin
Kaufland Karl-Liebknecht-Str. 13 · 10178 Berlin
ASIA MARKT Dircksenstr. 102 · 10178 Berlin
BIO-DELI Invalidenstr. 153 · 10115 Berlin
DM Invalidenstr. 119 · 10115 Berlin

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