ミャンマーのいろは!!初めてでも安心ミャンマーの基本情報

ミャンマー

アジア最後のフロンティアと呼ばれ近年観光に訪れる人が増えたミャンマー。
そんなミャンマーの知っておいて損がない情報をご紹介いたします。

基本情報

 

ミャンマー連邦共和国 英語名:Republic of the Union of Myanmar
1989年まではビルマと呼ばれ、日本でも「ビルマの竪琴」という映画でその名前を知っている人も多いかと思います。
国名はミャンマーになりましたが、言葉はビルマ語民族の一部もビルマ族として、ビルマの名はまだ残っています。
因みにミャンマー人はビルマと言わず「バマー」と発音します。

言語

ミャンマー語
識字率も80%と高く、イギリスの殖民地だった為小学校から英語の教育が行われており、英語での会話はほぼ可能です
外国人慣れしている為、英語で話しかけられることが殆どです。
また戦前日本兵との交流や日本で仕事をしていた人も数多く、日本語の話せる人もいます。特に日本語は漫画や音楽の影響でミャンマーでも人気で、日本語学校は他の言語よりも多くあるほどです。

人口

5,141万人(2014年9月)参照:外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/myanmar/data.html#section2
特に若者の人口比率が多く、日本へも留学や技能実習生で近年渡航する人を見かける機会が多いと思います。

国旗

黄色、緑、赤の三色に白い星が真ん中にあります。
ちなみにアウンサウンスーチさんが率いる政党「NLD」の党旗は赤です。

州&首都と民族

ミャンマーは主に7つの地方域(管区)と7つの州で成り立っています。
大多数を占めるビルマ族とその他少数民族を合わせると136の民族が過ごす共和国です。各民族共に特徴があり衣装や生活は大きく変わり各地域に旅行に行くと様々な文化に触れられます

首都

ミャンマーの中心地にあるネーピードという場所にあり各省庁があるが観光名所や商業施設は少ない為、旅行者は以前の首都ヤンゴンを中心に旅行をします。

民族

カヤー族

首長族で有名なカヤー族はタイとの国境近くの山間部に住み、ほとんどがクリスチャンです。

ワ族

近年は根絶しましたが、英国植民地時代は首狩り族として恐れられていたワ族はアヘン等の麻薬が以前は収入源でしたが、日本の援助によりそば粉の生産を始めミャンマー産のそば焼酎なども人気を博しています。

ナガ族

伝統的な羽や魚の骨などで派手な伝統衣装を着るナガ族はインドとの国境沿いに住んでいます。
近年では日本人のクラウドファンディングで伝説の長い楽器を復活させる動きがあるなど、日本とのつながりも深いです。

チン族

顔に刺青をする文化があるのがチン族です。
以前は近隣地域の奴隷になるのを避ける為に顔全体に刺青を入れる文化がありましたが、近年は減少しています。
高齢者等はまだ顔面に刺青がある姿を見ることができます。

カレン族

伝統衣装が華やかでかわいいのがカレン族です。
主に赤や白のストライプの入った衣装で独特の踊りをします。
ほとんどがクリスチャンですが一部仏教徒もおり、共存しているめずらしい民族です。

ラカイン族

バングラディッシュとの国境近くで織物文化が有名なラカイン族。
ラカインの織物はヤンゴンでも人気で、動物の絵柄が織り込まれた織物は、ミャンマー人だではなく外国人もお土産として買っていくほどの人気です。

 

気候と祝日

 

主に5~10月は雨期で一日中雨が降っており、地方のインフラが整備されていない地域は洪水が起きることもあるので気をつけましょう。
11月から4月は乾季でほとんど雨は降らず特に12月~1月は朝晩は冷え込みます
3月~4月は気温が最も高くなり40度に達することも多々ありますので、水分補給を怠らないように気をつけましょう。
一年を通じ北部、西部の山間は涼しく防寒着が必要な場合もあります。

 

ミャンマーはとにかく祝日が多いです。
色々な民族や宗教の祝日を国の祝日として定めています
特にミャンマーのお正月、水かけ祭り(ティンジャン)と言う長期連休があり、毎年変わりますが4月の13日から15日まで皆で水をかけあって一年の悪いものを流す習慣がありこの期間に町中にいるととにかく水を掛けられます。
特に湖などの近くだと放水機で掛けられ結構痛いです。(笑) そして水は汚いです。
この期間中はレストランやスーパーも休みですので旅行で来られる際は注意が必要です。

トラベル情報

日本からのフライト状況

主に海外からの渡航で利用する際の空港はヤンゴン国際空港が便利です。
成田からはANAが直行便が出ており約7時間のフライトです。
その他では名古屋や大阪などからは経由便でおおよそ10時間程度です。

全日本空輸(ANA)
日本航空(JAL)タイ航空コードシェア
ベトナム航空
キャセイパシフィック航空
マレーシア航空
エアアジア

ヤンゴンへは仕事で行く方が多く、成田からのANAの直行便は曜日を問わず混雑しています。
しかし機材が古い為、満足度は低いです。早く新しい機材を導入してもらいたいです。
経由便であればJALはタイ航空とコードシェアで機材も新しく名古屋や大阪方面の方はそちらを利用しています。
私は大阪からベトナムエアラインを利用しましたが、機材も普通でLCC並みの料金で預け荷物も付いていたので満足でしたが、トランジットの時間を見間違い10時間ホーチミンで過ごす羽目になったのは良い思い出です(笑)。
そして最近ではLCCでもミャンマーに行けるようになり、成田、羽田、大阪、博多からエアアジアや不定期ですがベトジェットも飛んでおり、日にちによってはかなり安く行けるになったのはうれしいですね!

時差

UTC(協定世界時)は+6:30。日本との時差は2:30です。
日本の時間に+2:30プラスすれば大丈夫です。

電圧

220Vでほとんどの物が日本と同じプラグで使用できますが、一部民家や事務所棟はBFタイプ等特殊なものもありますので、仕事で滞在する際は海外用変換アダプターを用意しましょう。

トイレ事情

日本のようにコンビニエンスストアなどにはトイレはなく、ショッピングセンターやホテルなどにはあります。
一部パブリックトイレがダウンタウンにあり一回200kyatとられますが汚い為、ホテルかショッピングモール等の利用をお勧めします

日本以外の国に言えますが、まず飲むことはできません
歯磨きもミネラルウオーターをお勧めします。
ホテルによっては浄水器がついている場合もありますが、性能はあまり高くなく口に入れるものはパッキングされた水をお勧めします。

通貨・お金事情

 

ミャンマーチャット(kyat)1ドル=1500kyatです。(2019年3月現在)一部のホテルやレストランではドルでの支払いもできるところはありますが、チェーン店やローカルのお店では全てkyatでの決済です。
ドルでの両替所は至る所にあり、銀行でもレートはあまり変わらないので気軽に両替はできます。
しかし日本円での両替が出来る所はかなり限られる為、日本からお金を持っていく際はドルを用意してくることをお勧めします。

クレジットカード

以前までは通信事情も悪く普及していませんでしたが、ここ数年は普通に使えるようになりました。
レストランやチェーン系のスーパーであればクレジットカードで決済可能です。
銀行系ATMも多数ありキャッシングで現地通貨kyatを手に入れることも可能ですが、一回の手数料で5,000kyatかかります。

物価

コーラは850kyat(60円),ビールは350mlで1300kyat(90円)と安いですが、輸入品はやや高く日本とさほど変わらない印象です。
ローカルの食事はチャーハン(タミンジョー)は2,000kyat(150円)からあります。
日本食レストランも30店舗ほどあり寿司や焼肉、チェーン店の一風堂や元気寿司もあります。チェーン店系のハンバーガーショップもたくさんあります。

消費税

商業税(commercialtax)と言い5%掛かります。
因みにレストランなどはServicechargeを10%~15%取られます。

お店の営業時間

朝はモヒンガーなどの麺料理屋さんは6:00から営業していています。
外国人が利用するカフェやレストランは11:30から22:00の営業時間がほとんどです。
ナイトクラブ等は深夜遅くまでやっていますが、学生の試験期間等は厳しく営業時間のチェックが入ります。

チップ

基本的にはチップの習慣はありませんが、マッサージやナイトクラブなどでは要求されることがあります。
しかし気持ちなのであげなくても、トラブルになることはありませんし強くは要求されません。

お土産

ミャンマーの名産品としてコーヒー豆、蜂蜜がありほとんどの方が土産として購入していきます。
また民族衣装ロンジーの布を利用してお財布やバックなど可愛い物もあり女子には人気です。
NGO団体がやっているお土産屋さんも人気があり、リサイクルや地方の貧困者支援で作っている物も有るので一度覗いてみてください。
http://pomeloformyanmar.org/

交通

 

ミャンマーの主な交通機関はバス、電車、タクシーです。
ヤンゴンなどの都市であればバス、タクシーなど充実していますが、電車はヤンゴンをぐるっと回り速度もかなり遅い為観光客の人はあまり乗りません。
一般的にはタクシー利用で英語でも通じ、中には日本語が話せるドライバーさんもいます。地方などではあまりタクシーがなくバイクタクシーが一般的です。
各々初乗り2,000kyat(150円)なので気軽に乗れると思います。
バスは主にヤンゴン市内か各地方に行く高速バスになります。
ヤンゴン市内のバスは一回200~500kyat(15円~35円)ですが、路線などは慣れないと分からないので、スマートフォンなどのアプリで英語版の物があるのでそのソフトを利用しましょう
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.searchmyanmar.yangonbus&hl=en_US

治安

 

日中は特に問題はありませんが深夜は野犬が多くなる為,繁華街以外の移動は気をつけましょう。
深夜もヤンゴン市内などは比較的安全で外国人も遅くまで遊んでいます。
しかし少数民族党が住む地方などは英語も通じづらく外国人慣れしていない為、あまり夜は出歩かないほうが良いでしょう。
モゴックなどの宝石の産地など一部政府管理区域があり、事前に許可を得ないと入域できない場所もあるので旅行会社等に確認しましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか?ミャンマーについて基本的なことを書いてみました。
旅行で訪れる際の情報を書きましたが、親日家で素朴な笑顔とおせっかいなくらいの人懐っこいミャンマー人に会いに来ませんか?
観光資源も豊富金箔で覆われたシュエダゴンパゴダ、古い寺院が並ぶバガン遺跡やアジアトップ10に選ばれたガパリビーチなど、素朴さと歴史を感じにぜひミャンマーを覗きに来てください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました