ブリュッセルでおいしい魚介と言えばココ!という店があります。その名もMer du Nord/De Noordzee、北海という意味です。店の名前がフランス語とオランダ語で2つあるというのがなんともベルギーらしいです。北海で取れた新鮮な魚介を気軽に食べられる魚屋直営の店を紹介します。
・Mer du Nord/De Noordzee
ブリュッセル市内に3店舗あります。
本店:Saint Catherine サン・カトリーヌ店
Rue Ste Catherine 45, 1000 Brussels
本店は魚屋があり、新鮮な魚を買うことができます。また魚介を使ったサラダなどのデリカの販売も行っています。
魚屋、デリカ:火曜から金曜 8時から18時、土曜は8時から17時(日月は定休日)
フィッシュバー:火曜から日曜 11時から18時
オイスター&サンドイッチ:火曜から土曜 11時から20時
Fishbar Luxembourg ルクセンブルク店
Rue de Luxembourg 62-64, 1000 Brussels
営業時間:月曜から金曜 10時から16時、木曜のみ22時まで(土日は定休日)
3年前にオープンした2店舗目です。ルクセンブルク周辺はビジネス街のため平日のみの営業です。
Les marolles レ・マロール店
Ascenseur de Marolles, Zwaardstraat 1, 1000 Brussel
営業時間:水曜から日曜 11時から18時
2016年9月27日にオープンした新店舗です。
サン・カトリーヌ店は立食のみですが、最高裁判所の横にあるレ・マロール店はテラス席、店内ともに椅子が完備されています。
・頼み方
注文しようとカウンターに行くと、まず名前を聞かれます。この時、間違っても長い名字を言わないようにしてください!必ず間違われあとで困ることになります。男性であれば「タカ」「マサ」など名前の一部を伝えると覚えてもらいやすいです。その後、注文し料金を先払いし、テーブルにつきます。料理ができあがると大声で名前を呼ばれます。難しい名前を言って間違われると、注文したものを受取ることができないので注意です!メニューはボードに書いてありますが、フランス語とオランダ語なので難しいです。フランス語のみ、オランダ語のみ、ということもたまにありますので、要注意です。店に行って困らないためにも、メニューに載っている魚の名前をお教えします。
メニューは調理方法の下に素材の魚介類が書いてあります。
”FRITURE”とは、魚介にパン粉もしくはバッター液の衣を付けてフライしたものです。
KIBBELING タラ
SCAMPI FRITTI エビ
MOULES FRITTI/MOSSELTJES ムール貝
CALAMARES イカ
EPERLANS/ZILVERVISJES 小魚
GARNAALKROKETTEN/CROQUETTES CREVETTES 小エビのコロッケ
”PLANCHA”とは鉄板焼きのことです。
TONIJN/THON マグロ
SAUMON/ZALM サーモン
BOUCHOT MOSSELEN/MOULES ムール貝
COUTEAUX/ZEEMESSEN マテ貝
SCAMPIS エビ
COQUILLES ST.JACQUES ホタテ
MAQUEREAU/MAKREEL サバ
サバの横に書いてある”POISSON DU JOUR/VIS VAN DE DAG”とは「本日の魚」という意味で、旬の魚を食べることができます。
”SOUPE DE POISSON/VISSOEP”は魚のスープのことで、寒い冬にはもってこいの一品です。
“HUITRES/OESTERS”は生牡蠣です。牡蠣のシーズンもムール貝と同じく”R”が付いている月だと言われていますので、冬はシーズン真っ最中!ミニマムの注文が6個です。
“ESCARGOTS/WULKEN”ツブ貝です。
店内には複数ボードがあり、書いてある内容が違ったりします。写真のメニューには載っていませんが、”BURGERS”バーガーもあります。
TONIJN/THON マグロ
POISSON/VIS 魚(白身魚だと思います)
CRABE/KRAB カニ
これらをバーガーのパテにして焼き、パンの上に乗せたものです。
他にも、
“FILET DE BAR/ZEEBAARSFILET”スズキのフィレ、
“SARDINES/SARDIEN”はイワシ、
“ESPADON/ZWAARDVIS”はメカジキ
“MAATJES”はニシンのことで、
行く時期によってはメニューに載っています。
飲み物はワインが2ユーロ台からあり、気軽に注文できます。ワイン以外にもプロセッコやシャンパン、ソフトドリンクもあります。
・人気のメニュー
行ったのが11月と寒かったため、ほとんどの人が注文していたのがスープです。魚介エキスたっぷりのトマトベースのスープは味が濃すぎることなく、日本人の口に合う味でした。小食の人だとこれだけで結構お腹がふくれてしまいます。これまたほとんどのテープルで見かけたのがエビのフライです。ぷりっぷりの引き締まった身にさくさくの衣が付いており本当においしかったです。5個入って1皿8ユーロとはベルギーでは破格です!行く度に注文しそうなおいしさでした。そしてオススメはホタテ、ということで食べてみました。濃厚で甘いホタテは、マッシュルームソースともとても合っていました。他の人気メニューとしてはやはりシーズン中の牡蠣です。牡蠣は苦手な人もいると思いますが、抵抗のない方は味わってみてください。是非食べていただきたいのがマテ貝です。細長い貝を初めて見た時には「何だコレ?」とびっくりし、食べてみるとそのおいしさにさらにおどろきました。今回は残念ながらショーケースに見かけませんでしたが、次回あれば食べようと思います。行く時間帯によってはメニューにあるものでも売り切れとなっているのでご注意ください。
・まとめ
格安で新鮮な魚介料理を出すということで大人気の店です。通常のレストランと比べると半額くらいの値段設定なので人気なのも当然です。ご飯の時間帯は常に混んでおり、長蛇の列ができます。レストランではないので前菜、メインなど気にすることなく、気になるものは何皿でも頼めるのがうれしいです。立食と言えど本格的な味ですので、ぜひ味わってもらいたいです。サン・カトリーヌ店は街中から一番近いため、特に週末は混んでいますので早めに行くことをオススメします!
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