ベルギーのクリスマスマーケットについて調べてみると、やはりブリュッセルが一番大きく、そして様々なイベントを開催していることが分かりました。12月なかばに行われるクリスマスパレードにはなんと15万人もの人がくるんだとか。2016年は日本とベルギー友好150周年という記念の年なので、日本と関連するイベントもあります。ブリュッセルのクリスマスマーケット必見です!
・基本情報
PLAISIRS D’HIVER/WINTER PRET(冬の不思議)
期間:2016年11月25日から2017年1月1日の間、毎日12時から22時まで開催。12月24日、31日は12時から18時までとなります。
会場:グラン・プラス、サン・カトリーヌ広場、モネ劇場の広場、証券取引所前(Bourse)、黒い塔(Tour-Noire)など。
オープニングショー:11月25日、17時45分からグラン・プラスにて行われます。
光と音のショー:11月25日から1月1日までの毎日、グラン・プラスにて1回15分のショーが行われます。月曜から木曜は17時から22時までの間、毎時00分から、金曜から日曜は17時から22時半まで、30分おきにショーがあります。
クリスマスパレード:12月11日の18時より、ロワイヤル広場(Place Royale)から始まり、ブリュッセルの街中をパレードします。毎年多くの人が集まるため混雑します。
ガイドツアー:証券取引所前に設置されている仮設小屋#BXLoveから始まります。約1時間かけガイドさんと一緒にブリュッセルの街中のマーケットを練り歩き、説明をうけながら雰囲気を味わうというユニークなツアーです。期間は11月25日から12月31日までです。
木曜18時から 英語もしくはフランス語
土曜14時から フランス語、オランダ語
土曜15時30分から 英語、フランス語
料金は1人6ユーロ、1ツアー最大25人までです。
予約は出発の30分前まで受け付けており、ホームページからも予約可能です。この場合、支払いはカードとなります。グラン・プラスにあるブリュッセル観光案内所、集合場所の証券取引所前#BXLoveでもチケットを購入可能です。
コーラス:”Singing Christmas Brussels”というイベント
11月26日から1月1日の間、土曜と日曜の15時からと17時から黒い塔(Tour-Noire)で開催しています。クリスマスの飾り付けに囲まれて聞くコーラスはとても雰囲気があります。
ダンスホール:12月16日の20時から20時15分まで、20時30分からと20時45分までの2回、グラン・プラスがワルツのダンスホールになります。
アイスリンク:11月25日から1月8日まで毎日11時から22時まで開いています。12月24日、31日は11時から18時まで、12月25日、1月1日は12時から22時までです。大人8ユーロ、12歳から17歳は7ユーロ、12歳未満は5ユーロです。スケート靴のレンタルが含まれています。
・日本記念イベント
2016年は日本とベルギー友好150周年ということで、ベルギー各所で日本の文化を紹介する記念イベントが行われてきました。その記念イベントのひとつがクリスマスマーケットで行われます。
折り紙ライト:11月26日から1月1日の間、毎日18時から22時まで30分ごとにサン・カトリーヌ広場で行われる、3Dプロジェクトマッピングショーです。日本の伝統である鳥居、桜、折り紙、そして葛飾北斎などからインスピレーションを受け、光と音を使って日本を表現したショーです。ベルギーのヴィジュアルアーティスト軍団”DROP THE SPOON”によるオリジナルの作品です。このイベントに伴い、サン・カトリーヌ広場では焼き鳥やおにぎり、たこ焼きなどの屋台が出ていました。熱燗もあり、寒い冬にはもってこいです。
・2つのショー
少し驚いたのはグラン・プラスには屋台が1つもないということです。あんなに有名な広場なのだから屋台だらけと思い行くと、グラン・プラスにあるのはスロバキアから持ってきた大きなクリスマスツリーと、キリスト生誕を再現した馬小屋のみでした。そのため日が暮れるとグラン・プラスは暗くなりますので、スリなどご注意ください。屋台がないことに当初は少し寂しいなと思ったのですが、光と音のショーが始まってみると納得しました。屋台がないからこそ、グラン・プラス全体でショーを堪能することができました。ショーでは音楽に合わせて、グラン・プラスを囲む市庁舎やギルドハウスなどをライトアップしていきます。四方どこを見ても美しいライトアップで、それは幻想的な世界でした。一見の価値ありです。一方の日本ベルギー友好イベントの一環である折り紙ライトは、サン・カテリーナ広場で行われます。正確には広場にあるカテリーナ教会にプロジェクトマッピングします。10分弱のショーは全体的によく出来ており、外国人が思い描く日本のイメージが表現されていました。鳥居から始まり、桜、富士山、浮世絵、竹林、扇子、東京タワー、鉄腕アトムなど懐かしいアイテムがたくさん出てきて見応えがありました。周りで見ている人たちからも歓声が上がっており、楽しんでいるようでした。広場にある日本屋台で売っているおつまみを片手にショーを見ていると、ブリュッセルにいることを忘れそうです。個人的には2020年の東京オリンピックを絡めてもらいたかったです。日本では盛り上がっていますが、ここベルギーでは日本でオリンピックが開かれることを知らない人が大半なのです。
・まとめ
ブリュッセルのクリスマスマーケットは屋台だけを見ると、まったくクリスマスに関係ないもの、様々な国のものが売られていたりと雑多です。ブリュッセルはEUの首都で普段から国際的なので雑多であることがブリュッセルらしさなのかもしれません。グラン・プラスとサン・カテリーナ広場のショー、パレードなどのイベントが盛りだくさんあり、とても楽しめるクリスマスマーケットでした。
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