ウィーン、ゴミの分別事情

オーストリア

ウィーンに住んでいると、マンションの玄関や中庭や地下室などに、巨大なゴミ箱を目にすることがあるのではないかと思います。このゴミ箱は、マンションの住人の共同のゴミ箱。ここに出されたゴミは、決められた日にゴミ収集車によってゴミ収集所まで運ばれて行きます。ゴミの分別の仕方は、各州によって異なりますが、今回はウィーンのゴミの分別方法についてお話ししましょう。

 

Altpapier(アルトパピーアー)

 

古紙のことです。赤いゴミ箱の蓋と、マークが目印。

アルトパピーアーのゴミ箱は、マンション専用のものが置いていることが多いですが、町中やごみ収集所でも見つけることができます。

[アルトパピーアーのゴミ箱に捨てることができるもの]

・新聞、雑誌、カタログ、パンフレット

・手紙、便せん(プラスチックの窓がついている便せんもそのまま捨てられます)

・ノート、本、電話帳

・段ボール

・紙袋、紙でできた箱(他の紙ごみで満たすか、潰してゴミ箱に出してください)

[アルトパピーアーのゴミ箱に捨てることができないもの]

・牛乳やジュースのパック(紙が加工されているため)

・チリ紙、キッチンペーパー、紙タオル

・汚れている紙、油を吸った紙

これらは、Restmüll(レストミュル)と呼ばれる、「燃やすゴミ」に分類しましょう。

  • 本を捨てる前に、、、

Mistplatz(ミストプラッツ)と呼ばれる大きなゴミ捨て所には、電話ボックスを改造した本の交換所があります。読み終わっていらなくなった本は、捨ててしまう前にそこに寄付するとゴミを減らすことができますよ!また、そこに置いてある本は、自由に持ち帰って構いません。

 

Biogener Abfall(ビオゲネル アプファル)

 

野菜や果物の皮や屑などのゴミです。

これらの有機ゴミからは質の高い土が作りだされます。ウィーンのミストプラッツでは、家庭菜園用に無料で有機ゴミから作り出された土を提供しています。

 

Metall , Dosen(メタ―ル、ドーゼン)

 

金属や缶のゴミです。青いゴミ箱の蓋とマークが目印。

ゴミ箱は、町中やミストプラッツで見つけることができます。

[メタール、ドーゼンのゴミ箱に捨てられるもの]

・飲料の缶、食品の缶詰の缶

・アルミホイール、金属製のチューブ、蓋、コップ、容器

・鍋、フライパン、金属製の食器

・工具、ケーブル、アルミニウムでできたコーヒーカプセル

[メタ―ル、ドーゼンのゴミ箱に捨てられないもの]

・ワックス、油が入っていた缶、スプレー缶

・洗濯機や食洗器、自動車などの大きな物

これらは、ミストプラッツに持って行って処分してもらいましょう。

 

Plastikflaschen(プラスティークフラッシェン)

 

プラスチックゴミです。リサイクルされます。黄色いゴミ箱の蓋とマークが目印。ゴミ箱は、町中やミストプラッツで見つけることができます。

 

Weißglas, Bundglas(ヴァイスグラース、ブントグラース)

 

ガラスゴミです。Weißglas(ヴァイスグラース)のゴミ箱には無色のガラスBundglas(ブントクラース)のゴミ箱には、色のついているガラスを捨てましょう。

[ヴァイスグラース、ブントグラースのゴミ箱に捨てられるもの]

・ワイン、ジュースの瓶。

・食料品が入っていた瓶

・小瓶

[ヴァイスグラース、ブントグラースのゴミ箱に捨てられないもの]

・食器、花瓶、陶器、コップ、電球、ハロゲンランプ、コルク

レストミュルに捨てましょう

・窓、板ガラス、ワイヤグラス、水槽、

ミストプラッツで処分しましょう

 

Restmüll(レストミュル)

 

日本でいう、「燃やすゴミ」のようなものです。ゴミ箱は、マンションの中庭などに専用のものが置いてあることが多いです。

[レストミュルのゴミ箱に捨てられないもの]

・爆発物、危険物

・木製のゴミ、タイヤ、電子機器、発泡スチロール、木、コンクリート、砂利、粗大ごみに属するような大きなゴミ

 

Sperrmüll(シュペアミュル)

 

粗大ごみのことです。大きなゴミを普通の燃やすゴミとして出してしまうと、ゴミ捨て場を占領してしまいます。また、ゴミ収集車でプレスすることもできないため、粗大ごみはミストプラッツに持って行くか、業者にお願いして回収してもらうことになります。

[粗大ごみを捨てる方法]

ミストプラッツに持って行く。家庭で出る常識的な量のゴミであれば無料で引き取ってもらえます。

市の回収サービスを利用して、家から回収してもらう・・・サービスはEntrümpelungsdienst und Sperrmüllabfuhr der MA48(エントリュンペルンクスディーンスト ウント シュペアミュルアプフーア デア エムエー アハウントフィアツィヒ)といいます。有料のサービスですが、屋根裏、部屋、中庭、地下室など、どこからでも直接引き取ってくれますし、面倒な手続きも必要がないため大変便利です。

サービス料は、捨てるゴミの量や種類、部屋の階数などによって異なりますがかなり安く設定されていますので、車を所有していない方や、重いものを持ち運びたくないという方にはお勧めのサービスです。

サービスの利用のためには事前に予約が必要です。

予約時間: 月曜日から金曜日7時から11時

電話番号: +43 1 734 52 95-48898

[粗大ゴミとして捨てるもの]

・マットレス

・じゅうたん

・ベッド、ガラス戸棚、ソファなどの家具類

・腐っていたり、焦げていたりする木

・窓、ドア

など

 

Problemstoff(プロブレームシュトッフ)

 

そのまま捨ててしまうと環境汚染の原因となったり、人や動物の健康に影響を与えてしまうようなゴミのことです。

[プロブレームシュトッフとして捨てるもの]

・電池(乾電池、ボタン型電池)、バッテリー(5kgまで)

・古くなった薬

・家庭用の注射器、針

・洗剤、染み抜き、スプレー缶

・ペンキ、ニス

・体温計など水銀を含むもの

・使用済みの食用油

など

[プロブレームシュトッフの捨て方]

3か月に一度、各区の決められた場所にプロブレームシュトッフを集める車がやってくるので、そこに捨てにいくことができます。車が止まっている時間は2時間のみなので、車が来る日と時間を確認してから行くようにしましょう。

ミストプラッツに捨てに行く

・市内に4か所あるプロブレームシュトッフ専用のゴミ捨て場に持って行く・・・2区に2か所と、6区と12区に一か所ずつあります。

 

まとめ

 

ウィーンでは、何曜日は何のゴミの日、と決まっているわけではなく、基本的にいつでも捨てることが可能です。その点では日本より気楽に感じるかもしれませんね。分別のルールを守って、綺麗で安全なウィーンの街を保ちましょう。

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