オーストリアでお買い物 スーパーマーケット編

オーストリア
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観光、留学など、オーストリアを訪れるきっかけや滞在期間は人それぞれですが、滞在中1度は訪れるのがスーパーマーケットではないかと思います。

スーパーでは、対面で品物を買う必要がないため、ドイツ語ができなくても安心して利用できますが、その反面なかなか欲しい物が見つけることができなくて困ってしまう、なんてこともありますよね。

今回はオーストリアのスーパーでの、お買い物テクニックについてお話しします。

ショッピングカートの使い方

日本のスーパーマーケットでは、腕にかけるタイプの小さな買い物かごがお店に備え付けられていることが多いですが、オーストリアのスーパーマーケットには、限られた店舗にしかありません。

オーストリアで買い物をする際、一般的に使われるのはショッピングカートです。ショッピングカートのサイズは、日本のものよりかなり大きく、お客さんが皆それを押していると、通り道がふさがれて動けなくなってしまうこともしばしばです。

さて、このショッピングカート。置いてある場所は、大抵の場合スーパーマーケットの外です。引き出してみようとして気づくと思うのですが、カートとカートは鎖のようなもので結ばれていて、単に引き出すだけでは使えないようになっています。それでは、どのようにして使ったらよいのでしょうか?

よく見て下さい。カートとカートが結ばれている鎖の左の辺りに、コインが入るような穴があるのが見えるでしょうか?

ここに、1ユーロ、または2ユーロコインを深く差し込んでみてください。ガチャンと鎖が外れて、カートが使えるようになります。

差し込んだコインは、再びカート置き場で、他のカートと鎖で結べば返ってきますが、力づくで引き抜くことはできません。

カートの持ち去りや、放置を防止するための対策としては、よくできたシステムだと思いますが、お客さんからしてみれば、たまたま小銭を持っていない時に買い物にきてしまったら、カートを使用することができないのですから、少し不便ですよね。

お買い物に行くときは、小銭を持って出かけるようにしましょう。

入口と出口は別!

オーストリアのスーパーマーケットを訪れてみると、入口と出口が別々になっていることに気づくでしょう。(入口はドイツ語でEingang(アインガング)と言い、出口はAusgang(アウスガング)と言います。)

入口には、まるで遊園地の入園口にあるような、矢印のついた自動扉が設けられていて、お客さんが入店するとすぐに閉まってしまう仕組みになっています。

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ショッピングカートを取ってくるのを忘れたり、欲しい物がスーパーになかったり、などの理由で、今来た入口の自動扉から逆流して店外に出ようとすると、万引き防止用のアラームが店内に鳴り響くので注意が必要です。

一度スーパーに入店したら、出るときは必ずレジを経由して出口から出てください。少し面倒ですが、何も買わなかった場合でも、レジを経由して出ていくようにしましょう。

 

対面式で商品を購入できるコーナー

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全ての店舗ではありませんが、店の中に対面式でパンや生鮮食品などを販売しているお店もあります。

ここではお店の人と会話をして、商品を注文しなければならないので、ドイツ語に自信がない場合には、ちょっと敷居が高いですよね。

でも、このコーナーには新鮮で豊富な種類のお肉やお魚が売っているので、勇気を出して是非活用してみてください。グラム売りなので、欲しいお肉やお魚を指さして、欲しい量を言うだけで大丈夫ですよ。

お肉のコーナーではその場でサンドイッチを作ってもらうこともできます。種類豊富なハムやチーズなどから自分の食べたいものを選び、パンにはさんでもらえば、安くてフレッシュなサンドイッチの出来上がりです。好みでケチャップやマスタード、ピクルスなどをつけてもらうことも可能です。

対面販売コーナーで注文したものは、その場でお金を払うのではなく、品物をレジまで持って行ってレジで会計してもらいます。

 

レジではカートから品物を全部出しましょう

買いたいものを全てショッピングカートに入れたら、レジに向かいましょう。オーストリアでレジのことはKassa(カッサ)といいます。

レジの台はベルトコンベアーのようになっています。この台の上に、カートの中の品物を全て出して載せます。

とても重くて台に載せるのが大変なものは例外で(大きな園芸用の土のパックなど)、そのようなものはカートに載せたままにしておいて、口頭で申告することもできます。

忘れてはならないのが、自分が買う品物を全て台の上に載せ終わったら、レジに備え付けられている区切り用の棒や札を置いて、次の人の品物と区切ることです。

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このようにして、次の人と品物を予め区切っておかないと、次の人の品物のバーコードまでスキャンされて料金を請求されてしまったりします。

慌てて「それは次の人の品物だから、その品物だけ返品させてください。」とお願いしても、オーストリアのお店の対応は、残念ながら日本のように丁寧でないことが多いので、返品させてもらえないことが殆どです。(万が一、そのようなことが起こってしまったら、次の人に品物の代金を払ってもらうしかありません。)

レジ袋は有料

オーストリアのスーパーマーケットでは、レジ袋は有料です。レジ袋はレジ台の下にかけてあり、紙やビニールなど様々なタイプの袋を選ぶことができますが、オーストリアの人は、買い物の際、大抵エコバッグを持参することが習慣となっています。

オーストリアのスーパーマーケットでは、店員さんがレジで商品をかごに入れ替えてくれたり、袋に入れてくれたりするようなサービスがありません。

バーコードを通された商品は、自分で再びショッピングカートに入れるか、レジ袋に詰める必要があります。かなりの速さで品物はバーコードを通されてくるため、スムーズに品物を入れ替えるようにしましょう。

 

営業時間と定休日

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オーストリアのスーパーマーケットの営業時間は、店舗によって異なりますが、朝は7時台から開いている所が多いです。

日本のスーパーマーケットと比べると、開店時間は少し早いですよね。閉店は平日なら19時~20時、土曜日は18時くらいの店が多いです。

ただし、この閉店時間は、店員さんがお店を片付けて帰る時間ですので、閉店時間の5分くらい前にお店に入ると、あからさまに嫌な顔をされたり、場合によっては入店を拒否されたりすることもあるので、買い物の時間は余裕を持って計画するとよいでしょう。

また、オーストリアのスーパーマーケットは、ごく限られた店舗を除いて日曜日と祝日はお休みです。お買い物を計画する時は、その日が日曜祝日でないか、必ずチェックするようにしましょう。

日曜日に、どうしても買い物をしなくてはならなくなった場合、ウィーン市内ではFranz-Josefs-BahnhofやPraterstern、Wien-Mitte、Westbahnhofなど、大きな鉄道の駅の中に入っているスーパーマーケットは営業しているので、そちらを活用するとよいでしょう

 

まとめ

たかがスーパーマーケットと言えど、ところ変わればルールやシステムも大きく変わるものですよね。

スーパーマーケットでは、日用品はもちろん、お土産になりそうな面白い品物も手ごろな値段で見つけることができるので、オーストリアを訪れる際には是非活用してみてくださいね。

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