天気が良い日は、子供とお散歩に行きたくなりますよね。すでに子供が歩き始めているのならば、公園に行って遊具で遊ばせてみたい気もするでしょう。でも、歩き始めたばかりの小さな子供が安全に遊べる公園って、ウィーンにはあるのでしょうか?今回は、ウィーンで小さな子が安心して遊べる筆者お勧めの公園をご紹介したいと思います。
Donaupark(ドナウパーク)
ウィーン22区にあるドナウパークは604,000㎡の広さを誇る広大な公園です。園内には白鳥が羽を休める池や、鴨が泳ぐ噴水、木々に囲まれた静かな散歩道やどこまでも続く野原があり、自然に溢れた環境の公園です。
園内の見どころ
園内には、ドナウトゥルム(Donauturm)と呼ばれる252メートルの高さの塔が建っており、入場料を払えばエレベーターで上ることが可能です。ドナウタワーには165メートルの高さにある展望台や、ウィーンの街を見渡すことができる絶景レストランがあります。
Donauturm
チケット: 大人7,9ユーロ 学生、シニア 6,9ユーロ 6歳から14歳の子供 5,7ユーロ
営業時間: 10:00~24:00
ミニSL Donauparkbahn(ドナウパークバーン)
夏季には広い園内を、ドナウパークバーンと呼ばれるミニSLに乗って走ることができます。その距離は、3,4km。一周すると約20分かかります。電車が大好きな子供は大喜びなこと間違いなしです。ドナウパークバーンには、「Rosenschau 」(ローゼンシャウ)、「Donauturm 」(ドナウトゥルム)、「Donau-City」(ドナウシティ)の三つの駅があり、どの駅でも乗降が可能です。何歳からでも乗れますが、ベビーカーの持ち込みはできませんので、ベビーカーがある場合は乗車する駅に置いておいてもらいましょう。
Donauparkbahn
チケット: 大人4ユーロ 子供2,5ユーロ
営業時間: 3月半ばから10月半ば 10:00~19:00
トイレ
テニスコートと駐車場の近くに2か所あります。
レストラン、売店、飲み水
中華料理レストラン、オーストリア料理のカフェバーなどあります。アイスクリームや飲み物が買える売店もあります。無料の飲み水もあります。
子供の遊び場
ドナウパークには広々とした子供の遊び場があります。遊び場は柵で仕切られているので安心して子供を走り回らせることができます。遊び場は1~3歳位までの小さい子供達に最適な遊具が置いてあるスペースと、それ以上の年の子供が楽しめる遊具が置いてあるスペースが区切られており、二つのスペースは木の橋で繋がっています。
小さい子供用のスペースには、踏めば綺麗な音が鳴る金属板や、滑り台、歩けない赤ちゃんでもゆりかごのように揺らすことができるかご型のブランコ、小さなジャングルジム、おままごとができる小さな木の家や砂場などがあります。木の机やイスも置いてあるので、ママやパパもゆっくり座って子供を眺めることができます。遊び場の中に飲み水もあるので、うっかり水を忘れてきてしまっても大丈夫です。
大きい子供用のスペースには、大きな滑り台やジャングルジム、回転するタイヤの遊具などダイナミックに遊べる遊具があります。
水遊びができる場所もあるので、服を汚される危険性あり。このスペースで子供を遊ばせるのならば着替えを持ってくることをお勧めします。
ドナウパークの遊び場の欠点を一つ挙げるとするならば、少し木陰が少ないところでしょう。夏は日差しが照り付けてかなり暑くなることがあります。暑さ対策をして行きましょう。
公園の入場は無料です。春には桜が咲く場所もあるので、お花見に行くのもよいですね。
Donaupark
住所: Donaupark, 1220 Wien
電話番号: +43 1 40008042
営業時間: 年中無休24時間
アクセス: Alte Donauから徒歩3分
Blumengärten Hirschstetten(ブルーメンゲルテン ヒアシュシュテッテン)
ウィーン22区にあるブルーメンゲルテンは、60,000㎡の大きな公園です。園内には様々な施設が入っており、大人も飽きることがありません。
パルメンハウス
園内には、温度が20度~30度に保たれている温室(Palmenhaus(パルメンハウス))があり、そこではエキゾチックな植物を鑑賞することができます。池の中に鯉が泳いでいるのも見ることができますよ。入場は無料です。
動物園
園内には、うさぎ、やぎ、羊、カメ、フクロウ、ヤマネコなどを見ることができる動物園があります。時間帯によっては、小動物と触れ合うことも可能で、子どもたちに大人気のスポットになっています。動物園の入場は無料です。
園内の見所
園内にはメキシコ風庭園や中国風庭園など、様々な国のテイストの庭園があります。大きな池や噴水、ビーチのような雰囲気の休憩所、小高い丘など色々な雰囲気を楽しむことができます。
ブルーメンゲルテンとはドイツ語で「花の公園」を意味します。その名前の通り、暖かい時期には色とりどりの花が咲き誇り、大変美しい場所です。夏に訪れれば、花に囲まれてロマンチックな結婚式を挙げているカップルを目にするかもしれません。
レストラン、売店、飲み水
園内には、ハムやパテののった黒パンなど、オーストリア風の軽食が食べられるレストランがあります。アイスクリームや飲み物を購入できる売店もあります。無料の飲料水もあります。
トイレ
動物園の近くにあります。とても清潔です。
子供の遊び場
ブルーメンゲルテンの子供の遊び場は柵で区切られていませんが、園内には車や自転車が走っていないので、特に危険はありません。
遊び場の遊具は、植物や昆虫などのモチーフで作られているものが多く、遊びながら楽しく自然について学べる仕組みになっています。
歩き始める前の小さな子供から小学生くらいの子供まで、安全に遊ぶことができます。
広い砂場の中に遊具が置いてあるコーナーもあるので、ブルーメンガルテンの遊び場に行くならば、砂遊びグッズを持って行くと良いかもしれません。
この公園の遊び場には、ほとんど木陰がありません。夏には太陽が照り付けてとても暑いので、帽子やサングラスなどの暑さ対策グッズを持参するとよいでしょう。
これだけの施設が揃って、入場は無料!動物園も温室も全部無料で訪れることができるので、丸一日いても飽きずに遊べるでしょう。
Blumengärten Hirschstetten
住所: Quadenstraße 15, 1220 Wien
電話: +43 1 40008042
営業時間: 夏季 火曜日~日曜日 10:00~18:00(6月~8月の金曜日と土曜日 20:00まで)冬季は温室のみ10:00~15:00(日曜日のみ18:00まで)
アクセス: Spargelfeldstraße/Rautenwegから徒歩1分
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