ウィーンの公立図書館を利用してみよう

オーストリア

外国語を上達させるために、とても有効な手段の一つに「本を読む」という方法があります。オーストリアでは、日本と違ってドイツ語の本を手にいれるために苦労をする必要は全くありません。本屋さんに行って、お気に入りの本を購入するのも良いですが、ウィーンの図書館はとても充実していますし、わずかな年会費を払ってしまえば使い放題です。是非活用してみてはいかがでしょうか?

 1. Haubtbücherei(ハウプトビューフェライ)

 

ウィーンの各区には、それぞれ公立の図書館がありますが、7区のBurggasse-Stadthalle(ブルクガッセ シュタットハレ)という地下鉄6号線の駅に直結している、ハウプトビューフェライと呼ばれる中央図書館はその規模も最大です。

32万3400冊の本と、4万9400点のCDやDVD、ブルーレイ等のメディア、627もの新聞や雑誌など、とにかく豊富なアイテムが魅力の図書館です。

2. 利用方法と貸し出し規約

 

■一日券と年間パスポートの値段

図書館の本や雑誌等を、図書館内で読むのはもちろん無料ですが、家に持ち帰りたければ利用料金がかかります。

基本の料金はこちら。

ユーロ 条件
一日利用料金

(Tageskarte)

24 25点まで4週間の期限。貸し出し期間延長は認められません。
年間パスポート

(Jahreskarte)

3,8 発行から一年間有効の図書館利用カード
割引年間パスポート

(Ermäßigte Jahreskarte)

3,8 基本24歳までの生徒、学生、徴兵中の人、低所得者のための一年間有効な図書館利用カード

ちなみに、18歳以下は無料で利用することができます。

■追加料金が必要なメディアと予約料金

これらの基本料金に加え、DVDやブルーレイディスク、ゲームソフト等のメディアは1点につき、1.6ユーロの貸し出し料金がかかります。

本やメディアを予約には1ユーロの料金がかかります。

■貸し出し規約

カード1枚につき、25点までの貸し出しが可能です。本やCDなどは期限が4週間、DVDやゲームなどは期限が2週間です。

そのメディアに予約が入っていなければ、最長6週間まで貸し出しを延長することが可能です。延長の申請は電話でもできますし、インターネットの個人ページで行うこともできます。

貸し出し期限を過ぎても返却しないと、1日につき20セントの延滞料金が発生するので注意するようにしましょう。返却日は、貸し出しの際に発行されるレシートや、インターネットで確認できます。また、返却日が近づいてくると、図書館からメールも送られてきます。

■ヤーレスカルテの発行方法

それでは、ウィーンで生活している人にとっても便利なヤーレスカルテを入手してみましょう。

エントランスホールの円形のカウンターに、何人か係員が座っていますが、申し込みカウンターはメインエントランスから見て一番奥、エレベーターの手前にあるEinschreibung(アインシュライブンク)と書いているカウンターです。

ここで、ヤーレスカルテに申し込みたいと係員に告げて、パスポートや滞在許可などの、顔写真付きの身分証明書を提示しましょう、そして名前や住所など、基本情報を用紙に記入します。14歳以下の子供用の無料カードを発行してもらいたい場合は、子供の身分証明書を保護者のサインが必要になります。

係員の方がカードを発行してくれるので、それを持ってメインエントランスの脇にある、自動販売機に行きましょう。カードに入っているバーコードを機械にかざすと年間パスポートの値段が表示されるので、表示された金額を払うとその日から1年間、図書館の本を利用し放題になります。

このカードはそれぞれの区にある区立図書館と共通のカードです。カードはどこの図書館でも利用することができ、借りだした本はどこの図書館でも返却することができます。

 

3. ドイツ語の本だけじゃない

 

ウィーン公立中央図書館には、英語をはじめとする外国語の本もたくさんあります。そして、驚いたことに、日本語の本も置いてあるんです。2016年現在、140点冊の小説などが貸し出されています。場所は、メインエントランスを入り、受付を通り抜けたあとすぐ左側、College 1の1aという棚です。

 

4. 音楽の都ならでは

 

ウィーン中央図書館には、たくさんの楽譜や総譜がそろっています。音楽を学んでいる学生さんにはとても嬉しいですね。しかも、楽譜の棚の近くには電子ピアノも備え付けられていて、図書館の利用カードを所持していれば、ヘッドホンをつけてこのピアノを利用することも可能です。楽譜の内容を音にして確認してみたい場合などにとても便利なので、是非活用してみてください。

 

5. 子供連れ、赤ちゃん連れにも優しい図書館

 

メインエントランスを入り、階段を上った先には子供の本コーナーがあります。子供や赤ちゃんに読み聞かせをすることができる安全な部屋もあるので、とても便利です。

ウィーンの公立図書館では、定期的に子供の本の読み聞かせのサービスを行っています。中には0歳の子供から参加できるコースもあるので、早い時期から本に親しみを持ってほしいと願うパパやママにはとても嬉しいサービスですね。読み聞かせだけでなく、一緒に歌ったりリズムをとったりして、小さい子供たちも楽しく過ごすことができます。このようなサービスには人数に制限があるので、図書館、または電話で申し込みをするようにしましょう。

このようなウィーン公立図書館の子供向けのサービスは「KIRANGO」(キランゴ)という名前で行われています。独立したインターネットサイトもあり、そこには子供向けのクイズや、ゲーム、図書館推薦の本、図書館による子供向けのイベントの案内、子供の読書に関する大人へのアドバイスなどの情報がたくさん載せられています。

KIRANGO公式ホームページ

http://www.kirango.at/

 

バーチャル図書館(Virtuellen Bücherei)

 

ウィーン公立図書館では、電子書籍やオーディオブックなどの、デジタルメディアの貸し出しも行っています。このサービスは、年間パスポートを持っている人ならば追加料金なしで誰でも利用することが可能です。また、1日券でも、券を購入したその日のみでしたら、メディアの貸し出しを受けることが可能です。

バーチャル図書館の利点は、わざわざ図書館に足を運ばなくても、家で簡単にメディアを借りだすことができること、また図書館の開館時間を気にすることなく、24時間365日いつでも利用することができることです。

1度につき10メディアまで同時に借りることができ、貸し出し期間は電子書籍なら2週間、オーディオブックならば1週間、週刊マガジンなら1日、日刊の新聞ならば1時間です。

 

Hauptbücherei am Gürtel

住所: Urban Loritz-Platz 2a, 1070 Wien 電話: 01 4000 84 500

営業時間:月曜日から金曜日11:00~19:00、土曜日11:00~17:00

アクセス: Burggasse-StadthalleまたはUrban Loritz-Platzより徒歩1分

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