アメリカへの旅行や引越しを控えている方にとって、英語は悩みの種かもしれません。大抵は片言でも何とかなるものですが、問題なのは、体調不良やケガなどの場合。
この記事では、ドラッグストアや医療機関に行った時、自分の体のことをスムーズに説明できるよう、「身近だけれど、ちょっと厄介な症状」や「薬の種類」を中心に、アメリカでの英語表現をご紹介します。他の英語圏エリアに行かれる方も、ぜひ事前準備のご参考に!
皮膚・口周り・目もと編
旅行や引っ越し先では、体が刺激に対して過敏になったり、反対に、免疫力が落ちたりして、肌や粘膜に痛み・かゆみが出てしまうことがあります。いずれの場合も、症状が小さいうちに対策を始めると、薬や休養の効果が出やすいようです。
じんましん | hives(ハイヴス) |
湿疹 | rash(ラッシュ) |
にきび | acne(アクネ) |
ひどい日焼け | sunburn(サンバーン) |
しもやけ | frostbite(フロストバイト) |
口唇ヘルペス
| cold sore(コールド・ソア) fever blister(フィーヴァー・ブリスター) |
口内炎 | canker sore(キャンカー・ソア) |
ものもらい | sty eye(スタイ・アイ) |
目の充血(充血した目) | bloodshot eyes(ブラッドショット・アイズ) |
蚊などの、かゆい虫刺され | bug bite(バグ・バイト) |
ハチなどの、痛い虫刺され | insect sting(インセクト・スティング) |
かゆい | itching(イッチング) |
ひりひりする・ほてっている | burning(バーニング) |
腫れている・むくんでいる | swelling(スウェリング) |
殺菌鎮痛作用のある口内炎薬。成分は、麻酔剤の「Benzocaine(ベンゾカイン)」20%、清涼感のある「Menthol(メントール)」0.25%、殺菌剤の「Benzalkonium Chloride(塩化ベンザルコニウム)」0.1%。
・アメリカで販売されている口内炎薬(oral pain relief:オーラル・ペイン・リリーフ)には、麻酔薬の成分、Benzocaineが入っているものも。痛みを和らげてくれる一方で、塗った場所の感覚が一時的に薄れるため、好みが分かれます。箱の裏面に書いてある成分表をチェックしましょう。
・「熱の花」などとも呼ばれる口唇ヘルペスは、唇の腫れやプツプツ・水ぶくれが特徴。一度ウイルスにかかると、風邪を引いた時や疲れた時に繰り返し表れて厄介です。ウイルスの増殖を抑え、症状を鎮める塗り薬(cold sore cream)が、口内炎薬、風邪薬、リップクリームなどのコーナーに置いてあります。
・じんましんには、塗り薬や、花粉症などにも使われるアレルギー薬(商品名:Zyrtec、Allegraなど)で対処を。ドラッグストアでも入手できます。
風邪・アレルギー編
旅行先での風邪や花粉症は、日本にいるとき以上に辛く感じられるもの。適度に症状を和らげて、体力の消耗を防ぎましょう。
発熱 | fever(フィーヴァー) |
寒気、震え | shiver(シヴァー) |
咳 | cough(コフ) |
くしゃみ | sneeze(スニーズ) |
喉の腫れ | sore throat(ソア・トロート) |
頭痛 | headache(ヘドエック) |
鼻づまり | stuffed nose(スタッフト・ノーズ) |
鼻水 | runny nose(ラニー・ノーズ) |
涙目 | runny eyes(ラニー・アイズ) watery eyes(ウォータリー・アイズ) |
目のかゆみ | itchy eyes(イッチー・アイズ) |
炎症 | inflammation(インフラメーション) |
アレルギー薬の錠剤。ラベルの上部には「Non-Drowsy(眠くならない)」という文字が。「Claritin(日本名:クラリチン)」と同様の成分が入ったもの。
別のアレルギー薬。こちらは「Zyrtec(日本名:ジルテック)」と同様の成分。
ドラッグストアでは、風邪薬コーナーの近くなどに、アレルギー薬(Allergy Relief:アラージー・リリーフ」のコーナーがあることが多いようです。
ケガ・筋肉痛・ねんざ編
海外への移動や荷物の持ち運びは、なかなかの重労働。ちょっとした痛みは、旅の高揚感のおかげで忘れられることもありますが…悪化しそうな場合は、早めに手当てをしましょう。
切り傷(小さいもの) | cut(カット) |
切り傷(深くて長いもの) | gash(ガッシュ) |
すり傷 | scrape(スクレイプ) |
打撲、あざ | bruise(ブルーズ) |
ねんざ、突き指 | sprain(スプレイン) |
筋肉痛 | muscular pain(マスキュラー・ペイン) sore muscle(ソア・マッスル) |
寝違えた、首をひねった | twisted neck(トウィステッド・ネック) |
やけど | burn(バーン) |
骨折 | fracture(フラクチュア) |
ひねった | twisted(トウィステッド) |
折れた | broken(ブロークン) |
筋肉痛になっている | sore(ソア) |
腫れている・むくんでいる | swelling(スウェリング) |
膿んでいる、ジクジクしている | weeping(ウィーピング) |
チクチク感、刺さるような痛み | prick(プリック) |
抗菌剤入り(antibacterial)の絆創膏パッケージ。布製(fabric)で、耐久性が高い(heavy duty)タイプ。
・絆創膏などの中には、消毒薬つき(antiseptic:アンタイセプティック)の商品も。傷がなかなか治らない、ジクジクしているといった場合におすすめです。
薬の種類編
・痛み止めや解熱剤は、規定量を服用すると効き目が強すぎると感じられることも。気になる方は、カプセルタイプよりも、量を調節できる、錠剤・粉薬・シロップタイプのものを選びましょう。
飲み薬などの種類
錠剤 | tablet(タブレット) |
カプセル | capsule(キャプスル) |
シロップ | syrup(スィラップ) |
粉薬 | powder(パウダー) |
トローチ | troche(トロウキ) |
咳止めドロップ、咳止め用のど飴
| cough drops(コフ・ドロップス) lozenge(ラズィンジ) |
解熱剤 | antipyretic(アンタイパイレティック) |
痛み止め | painkiller(ペインキラー) |
抗生物質 | antibiotics(アンティバイオティックス) |
スポーツドリンク、アイソトニック飲料 | isotonic drink(アイソトニック・ドリンク) |
経口補水液 | Oral rehydration solution(オーラル・リハイドレーション・ソリューション) |
のど飴(cough drops)。清涼感や消炎効果が欲しい場合は「soothing」と書かれたものを。「sore throat(喉の腫れ)」、「cough(咳)」などのキーワードにも注目。
塗り薬・貼り薬などの種類
軟膏 | ointment(オイントメント) |
クリーム | cream(クリーム) |
液体 | liquid(リキッド) |
目薬 | eyedrops(アイドロップス) |
包帯/絆創膏 | bandage(バンデージ) |
冷湿布 | cold pack(コールド・パック) |
温湿布 | hot pack(ホット・パック) |
鼻スプレー | nasal spray(ネイザル・スプレー) |
口内スプレー | oral spray(オーラル・スプレー) |
薬の効能・特徴
眠くならない | non-drowsy(ノン・ドラウズィー) |
速効性 | rapid-acting(ラピッド・アクティング) quick-acting(クイック・アクティング) |
長く効く | long-acting(ロング・アクティング) |
長く残る/長持ちする | long-lasting(ロング・ラスティング) |
痛みや腫れを和らげる
| soothing(スージング) relieving(リリーヴィング) |
抗菌 | anti-bacterial(アンタイ・バクテリアル) |
殺菌、消毒 | antiseptic(アンタイセプティック) |
まとめ
旅行や引っ越しは、無事に済ませられるのが一番ですが、もしものことがあった時には、ぜひ上記の表現リストをご活用ください。
なお、英語の横のカタカナ表記は、あくまでも参考です。現地で説明する場合には、実際の英語表記を相手に見せることで、より伝わりやすくなるかと思います。
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