大阪城の玄関口でもあり、NHKや大阪府庁を始め、オフィスや官庁の多く点在する谷町四丁目(通称:タニヨン)。オフィス街という土地柄、コストパフォーマンスに優れたランチスポットがたくさんあります。今回は、ここ谷町四丁目周辺でおすすめのランチスポットを3軒ご紹介します。
タイ食堂RAK
まずは、本町橋近くのタイ食堂RAK。本町通に面していて、かわいいブルーの看板が目印のタイ料理店です。
店内は、カウンターがメイン。昨今のパクチーブームでか、ランチタイムにはウエイティングも見られます。
ランチメニューは、いずれも800円~850円。
タイカレー、ガパオライス、トムヤムヌードル、カオマンガイ、パッタイなど、おなじみのタイ料理がラインナップ。
その中で、聞き覚えのないものが1つ。クウェッティオヌードルをオーダーしてみました。
クウェッティオヌードルとは、タイラーメンのこと。細めの米粉ヌードルに、サラダとライスがついてきます。
麺は中ぐらいの太さ、あっさりとしたスープに野菜やひき肉などの具がたっぷり。残ったスープにライスを入れ、雑炊風にして平らげます。出汁の旨味が十分に感じられ、お味もボリュームも大満足です。米粉にライスということで、食いしん坊さんにはピッタリ。
平日ランチタイム数量限定の、お持ち帰りカオマンガイはワンコイン500円ととてもリーズナブル。
タイ屋台の人気メニューをご自宅やオフィスでも楽しめます。
ランチタイムはラストオーダーが15:30と、出遅れたランチの時に便利ですよ。
夜には1500円の定食メニューがあり、メインと副菜に、アルコールドリンクが1杯ついてきます。一人暮らしの方にはうれしいですね。
タイ食堂RAK
大阪市中央区本町橋2-22
06-6945-8355
Fujiya
次は、美味しい洋食がいただけるFujiya(フジヤ)。
すぐ近所のFujiya1935はミシュラン三ツ星のスペイン料理店。そのオーナーシェフのお父様が開いているのが、こちらの洋食店です。
山吹色の瀟洒な外観です。中は山小屋風の天井で、ウッディなインテリア。カウンター席の奥にテーブル席がいくつかあります。訪問時には満席でしたが、10分も待つと1席空きました。
ランチメニューは、とんかつやハンバーグ、ビーフカレーなど正統派洋食屋風のメニューがメイン。
この日の日替わりランチ(850円)は、三重産カキフライとハンバーグです。こちらをオーダーしました。
ライスと赤だし、香物がついてきます。ハンバーグはぽってりとした形成で、お肉をずっしりと感じます。肉を食べていると実感できるハンバーグです。脂身はどちらかというと少な目ですね。デミグラスソースもえぐみがなく老舗風のよいお味です。
カキフライは2つ。大きな牡蠣は、とてもクリーミーです。ほどよい厚みの衣は牡蠣の柔らかさと対照的で、お口いっぱいに海の香りが広がります。
たっぷりのエノキが浮かんだ赤だしの中からは、まさかのハマグリが1粒。こういった所に人気店となっていく秘密があるのでしょう。
カウンター内の料理人達の動きも小気味よく、職人気質を気取るふうでもなく、たいへん気持ちの良いお店でした。
Fujiya
大阪市中央区槍屋町2-2-1
06-6941-7283
Kamekichi・bistro
3軒目は、Kamekichi・bistro(カメキチ・ビストロ)。OLさんに人気のお洒落なビストロです。
外にはかわいいグリーンが飾ってあり、心が和みます。
こちらも、コスパ良し味良しと人気で、いつも開店前には一番乗りに入ろうと待つ人が多いんですよ。
ランチは1種類のみ。
サラダ、パン、メイン、コーヒーがついて1000円という親切なお値段。
まずはサラダ。シャキっとした葉野菜にトマト、キャロット・ラペと、サラダから手抜きのないクオリティです。ドレッシングも酸味と塩気にメリハリがあり美味。パンはバゲットで、皮はカリっと中はモッチリとしています。
メイン料理は鶏肉や豚肉が多く、この日は鶏もも肉のポワレ バター風味のトマトソース。
クリーミーなマッシュポテトが敷かれた上に、皮をパリパリに焼き上げた、ジューシーなチキンが盛られます。トマトソースは濃厚ですがスムース。厚みのあるチキンをナイフでカットすると、じゅわっと肉汁があふれます。
店内は広くありませんが、ゆったりしたカウンターの後ろに2人がけ席が数卓、奥には4人がけテーブルも。おいしい食事の後は、コーヒーをゆっくりいただきます。
こんなに美味しいビストロ料理がこのお値段でいただけるなんて、ちょっと嬉しくありませんか?
kamekichi bistro
大阪市中央区槍屋町1-3-13
06-6947-0063
いかがでしたか?スパイスカレーの聖地としても知られる裏谷四ですが、カレー以外のジャンルでも元気なお店がいっぱいです。ぜひ一度、足を運んでみて下さいね。
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