タイに旅行したい。でもお金も時間もない、というときには、迷わずタイ料理を食べに行きましょう。一歩お店に入ると、そこは異国情緒あふれる空間。手軽に旅行気分を味わうことができますよ。
アジアン情緒全開のお店から、タイおたくの店主が営む路地裏のお店まで、大阪市内で話題の3軒をご紹介します。
タイ政府お墨付きレストラン★ファー・タイ
FaaThai(ファー・タイ)とは、「タイの空」という意味のタイ語。ビジネス街北浜と堺筋本町の間にあり、タイ政府より、タイセレクトに認定されているレストランです。古くからあって大阪のタイ料理店としては、老舗の部類に入るのではないでしょうか。入口では人力三輪自転車のサムローや、手を合わせたタイ人形が出迎えてくれます。
11:30を過ぎると、近隣のオフィスワーカーで席が埋まっていきます。
厨房にはタイ人シェフが見えますので、現地寄りのお味なのでしょうか。
こちらのランチセットは900円。2種類の麺から1品、3種類のごはん類から1品を組み合わせます。
麺はトムヤムビーフン、ごはんは日替わりカレーをお願いしました。
この他には、麺は汁ビーフン、ごはんはカオパットというタイ風焼き飯、日替わり丼から選べて、春巻きやサラダなどのアラカルトを追加することもできるんですよ。
モリモリ食べるぞという日にぴったりのランチです。炭水化物たっぷりでしょう。
イエローカレーはココナッツの甘さがマイルドな風味です。一口サイズのジャガイモと、鶏肉と思いきや豚肉が具材です。タイ米とよく合うカレーです。
一方、トムヤムビーフンはもちろん辛いのですが、中辛程度で飲みやすく、酸味もほどよく効いています。麺は歯ごたえが感じられる固めの茹で具合。残ったスープにご飯を入れ、雑炊風にして最後までいただくと、汗だくになってしまいました。
混んではいますが、食後のコーヒーでもいただきながら、ゆっくりできそうな雰囲気です。タイ人スタッフのフレンドリーな日本語も好印象でした。
FaaThai
大阪市中央区淡路町2-1-10
06-6223-1533
タイの家庭料理を味わえる★アロイ・ヤタイ
さて、2軒目のAroi Yathai(アロイ・ヤタイ)は谷町四丁目のグルメビルに入るタイ料理店。カウンターがあり、アットホームな雰囲気です。タイ人のシェフと元気いっぱいのママさんお二人で営むお店。
ランチメニューは、
カオマンガイやガパオライスなどタイ料理の定番のほか、豚足煮込みのカオカームや、チキンの炒め物ガイパッポンなど、耳なじみのないメニューもあります。
とても気になるのですが、マッサンマンカレーのランチをいただきました。
大きなトレイに色々とのっています。
スープには、豆腐やきくらげ、にんじんなどが煮込まれていて、タイ家庭料理のお味なのでしょうか、薬膳風で美味です。皮がカリッとした2切れの春巻きと、ざく切りの野菜サラダ、一口デザートが付いて来ました。
マッサンカレーはジャガイモと鶏肉を煮込んだカレー。とあるアメリカの人気サイトの企画で、「世界で最も美味しい50の料理」の1位に選ばれたことで有名になったカレーです。ちなみに8位にはトムヤムクンがランクイン。タイには美味しい料理が多いことがわかりますね。
さて、こちらのマッサマンは、ややさらりとしていてココナッツの甘味は弱め。固めのジャガイモとホロホロのチキンがたっぷり。ボリューム満点で、おなかいっぱいになりました。
常連さんが多く、アットホームな雰囲気。どのランチもとてもヘルシーで、タイの本当の家庭料理を味わうにはぴったりのお店ですよ。
Aroi Yathai
大阪市中央区内本町2-3-8
050-5868-1022
路地奥でいただく絶品ガパオ★チャイラオ
最後にご紹介するのは、北浜にあるチャイラオ。国の有形文化財に指定されている青山ビルに入っています。蔦におおわれた素敵な外観のビルと聞いていましたが、訪れてみると何やら怪しすぎる雰囲気。タイとラオス料理の居酒屋さんです。
奥に厨房があり、通路を挟んで両側のカウンター席のみ。配膳はしにくそうな配置です。しかも日本人店主お一人で切り盛りされています。
テレビモニターには、タイのメロドラマ。現地に来たみたい。タイ語はわからないけれど、観てしまいます。
ランチメニューが何種類かありますが、
ミニガパオライスとパッタイのセット(1000円)をいただきました。
細切りキャベツのサラダや、ぶどうのジュースもついてきます。
では、パッタイからいただくとしましょう。
麺は柔らかすぎず、歯ごたえを残してくれています。干し海老やナッツのカリカリ感がいいですね。パッタイは各店それぞれに独特の味付けがありますが、こちらの味付けは日本人好みのあっさり系で、とても食べやすく感じます。
続いてミニガパオライス。粗びき鶏挽肉の炒めものがたっぷりと、タイライスの横に添えられ、黄身半熟の目玉焼きが乗っています。
炒められたバジルは原型をとどめてはいませんが、たくさん入っていることに驚き。
甘辛の味付けで、なんとも美味しい。こんなに美味しいいガパオライスは初めてです。
添えられたパクチーは、青々としていて大きくて香りもいい。大盛りのリクエストにも応えてくれるようです。太っ腹ですよね。
そしてバニラアイスのデザートまで。
いただいている最中に、宅配便がやって来ました。タイ食材店から届いたであろう荷物を、ご主人が少し見せて下さいました。タイライム「マナオ」の冷凍パックを指し、「これがないとダメな料理があるんですよ。レモンでは代用がきかない」と。
ご主人のタイ料理に対するマニアックさと愛情が感じられ、たいへん印象的でした。
チャイラオ
大阪市中央区伏見町2-2-6
06-6231-8494
まとめ
いかがでしたか?
日本人好みにアレンジされるお店や、現地の味を大切にされるお店など、お味はさまざまですが、パクチーやレモングラス、ココナッツミルク、ナンプラーなどのタイ食材には、異国情緒たっぷり。プチトリップを体験できますよ。
エスニック料理は、女性に大人気と思われますが、じつは男性にも大人気なんです。どのお店も男性客が目立ちました。
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