北新地といえば大阪を代表する繁華街。少し敷居の高いイメージはありませんか?
ところが、北新地は堂島や肥後橋、西梅田というビジネス街に隣接しているため、ランチ営業する人気店が多いのです。
今回はその中でも選りすぐりのお店をご紹介いたします。
はまじま
まずは、堂島浜にあるはまじまさん。三重の伊勢志摩地方にある浜島町。ここで獲れる新鮮な魚介を炭火焼でいただけるお店です。
木造の引き戸をあけると、囲炉裏から炭火の香りがします。和風の
2階には堂島川をのぞむテラス席があります。対岸をのぞむ川床からの景色は最高です。夜景も素敵でしょうね。
ランチタイムで人気なのが、海鮮丼をはじめとする丼もの。
爆弾丼やイクとろ丼など、気になるメニューが多かったのですが、イカ漬けイクラ丼(1100円)をいただきました。
出て来た瞬間に、心の中で歓声が上がります。
イカが見えないくらいのイクラの上に、とろろとうずら卵がかかっています。いただくのが勿体ないとさえ思わせてくれます。
卵をつぶし、軽く混ぜ、早速一口いただきます。イカはアオリイカで、甘味の中にもほどよい噛みごたえがあります。とろろは擦りおろしではなく、みじん切りのようでシャキっとしています。イクラは一粒一粒が大きく、はじけそうな食感。大葉のさわやかな香りもアクセントとなっています。
すべての丼には、味噌汁とメカブがついてきます。
お味噌汁もやさしいお味で、あおさのりやカニの脚などが入っており、海辺を思わせます。
メカブもスーパーのメカブとは色も食感も違います。本物のメカブですね。
さて、各テーブルにこのような案内があります。
いわゆるネコマンマのススメ。せっかくですので挑戦。写真はあえて撮りませんでしたが、漁師さんのまかない飯、最後まで美味しくいただきました。
丼ものの他にも、鮭ハラスや鯖などの囲炉裏で焼いてくれる炭火塩焼き定食があり、男性客に人気です。
はまじま
大阪市北区堂島浜1-1-8
06-6343-0001
榮屋
さてお次は、割烹の榮屋(さかえや)さんです。御堂筋から上通りを入った雑居ビルの2階にある、全席7席の小さなお店です。
メニューは、榮屋膳(1000円)のみ。炊きこみご飯と、4種類のおかず、一口のデザートがつきます。
L字カウンターの中のご主人は、何とも手際よく、個々のお皿を盛り付けていきます。
香りのよいおしぼりで手を拭き、お料理を待ちます。
この日は、まぐろのお造り、豆腐の昆布蒸し、鯖の塩焼き、茄子の田楽、お味噌汁、鯛めしでした。
次々とカウンターにお皿が並べられていきます。
炊き立てを食べてもらいたい、と小さな炊飯器で少しずつ炊くご飯はお代わり自由。粒の立ったつやのあるご飯はついついお代わりをしてしまいます。お造りも新鮮。焼き鯖も小ぶりではありますが脂が乗っていてどこを食べても美味です。どうりでご飯が進むわけです。
最後には一口デザートがつきます。小豆の葛羊羹のようなもの。もっちりとした食感と上品な甘さで締めくくります。
これだけの品数があるにもかかわらず、一品一品その場で作っていくご主人の手さばきに見惚れながらの楽しいお食事タイムでした。
榮屋
大阪市北区堂島1-2-30
06-6342-0019
アリラン亭
お次はアクア堂島ビルにあるアリラン亭さん。本格的な韓国料理店です。
エントランスでは、愛嬌のある2体の石像「トルハンバン」が出迎えてくれます。
とても広く落ち着いた雰囲気の店内。奥にはお座敷席もあります。
お昼の定番メニューの中から、豆腐チゲ(950円)をいただきました。
辛いものの、とても食べやすいキムチはお代わり自由。ご飯もつきます。
グラグラと煮立った鉄の器がやってきました。
混ぜてみると、豆腐の他に生卵、牡蠣、あさり、有頭えびなどの魚介、それに野菜がタップリ入っています。生卵のつぶしどきを画策しながら、スープを一口。魚介の旨味が閉じ込められていて辛旨。辛いもの好きの方には感動のおいしさですよ。熱さと辛さで汗が噴き出てきます。少しずつご飯を入れながら、時間をかけていただきました。
具材だけ見るととてもヘルシーなんです。女性に人気のあるメニューのようですね。
お昼のランチメニューでは石焼ビビンバ、豆腐チゲなどの定番メニューに加え、日替わりでホルモンチゲ、ソルロンタン、冷麺、プルコギ定食などがいただけます。ボリュームもあり、元気を出したい日のランチにピッタリですよ。
アリラン亭
大阪市北区堂島浜1-4-4
06-6345-2939
北新地のランチスポット、いかがでしたか?
いずれのお店も12時を超すと近隣の会社員、OLさんで満席になる人気店です。
北新地にはお寿司やビストロなど、まだまだ驚きのランチスポットがたくさん。いずれまたご紹介させていただきます。
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