タイ料理と同様、ベトナム料理も日本では大人気
フランスや中国の統治下にあった歴史もあり、それぞれの特色を融合させたお料理は、比較的日本人にも好まれるものが多いんですって。
ニョクマムやパクチーなどの食材からは、アジアンテイストを存分に楽しめますよ。今回は、アジア大好き女子に人気の3店をご紹介します。
オフィス街のベトナムリゾートCAM ON
淀屋橋と北浜の間にあるCAM ON(カムオーン)は、素敵なベトナムレストラン。
広々とした空間はベトナム風インテリアでまとめられていて、とてもオシャレです。
天井も高いですよ。
何種類かあるランチから、ベトナム汁麺+ベトナムごはんランチをいただきました。
汁麺も、フォーをはじめ、10種類近くの中から選びます。ブンボーフエ(辛い肉うどん・880円)をお願いしました。初めて耳にするメニューです。
こちらがボンブーフエ。お姉さんは「そんなに辛くない」と言っていたのですが、だまされました。熱々なスープは結構な辛さでビックリ。牛肉は甘辛くよく煮込んであり、とても柔らか。太目の麺は見た目以上に弾力があり、つるんつるんと進みます。
この日のベトナムごはんは、甘辛く炒められた豚ひき肉がのったそぼろごはん。
麺が辛いので、この甘さはうれしい。ニョクマムの香りもグッドです。
デザートは、もち米とコーンのココナッツミルクがけ。タイやベトナムでは、もち米をこんな風にデザートとして使うんですね。優しい甘さと、モチモチした食感に感激です。
奥は中二階席があり、とてもエキゾチックな雰囲気。夜はもっとムーディーになりそうです。スタッフのアオザイも素敵でした。
CAM ON
大阪市中央区高麗橋2-4-6
06-4708-5759
ベトナムの大衆屋台を思わせるアンゴン
続いては、南船場にあるANGON(アンゴン)。
すだれをめくって、急な階段を上ります。
ベトナムらしいカジュアルなバンブーのインテリア。小さなお店ですが、アジアンな雰囲気はたっぷりですね。
こちらのお店も、ランチメニューは豊富で、どれにしようかしばらく考え込んでしまいました。
悩んだ結果、名物混ぜ混ぜ麺のブンチャー(980円)をオーダー。
やってきました。すごいボリュームですね。
白いビーフン、レタスサラダ、大きな焼きつくねに秘伝ダレ、薬味にデザートも。
スタッフが食べ方を教えてくれました。お椀に具材と麺を入れ、秘伝ダレ(つくねと一緒に入っているスープです)をかけて、薬味をのせていただきます。
つくねの焼き目が香ばしく香ります。サラダには、小さな揚げ物が4つ。おかず的要素も十分ですね。野菜も多くてヘルシー。
こんな感じで、テーブル備え付けのパクチーや、ナッツ、フライドガーリックをたっぷりと盛ってみました。
ビーフンはつるんとノド越しよく、適度な歯ごたえ。つくねは焼き鳥屋さんのものをイメージしていましたが、なんか違いますね。超粗挽きのお肉はとても噛み応えがあり、食べてる実感が。ベトナム屋台を思わせるつくねです。特製ダレは常温で、少し甘みのあるタレです。つくねにもビーフンにも相性ぴったり。
ビーフンと特製ダレはお代わり自由。美味しすぎてビーフンをお代わりしてしまいました。
デザートはこちらもココナッツミルクです。中には白いタピオカと、大きなブラックタピオカも。赤いものはフルーツかと思わせておいて、食感は同じくタピオカです。ひんやりとクールダウンさせてくれます。
テーブルにあったエビ塩や、ニョクマム、チリソースなどが、レジで販売されています。おうちでも簡単にアジアンテイストを演出できそうな調味料、揃えてみたいです。
また明日も来たい。ほど大満足の美味しさでした。
ANNGON
大阪市中央区南船場4丁目11-24 2F
06-6282-4567
近代建築でハイクオリティなベトナム料理を
淀屋橋にあるRIVE GAUCHE(リヴ・ゴーシュ)。国の有形文化財に登録されている芝川ビルの地下にあります。
レトロ建築の多いこの界隈でも、圧倒的な存在感があります。戦前までは花嫁学校として使用されていたのだとか。
階段を降りていきます。インテリアもレトロです。
ランチは、フォー5種、ココナッツカレー、豚焼肉のプレートなどの定番メニューと週替わりのベトナム定食の8種。
チキンのココナッツカレー、カリー・ガーにミニ・フォーをつけていただきました(セットにすると1280円)。
まずはサラダ。すべてのランチにサラダがつきます。
丼皿の大きいこと。パクチーや大根・ニンジンの酢漬けが添えられています。混ぜ混ぜしていただきましょう。
ほろっと柔らかく煮込んだチキンが、ゴロゴロとたくさん。
細長いお米はほどよい固さに炊かれていて、甘味のある美味しいカレーですが、どこかスパイシーさも感じられます。ココナッツカレーの美味しさを再認識させられました。
フォーは小さなサイズで安心。
小さいお椀は具沢山で、甘辛のひき肉、もやし、ネギ、パクチーなどがトッピングされています。さらに、別添えのフライドガーリック、レモン、甘辛味噌をお好みでトッピングしていただきます。スープが優しい味でほっこりできます。うつわは小さいですが、麺は多め。少し残してしまいました。
ベトナムの飲み物といえばベトナムコーヒーでしょう。
食後のサービスです。
カップの底に練乳が沈んでいるの、わかりますか?コーヒー自体は普通のコーヒーですが、練乳と混ざって、なんだか懐かしいような気分になりました。
12時を過ぎると近隣のOLさん達で埋まりますが、特にお一人様が目立ちます。
店名のリブ・ゴーシュは、フランスのセーヌ川左岸の地域の名。フランス統治時代のベトナムをイメージしているのでしょうか、アジアン感よりもどちらかというと、ルネサンス感が強いですね。大人のベトナム料理店。夜の雰囲気も素敵でしょうね。
RIVE GAUCHE
大阪市中央区伏見町3-3-3 BF1
06-6202-2202
まとめ
ベトナム料理といえば、フォーしか知らなかったのですが、色んな美味しい料理があることがわかりました。そして、野菜をたくさん使った料理が多く、どれもとってもヘルシー。
デザートは、日本ではココナッツミルクを使ったものが有名ですが、ベトナム版のあんみつチェーや、バナナを使ったおやつが現地では人気のよう。スイーツも色んなものに挑戦してみたいですね。
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