温泉に入るニホンザルが話題に!函館市熱帯植物園に行ってみた

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北海道屈指の観光都市、函館の温泉郷「湯の川温泉」の北のはずれの一角に小さな植物園「函館市熱帯植物園」があります。近年、この何とはない施設が世界的な話題になっているのです。全国的にも、世界的にも珍しい、ニホンザルが温泉に入浴しているという、同植物園に足を運んでみました!

 

湯の川温泉の冬期間、サルの癒しの空間が登場!

 

熱帯植物園は湯の川温泉に宿泊されている方は宿泊場所により徒歩で3~15分ほど。函館空港からはほど近く、レンタカーであれば10分ほどの距離にあります。

同園は昭和45年開園し、翌年10月に本州から捕獲された20頭のニホンザルが連れてこられ展示されたのが、人気観光スポットの始まりです。野生のニホンザルの北限は青森県下北半島で、北海道にはいません。入場料金は300円。サルに与える餌も100円で販売しています。

園内はこじんまりした、昭和の匂いが漂うレトロな味わい。ガラス張りの植物園本館、その横に、サル山があります。本館の裏に「水の広場」と呼ばれるプールがあり、夏場は水遊びができます。

筆者が訪れたのは今年の1月2日。2017年の開園日でした。今冬の函館は雪が少なく、冬っぽい光景がなかなか写せなかったのが残念です。しかし、年明け早々ですが、見学客の方が多かったことには驚きました。

写真がサル山です。最初は20頭でしたが、現在は約90頭と増えています。すべてがその20頭の子孫です。適正頭数は40頭ぐらいだそうです、避妊手術やホルモン注射などで調整するのですが、その効用期間は約3年だとか。

 

さて、お目当ての温泉です。かなりのニホンザルが温泉に浸かっています!湯の川温泉の源泉を引いているので、観光客の皆さんとまったく同じ、良質な天然温泉に毎日浸かっているのです。贅沢ですね~。この温泉入浴は、冬期間の12月初旬から5月のゴールデンウィークまで楽しめます。

昨年の干支は申年だったので、かなりの人気を博したようです。野生のニホンザルは本質的には水嫌いです。しかし、同園のおサルさんは、温泉の泉質の良さを知っていて、8,9割が温泉好きだとか。そして、温泉に浸かれる時期を心待ちにしているようです。温泉に入浴するおサルさんたちは、地元の方より、海外の方に特に人気があります。この日も見学客の半分がアジアの方々でした。なぜこれほど、人気があるのか?

これは実際に観てみなければわからないと思いますが、やはり、温泉に入る彼らの表情があまりに可愛く、時に人間臭く、さらにコミカルだからだと思います。大体の女性は国籍関係なく「かわいー!」など歓声を挙げます。動画サイトなど、ネットやSNSで世界中に広まり、韓国のテレビ局なども取材に来たそうです。

人間のような仕草さ可愛さが世界で注目

 

右側のおサルさんは目を閉じて本当に気持ちよさそうですね。表情が人間味あふれています。このような施設はもちろん全国的にも珍しく、ニホンザルの温泉入浴は函館と、宮崎県の地獄谷だけだそうです。おサルさんたちは、温泉の温度にもこだわりがあり、40~41℃くらいが好きだそう。30℃台で入浴するおサルさんは皆無だとか。いやはや人間以上のこだわりと贅沢さです。

こんな、毛づくろいなどを互いにしてあげている仕草もまたコミカルで可愛いです。まさに、至福のひと時なのでしょう。サルによっては朝から閉園まで入り続けているサルもいました。湯船に入りすぎて、冬毛が抜けてしまうサルもいます。

 

サルの餌が100円と前述しました。黄土色の米菓子のようなものですが、これがおサルさんたちの好物。見学客から餌をもらうために、最近は芸をするサルも出てきたとか。

こちらのおサルさんです。つぶらな瞳で可愛いです。このおサルさんが餌が欲しい時はクルリと1回転します。

分かりにくいですが、一応回っています。バック転というより、斜め宙返りぐらいです。また、手を叩いて餌を求めるサルもいたと聞いたのですが、今回は見当たりませんでした。

子ザルが、木の皮を齧っているのもメチャクチャ可愛かったです。

サルは、木の皮を齧る特性があるのか、この木はほとんどを皮がはがされていました。お腹が空いた時は食べちゃう子ザルもいるみたいです。

 

喧嘩が耐えない厳しい現実も

 

しかし、そのような可愛さ、コミカルさの裏に、サル山の厳しい社会も存在します。飼育員さんに聞いたところ、現在、このサル山にボス不在期間が数年続いているとのことで、グループが4,5つに分かれているそうで、グループ同士の中は良くないとのこと。確かにしばらく観ていると喧嘩は頻発しています。そのたびに「ギャーッ」という吠え声が園内に響きます。

写真で分かりづらいかも知れませんが、温泉内で、後ろからほかのサルの頭に喰らいついています。人間と違い野生の本能なので、加減を知らず流血や大けがをすることも

あるようです。この状態を解決するには人望(いや猿望?)のあるボスの登場が一番ですが、野生とは違い、よく食べて喧嘩の強い威張るサルが上にくる傾向があるため、難しい面もあるとか。初代ボスの「函助」はまさにボス中のボスで尊敬され、亡くなった時は、サル山も静まり返ったとの話も聞きました。

 

人間にも園内に足湯サービスあり!

 

北海道の南西部で比較的温暖な函館とはいえ、冬に見続けるのは当然、冷えます。そのような方は、人間にも足湯が用意されています。

園内に小さな東屋があり、その丸い湯船が足湯となります。おサルさんたちと同じ温泉に入れるわけです。

寒くなった方はここで温まりましょう。函館の温泉は温度が高い所が多いのですが、非常に柔らかい泉質で、染みるように温まり、長めの入浴もOKだと思います。繰り返しますがこの温泉に毎日入れるニホンザルの皆さんは人間より贅沢です!

本館温室になっていて、約300種、3000本の植物が展示されています。厳しい北国の冬ですが、そこはまさに南国です。ブーゲンビリアが咲き乱れ、珍しいリュウゼツラン(テキーラの原料)が見どころです。

熱帯植物園は海岸に隣接しているので園を出て砂浜に出ることもできます。

湯の川温泉街の向こうに函館山が浮かび上がる絶景が広がります。天気が良ければ対岸の青森県も見えますよ。時間があれば、一見の価値はあります。

同園の冬期間(11~3月)の閉園は午後4時30分。おサルさん達の夕食も4時ごろで、飼育員さんが餌の用意ができると、見張りのサルが吠えて知らせるようで、呼応するように一斉に地下の飼育室に戻っていきます。

個人的な感想としては、彼らの生態を観ていると、朝から閉園まで見学していても飽きません。特に動物好きの方には堪らない施設だと思います。

最後に、熱帯植物園近くの、グルメを紹介しておきましょう。同園からは歩いて5分ほどの場所にある「コーヒールームきくち」という喫茶店があり、そこのソフトクリームが古くから、市民に人気です。

窓口からのテイクアウトで「モカ」「ミックス」「バニラ」がいずれも260円とリーズナブル。普通のソフトクリームと異なるのはジェラートのようにシャリシャリしていること。今回はミックスを頼みました、濃厚ながらヒンヤリあっさりした舌触りが新感覚です。普通のソフトクリームより冷たいので、冬は頭が痛くなるかもしれませんのでご注意を。喫茶店の看板には「函館を代表する景色やグルメ」の第10位と書いていました。

 

まとめ

 

施設は50年近い、レトロ感あふれるものですが、冬はおサルさんの温泉入浴を観るだけでも価値があると思います。常に、観光客の方が入れ替わってきますが、都会の施設のような激混みもなく、まったりと観られると思います。日中はニホンザルの温泉に癒され、夜はご自身が湯の川温泉のお湯に浸かれば幸せを味わえるはずです。

 

▽スポット情報

函館市熱帯植物園

住所:北海道函館市湯川町3丁目1-15

TEL:0138-57-7833

URL:http://www.hako-eco.com/

 

コーヒールームきくち

住所:北海道函館市湯川町3丁目13-19

TEL:0138-59-3495

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