函館はずれのスポット!トラピスチヌ修道院で静謐な気分に浸る

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函館空港からほど近い「天使の聖母トラピスチヌ修道院」>は、函館市街地からはずれたひっそりとした森林の中に位置します。かつては北海道の代表的な土産菓子だった「バター飴」などを製造する女子修道院です。>異国情緒あふれる函館の中でも、また毛色の違った厳粛な雰囲気の漂う同絵修道院を訪れてみました。

函館郊外にある静謐な雰囲気の女子修道院

 

トラピスチヌ修道院は函館空港からは車で約10分弱。湯の川温泉からもバスで約15分、JR函館駅からは約30分の函館市上湯川町の高台にあります。周囲は森林に囲まれ長閑なムードが漂っています。

トラピスチヌ修道院は明治31年(1898年)4月、フランスのウプシー修道院の修道女8人が函館に渡り、現在地に創立。女子修道院としては日本初だといいます。以前紹介した北斗市のトラピスト修道院(男子)は明治29年(1896年)10月に創立されています。数回の火事に見舞われ、現在の建物は昭和2年(1927年)に再建されたものが中心となっています。同修道院は「厳律シトー教会」というローマ・カトリック修道会に属します。祈りと労働を主要な手段として、神々と人々に奉仕することをモットーに、数十名の修道女が自給自足で俗世間から隔絶され、厳しい戒律のもと、暮らしています。

門をくぐると、柔らかながら静謐でピンと空気が張りつめた雰囲気に。眼前にはミカエル像が。フランスから送られた像です。キリスト教が日本に伝わったのは天文18年(1549年)にフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸。薩摩の島津氏に宣教の許可を受けたのが聖ミカエルの祝日だったので、聖ミカエルを日本の保護者として定めたとのことです。

さらに聖堂に向けて進むと聖母マリア像が優しく迎えてくれます。ラ・トラップ修道院のマリー・ベルナルド氏の作品だそうです。両手を広げ、訪れるすべての人を迎えるその姿は親しみをこめ「慈しみの聖母マリア」と呼ばれています。何となく母親に守られているような気分に。聖母マリア像の右側は天使園と呼ばれる資料館と売店になってます。

修道院の歴史や祈りと労働の日常生活を知ることができます。200円の寄付でミニパンフレットを手にすることができます。祈りと労働の成果が、色々なお菓子屋ロザリオなどの手工芸品として販売されています。ちなみに中は撮影禁止です。その向かいは休憩所と旅人の聖堂と言われる12角形の建物があります。

同修道院は決して観光施設ではなく、あくまで厳しい戒律の女子修道院ですので、見学できる施設は一部です。「旅人の聖堂」は一般の方や小グループがミサや祈りを捧げる施設です。こちらも聖堂内の撮影はできません。同修道院もアジアの観光客の方が増えてきましたが、大声ではしゃいだり、場にそぐわない行為は厳禁です。

「ルルドの聖母」として親しまれている祈りの像です。南フランスはピレネー山脈の麓にある「ルルドの洞窟」を模したものです。数多くの修道院で、このようなものが作られています。すぐ隣には聖堂へ行く階段があるのですが、冬場は凍結や積雪で滑るので立ち入り禁止で聖堂の前までは行けません。

残念ながら写真のように遠目から眺める形になってしまいます。それでも雪囲いされた樹木は日本的で、西洋風の建物と同居しているのは不思議なムードを漂わせます。今回、函館は雪があまりなかったのですが、冬場はどうしても見学場所を制限される施設が多いです。ただ、夏場に訪れた写真を使って説明していきますね。階段を上ると、聖堂が目の前に。

左が司祭館で、こちらは現在の修道院で最も古い大正13年築だそうです。右の丸みを帯びた建物が、修道女の皆さんの生活の中心となる聖堂です。アーチ状の窓枠や格式高い赤レンガのゴシック風建築は、函館西部地区の和洋折衷の建物とは違い、まさに中世ヨーロッパを想起させ、日本にいることを忘れてしまいそうです。

この聖堂は高いレンガ壁に遮られ玄関がひとつあるのみ。ここは入会者用らしいです。修道女はカトリックの洗礼を受け少なくとも3年以上の23歳以上35歳ぐらいまでの未婚の女性で厳しい審査を経て、入会が認められるそうです。

聖堂の丸い壁にある剣と旗を持った女性像は、なんとジャンヌ・ダルク像です。15世紀の欧州の百年戦争で大活躍した女性闘士です。魔女裁判により処刑される悲劇でご存知の方も多いと思います。死後に無実がわかり名誉回復され、聖女とされます。修道女のシンボルにもなっているとか。

聖堂の上からは、晴れていれば函館山や津軽海峡を望むことができ中々の眺望です。春はエゾヤマザクラなど桜に彩られ、秋は紅葉がキレイです。

60年変わらぬ味のマダレナが一番人気

 

こちらのオススメの菓子をご紹介しましょう。かつてはバター飴が1番人気でしたが、現在はフランスケーキの「マダレナです。」

マダレナケーキは日本では「マドレーヌ」などと呼んでいたケーキだと思います。フランスの伝統のレシピのもと1956年4月から製造販売を開始。材料は鶏卵、小麦、砂糖、バターの4種類。添加物は一切使っていません。

味わいはとってもシンプルです。やや硬めでボソボソした食感なのですが、食べるほどにバターや砂糖の風味が広がってきます。本当に、子供のころに母親が作ってくれたスポンジケーキを思い出します。まさしく混ぜ物なしのけれんみのない味わいは、今となっては珍しく、さらに修道院でしか買えないので、レアなお土産としてお勧めです。筆者が買った3個入り450円(税込)から12個入りまで販売しています。

修道院回りや市民の森の散策もオススメ

 

修道院を出ても周囲には森林に囲まれた小道に囲まれています。観光客の方はほとんど中だけ観て帰ってしまいますが、時間が許すなら小道を歩いても楽しいですよ。

修道院で見学場所はほんの一部と言いました。この小道の周りはすべて高い塀で囲まれています。その内部はすべて修道院の敷地で、本当に広大な農園や修道院で亡くなられた方の墓地があります。道も起伏に富んでいますが林に囲まれ土の道なので気持ち良いです。

小道の裏側に出た写真です。塀の外にも修道院の農地が広がっています。ここからは立ち入り禁止の看板が立っていました。

こんな富良野や美瑛のような景色も広がります。しかし、ここも全部、修道院の敷地です。本当に広いのです。中だけ鑑賞するのはちょっと勿体ないかもしれません。

また、修道院の目の前にも市民の森があり、函館市民や近隣住民の散歩コースになっています。桜や紅葉の時期は綺麗ですし、エゾリスに出会えますし、野鳥も豊富です。

市民の森の前には売店があり、こちらのソフトクリームは函館のあらゆる販売店の中でも上位に入る濃厚さです。

売店の中でも食べられるので、冬でも人気があるみたいです。ぜひどうぞ。

まとめ

 

観光地ではないので派手さはないですが、静謐で厳粛なムードが漂っています。騒ごうという気はなくなります。ただ、観るだけだとあっという間ですが、日ごろの行いを懺悔したい方(笑)や古い建築物に関心のある方やクリスチャンの方、カップルには良い施設だと思います。マダレナは本当に懐かしい味で美味しいですし、今ホワイトチョコレートも売出し中です。レアなスイーツを欲しい方にも良いと思います。

 

▽スポット情報

天使の聖母トラピスチヌ修道院

住所:北海道函館市上湯川町346番地

TEL:0138-57-3331

休館日:12月30日~1月2日

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