ベルギービールの種類

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ベルギーにはなんと1500以上ものビールがあります。作り方、色、原材料、生産者などにより分類されています。ここではベルギーでよく使われている分類をまとめてみました。少しでも知識があると、ビール探しが楽しくなります。ビール片手に、ベルギービールの理解を深めてみるのはいかがでしょうか。

 

・製造方法での分類

ラガービール(Lager)

低温で長時間発酵させ、発酵後に酵母が下に沈殿するため、下面発酵とも呼ばれています。チェコのピルゼンで誕生したピルスナー(Pils)はその代表格です。アルコール度数は5%前後で淡い黄金色をしています。ピルスナーは喉越しがよく、すっきりとした味わいです。Stella Artois、Maes、Jupiler、Primusなど多くが大きな醸造所で作られており、一般的に広く飲まれています。

エールビール(Ale)

上面発酵とも呼ばれ、常温で短時間発酵させ、発酵後は酵母が上に浮かびます。エールには様々な種類があり、さらに色でも分類されます。詳しくは「色での分類」を参照ください。

ランビックビール(Lambic)

ランビックビールは自然発酵させた、非常に珍しいビールです。発酵に必要な菌がいるブリュッセルの一部でのみ醸造しています。ランビックは非常に酸味が強いため、熟成年数の違う(1~3年)ものをブレンドし、瓶内で二次発酵をさせたグーズビール(Geuze)として飲まれています。グーズビールはすこし濁った黄金~琥珀色をしており、複雑な味と香りが特徴です。甘味料を加えて飲みやすくしたものはファロ(Faro)と呼ばれます。フルーツビールも醸造しています。世界的に流通しているのはLindemansではないでしょうか。その他にはCantillon、Boonなどがありますが、自然発酵のため醸造できる量が限られており、入手が非常に難しいビールです。

 

・色での分類

ホワイトビール(Witbier)

エールの一種で、大麦の他に小麦やオート麦を使用することもあります。ホワイトビールは通常濾過しないため、濁っています。アルコール度数は5~6%です。ホワイトビールと言えば何と言ってもHoegaarden!苦みが少なくあっさりとした味わいで、女性にも人気です。いっぱい飲める、夏向きのビールです。

ブロンド、アンバー(Blond tot Amberkleurig)

エールビールの一種で、アルコール度数は6~8%です。ピルスナーとダークの間の琥珀のような美しい色をしています。甘みとコクがありクリーミーな味わいです。

トリペル(Tripel)

ストロングペールエールとも呼ばれ、上面発酵の後、瓶内で二次発酵、と長期間発酵させるのが特徴です。色は黄金色が多いです。モルトの味が強い、パンチがあるビールです。アルコール度数は8~9%と高めです。やはり一番有名なのはDuvelです。口当たりはいいのですが、アルコール度数が高いので1杯飲み終わる頃には酔いが回っていることが多いです。

デュッペル(Dubbel)

トリペルと同じくエールの仲間で、瓶内で二次発酵させています。ダークエールとも呼ばれて、中~濃い茶色をしています。デュッペルはトリペルに比べるとアルコール度数が低く7%ほどです。

 

・生産者での分類

トラピストビール(Trappistenbier)

トラピスト会修道院の中で、修道士たちにより醸造されているビールです。2017年現在、世界で12カ所のみがトラピストビールを作っています。培われた職人技から生まれる深い味わい、利益を求めない姿勢などから愛好家が多いのも特徴です。Chimay、Oval、La Trappe(オランダ)などは輸出もしており、よく知られています。

アビービール(Abdijbier)

トラピスト会以外の修道院で作られているビールです。そのためラベルには修道院などキリスト教と何らかの関わりがある絵が描かれていることが多いです。アビービールの規定はトラピストビールほど厳しくなく、修道院内で醸造されていることもあれば、外注していることもありますが、多くは古くから修道院に伝わる製造方法を守っています。Leffe、Grimbergenなどは手に入りやすく、その代表格と言えます。トラピストビールほど知名度がないので、アビービールとは知らずに飲んでいる人も多いのではないでしょうか?

 

・その他

フルーツビール(Fruitbier)

フルーツビールは、ビール醸造の最終工程でフルーツを加えたものです。伝統的には核果と呼ばれるサクランボ(kers)やモモ(perzik)が使用されてきましたが、最近では種類が増え、ラズベリー(framboos)、イチゴ(aarbei)、リンゴ(appel)やバナナ(banaan)などもあります。多くの醸造所では果物そのものではなく、濃縮ジュースを使用し、飲みやすくするために甘味料が加えられています。甘味料を加えていないものの多くは果物をそのまま使っており少し酸っぱめですが、素材の味を楽しむことができます。フルーツビールの中ではサクランボが一番有名かと思います。酸っぱさの中にも甘みがあり、カクテルのようでとても飲みやすいです。ビールは苦手でも、フルーツビールなら好き!という人もいます。個人的にはさわやかなラズベリーも好きです。Lindemans(各種味あり)、Hoegaarden Rosee、Belle Vue Kriekなどは手に入りやすく、飲みやすいのでオススメです。

クリスマスビール(Kerstbier/Winterbier)

クリスマスビール、ウィンタービールと呼ばれるものは、その名の通り冬のクリスマス時期のみに出回るビールです。通常のビールの原料の他に、タイム・シナモン・クローブなどのハーブやスパイスを使い、熟成させているのが特徴のダークビールです。アルコール度数は10%と高めで、味がしっかりしているので、クリスマスに食べるオーブン料理には最適です。ラベルにはクリスマスに関連する絵が描かれているので、一目で分かります。季節限定なので、見つけた人はぜひお試しを!

 

・まとめ

色々な分け方があるので、ひとつのビールでも複数のカテゴリーに属することがあります。例えば、ランビックのサクランボはランビックビールでありフルーツビールでもあります。Leffeのブロンドはアビービールで、エールの一種であるブロンドビールです。酒屋さんでは種類別に並んでいることが多くあるので、お気に入りのビールを探すときの参考にして下さい。またビールフェスティバル前に一読すればより楽しめること間違いなし!

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