毎日でも通いたい!「みのり」はインドネシアはバリ島の和食レストラン

インドネシア

インドネシア料理はバリエーションも豊富で、日本人の口にも合う味付けの料理が多いのが特徴です。

インドネシアのご飯を食べるのに飽きることはそうそうありませんが、たまには和食を食べたいと思うときがあるもの。そんなときにおすすめの和食レストランをご紹介します。

テーマはちょっと格式の高い居酒屋?

2016年にオープンした「みのり」は、和食レストランの激戦区といっても過言ではないバリ島で、いまもっとも高い評価を得ているレストランです。

「みのり」は、デンパサールのセセタン通りを南下し、ラヤ・プサンガラン通りを通って、高速道路の手前にあるバイパスの交差点に辿り着くまでの間にあります。

セセタン通りからだと、交差点に近いガソリンスタンドの手前左側に、クタ方面からだと、バイパスをサヌール方面に向かい、高速道路に乗る手前の交差点をデンパサール方面へ左折し、しばらく直進した場所になります。

木造建築物を模した3階建ての建物で、入り口には提灯がぶら下がっており、日本ムード満点。のれんには、「居酒屋」の文字がありますが、居酒屋と呼ぶには高級すぎるメニューが並びます。

 

デートには屋上の屋外席がおすすめ

お店の中に一歩足を踏み入れると、フレンドリーなスタッフに迎えられます。中はこじんまりとしていますが、清潔でいかにも「日本風」な作りがワクワクさせてくれます。

空いている時間帯なら好きな席を選ぶことができますが、まずは2階、3階が空いているかスタッフに尋ねてみましょう。

3階には屋外席があり、クーラーが苦手な方やカップルに人気があります。それぞれのフロアにスタッフが配置されているので、ベルでスタッフを呼ぶ必要もなく、スムーズに注文することができます。

 

豊富なメニューが魅力

バリ島には、人気のある和食レストランが何軒もありますが、新しいお店である「みのり」の評価が高いのは、メニューの豊富さと比較的手頃なお値段設定のおかげだと言えるでしょう。

高い値段で美味しいものが食べられるのは当たり前。ところが「みのり」では、手頃な値段で日本とほぼ同じレベルの食事を楽しむことができます。

食事代は、カレーや丼物などであれば50,000ルピア(約500円)から。握り寿司でも、だいたい一皿30,000ルピア(約300円)から食べられます。アルコールを飲んだとしても、一人100,000~200,000ルピア(約1,000~2,000円)ほどの予算があれば、満足のいく食事をすることができるでしょう。

メニューにおいては、ポテトサラダから寿司、土瓶蒸しや冷やし中華、カレーや丼物、そして焼肉や鍋まで楽しめてしまう、まさに夢のようなメニューラインナップ。

ツーリストの方であれば、「なんて節操のないメニューラインナップなの!」と思うかもしれませんが、異国に住んでいる日本人からすると、涙が出るほどありがたいお店なのです。

 

無料のお茶を注文してドリンク代をフリーに

一般的にインドネシアでは、食事と一緒にお冷やお茶を提供するサービスはありません。最近ではドリンク代も食事と変わらないほど高くなってきているため、お水持参でワルン(食堂)やレストランを訪れるローカルの姿もチラホラ見掛けます。

しかし「みのり」では、温かいお茶も冷たいお茶も無料。ただし、メニューに記載がないため、スタッフが「ドリンクは何になさいますか?」と近づいてきた際には、「Ada “Ocha”?」(お茶ありますか?)と尋ねてみましょう。

お茶が用意されている場合には、すぐに湯呑みを持ってきてくれ、お茶を注いでくれます。お代わりが欲しいときには、「Boleh minta tambah “Ocha”?」(お茶をお代わりしてもいいですか?)と述べて、お代わりのお茶を注いでもらいましょう。

 

味だけでなく目にも麗しい料理たち

バリ島だけに限らず、インドネシアのワルン(食堂)での食事に慣れていると、「目」を楽しませてくれる料理に出会う機会がなかなかありません。

たいていのワルンで使用されている器は、プラスチック製のものがほとんど。軽くて耐久性のあるプラスチック製の器を使用するのは、合理的といえば合理的ですが、「美しくない」という欠点があります。

また、器が安いだけに盛り付けもかなり適当で、美的センスなんて微塵も感じることができません。

その点、「みのり」は料理を提供する器にもこだわっており、味覚だけではなく視覚や、器の手触りなどの触感でも料理を堪能することができます。

 

肝心のお味は?

異国にある和食レストランを訪れたなら、やはり「寿司」を注文してみたくなるものです。カリフォルニアロールなど、ローカルに人気の変わり寿司などではなく、本格的な寿司を注文してみましたが、器にしろ味にしろ、素晴らしいのひと言でした。

まぐろやサーモンなどの握り寿司10貫に加えて、たくあん巻4個で150,000ルピア(約1,500円)。少しお高いかな、という気もしますが、バリ島でこのレベルのお寿司をこのお値段で食べられるのはかなり貴重です。

ネタも新鮮で肉厚。あまり期待していなかった「とびこ」と「オゴノリ」が意外にも美味で、追加注文してしまいました。

「オゴノリ」といえば、日本では刺身のツマとして知られているのではないでしょうか。実は、正しく処理されていない場合には、食中毒にかかる恐れもあるといわれている海藻です。「みのり」では、生食ではなく、きちんと茹でて下処理がされたものを寿司ネタにしているので、食中毒の心配はありません。

ほかにも、うどんとかつ丼、貝の味噌汁を注文しました。うどんの出汁はほどよく薄めで関西風、かつ丼にいたってはジューシーでボリュームたっぷり、貝の味噌汁は貝からいい出汁が出ていて、まさに日本の味を満喫するのにぴったりなレストランだと言えます。

 

駐車場があれば言うことなし?

お店の清潔感、スタッフのほど良いフレンドリーさ、そしてコテコテ過ぎずセンスの良い日本風の建物、さらに日本スタンダードに限りなく近い料理の数々など、どれを取っても満点な「みのり」。

しかし、強いてダメなポイントをあげるとすれば、駐車場が狭すぎることでしょうか。もちろん、運よく空いていればお店の前に車を止めることができます。ですが、それもほんの2台ほど。

路駐にそれほどうるさくないインドネシアでは、道路沿いに止めるという手もありますが、「みのり」が面している通りは、かなり交通量の多い場所です。そのため、車を止める場所を探すのに苦労することも。

「みのり」にお立ち寄りの際には、レンタカーよりも、タクシーなどを利用されることをおすすめします。

基本情報

店名:MINORI みのり

住所:Jl.Raya Pesanggaran Blok5 No.34,Denpasar Selatan

電話番号:0361-721804

コメント

タイトルとURLをコピーしました