バンコク郊外どローカル市場をご紹介 バラエティー豊かな生鮮食料品

タイ

バンコクの中心街といえばスクンビットエリア。アソークやプロンポンといったBTSの駅周辺を中心に、高級ショッピングモールや和食、洋食店が立ち並び、多くの観光客とビジネスマンで賑わいます。

日本人を含む多くの外国人居住者も、多くがこのエリアに住んでおり、食材や日用品調達で困ることはありませんし、また英語が通じる店も多いので、外国人が生活する上でも殆ど不自由がないと言っても過言ではありません。

ただし、このエリアはタイの中では特殊な部類で、典型的なタイスタイルとは程遠いものがあります。東京で言えば、六本木や青山といった港区の一部のようなもので、ここだけを見ていては、タイの実態は全く見えてきません。

そこで、本記事では殆どのタイ人の生活を支えるローカル市場をご紹介し、タイでのローカル生活の実態をご紹介したいと思います。

点在するローカル市場

バンコクでは、昨今では郊外と言えど、セブンイレブン等のコンビニエンスストアやスーパーマーケットも増加傾向にあり、だんだんと都市化のエリアが広がってきています。

しかしながら、ミドル層以下の殆どのタイ人の生活を支えるのはローカル市場であり、ところどころにローカル市場が点在しています。規模は、市場によって様々ですが、中規模の市場ならば、半径15km圏内に一箇所、という頻度で見かけることができます。

売られているものは、典型的には調理食材(いわゆるおかず)、お菓子、生鮮食料品、衣服、日用雑貨、等、日々の生活必需品はなんでも売っています。

今回ご紹介するのは、ラプラカーオ通りという郊外の中でもまた超マイナーな通り沿いにあるローカル市場の中をつぶさにご紹介してみたいと思います。

ここは、夕方からオープンするいわゆるナイトマーケットで、基本的にはその日の晩御飯の調達に来るローカルのお客さんが中心で、外国人はまず見かけることはありませんし、当然ながら英語は全く通じません。

 

まずは今晩のおかず!

タイの女性は、料理ができないのが普通と言われます。なぜなら、一般的にタイの奥さんは料理をしないから。殆どの家庭で、夕飯は家族で外食に出るか、家で食べるにしても外で調理されたものを買って帰るケースが多いです。おそらく、家で何かを作るとしても、炊飯器で米を炊くのとあと簡単な一品を作る程度というのが一般的です。

実際に、道端では、いたるところにタイカレーからヤムウンセン、鳥の唐揚げ、各種串焼きといった典型的なタイ料理が売られており、また最近では寿司やタコ焼きのスタンドなども頻繁に見かけるようになりました。

そのようないわゆるおかず屋さんが、ローカル市場には所狭し、と並んでいます。

見ていると、やっぱり現地のローカルにも人気があるのはゲーンキアオワーン(グリーンカレー)、ガイトー(鳥唐揚げ)、ソムタム(パパイヤサラダ)あたりのようです。

値段は、店とアイテムによって異なりますが、だいたいワンポーションにつき30バーツから35バーツ(95円〜110円)程度です。そのワンポーションも、日本のようにキチっと分量を量ったりはしません。だいたいの目分量。なので、同じ店で買っても、やや多めの時と少なめの時があります。

更に、日によって若干味も違う場合もあります。典型的には辛さ。例えばヤムウンセン(春雨サラダ)も、前回はちょうど良かったのに、次に買ってみたら辛くてそのままでは食べられない、なんてことはザラ。まぁ、そんなテキトーさも含めてカルチャーかと思います。いかんせん、マイペンライ!(問題ない!)の国ですから。

写真に写っているのは、お気に入りのソムタム屋のおばちゃんの調理の様子。僕の顔を見ただけで、「あーソムタム、チョイ辛ねー」と言ってオーダーする前に作り始めてくれます。このようなソムタム屋は、作り置きなどせず、オーダーを受ける度にいちいち具を切って臼のような器に入れ、木の棒で叩いて作ってくれます。

ここも、おばちゃんに好みの辛さを伝えれば、調整をしてソムタムを作ってくれるのですが、例に漏れず日によって若干濃淡あります。

 

バラエティー豊かな生鮮食料品

多くのローカル市場では、調理食材とともに生鮮食料品も売っています。

野菜、魚介類、肉類、果物、などなど。

特に、野菜売り場は複数しかも、そこそこ大きな幅を占めている店もあります。売られているものとしては、葉物と瓜ものが多く、一方根菜類などはすくないのが特徴です。これは、ミャンマーあたりでも同様ですが、どうやら東南アジアに一般的に見られる傾向のようですね。

魚介類は、日本の魚屋さんに並べられている風景とはかなり異なります。何が違うかといえば、まず切り身では置いていないのが大きな特徴。要は、魚の原型のままゴロゴロ転がされている訳です。買うときは、それぞれのアイテムをその場で捌いてもらうので、言わばミニ解体ショーが繰り広げられる訳ですが、日本のスーパーの魚売り場でスチロールのパックに入った切り身しか見たことのない方だとすると、単に魚を買うのにかなり特殊な体験を余儀なくされるということになりますね。

当然ながら、写真のような風景の売り場なので、日によってかなり品揃えが違うことになります。この日は、特に変わった様子のものがあるように見えました。なにやら長いニョロニョロしたものも見受けられますが、あれは一体なんなのでしょう。。。

果物は、基本的には現地で採れるものだけが売っています。従い、すべてが安い。日本で売られている果物に比べると、粒も揃っていないし、現地から採ってきたママなので全般的に汚れていますが、まぁ安い。特に、マンゴーは雨季に入った6月くらいからが旬ですが、手の平いっぱいくらいのサイズのものが3個で25バーツ(約80円)です。フルーツ好きには天国のような環境ですね。

 

その他の売り場

市場の奥の方に入っていくと、その他もろもろ、様々な種類のものが売られています。油や調味料などの一般的な食品類やティッシュ、洗剤等の日用消耗品類。

また、衣料品も結構多く売られており、ジーパンもあれば子供のパンツも売っている。さらに、日によって出ていたり出ていなかったりですが、化粧品がズラーッと並べられていることもあります。

要するに、ここに来れば、一応のものは何でも揃うという、全体の品揃えになっているわけです。

座って食べる場所こそありませんが、何でも揃うし、食べるものも選り取り見取り。そして、ジューススタンドもあるしお菓子も売っている。ずっといても飽きません。

そして、スーパーやコンビニに比べれば、何でも圧倒的に安いです。

 

まとめ

やはり、市場はローカル生活には欠かせない必須アイテムです。

どんなに綺麗で便利なお店ができようと、ローカル市場こそ、まだまだタイ、そしてバンコクのローカル生活の期間商業インフラです。

いかがでしたでしょうか「バンコク郊外 どローカル市場をご紹介」。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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