バンコク生活あるあるネタ 歩道が酷い・バスの利用の難しさ・信号がいちいち長い

タイ

バンコクには、基本的なものなら日本で売られているものは何でもありますし、和食屋さんも夥しい数と言えるレベルで存在しています。ですから、日本人にとっては実生活上殆ど苦労することはありません。また、大型のショッピングモールもあっちこっちにありますし、コンビニの数も部分的には日本に匹敵する密度で林立しています。

ただ当然ながら、生活してみて初めてわかる、ビミョーだけど大きな日本の街との違いというのもあるわけです。

本記事では、そのバンコクに生活していると気になる「あるある」な話を数点ご紹介したいと思います。

歩道が酷い

これは、環境客でも、一度バンコクを訪れると気づくことかもしれませんが、まぁとにかく歩道が歩きにくい。

場所によっては非常に整備されていて何の問題もないところもありますが、全体のエリアからすれば、極めて稀です。大半は、敷いてあるタイルがガタガタ、あるいは殆ど崩壊していて歩きにくいことこの上ないです。

さらに、雨の後などは、そのタイルの間に水が入り込み、ズレのあるタイルの上を踏んでしまうと「ピシャッ!」となり、靴がすぐに汚れてしまいます。しかも、この「ピッシャッ!」ポイントがいたるところに仕掛けられているため(誰かが意図しているわけではないけれど)、もう地雷を避けるように歩くことになります。

なぜ、そんなに酷いかというと、一つの物理的な理由としては地盤沈下が挙げられます。バンコクは地盤沈下がずっと進行し続けており、施工時は綺麗にタイルやブロックを敷き詰めても、すぐにレベルの降下で水平でなくなってしまうようです。

もう一つの理由は、これは客観的な印象ですが、設計時の検討不足。要は、下手くそなわけですね。

郊外のエリアは、タイルでなくブロックを敷き詰めることが多いのですが、このブロックが、植えられた街路樹の根っこの成長で樹の周辺から地面が盛り上がってしまうんですよね。

少しの盛り上がりならならまだしも、根っこも年々肥大化するわけで、これが完全にブロックの床を崩壊させてしまいます。

もう、その風景たるやもう大地震の直後みたいです。さらに、その街路樹もそれほど広くない歩道の真ん中にドーンと植えられているため、実際に歩くスペースが極めて狭いという、使えない歩道たちです。

街にトイレが少ない

 

東京あたりでは、街中にいて急に用を足したくなってもそうそう困ることはありません。特に昨今はコンビニがトイレを一般に開放するようになったため、以前にたまに見たタクシーの運ちゃんが車を止めて建物の陰でシャーみたいな風景も殆ど見なくなりました。

この感覚に慣れてしまうと、バンコクでは非常に困ります。

とにかくトイレが少ない。まだ、コンビニのトイレを開放する慣習がないのは仕方がないところだとしても、BTSMRTといった鉄道の駅にトイレがないのが非常に痛い。

いわゆる公衆トイレも道端にたまには設置されているのを見ますが、それほど数多くはありません。

従って、外出時に用を足したくなった場合は、飲食店のトイレかショッピングモール等のお店のトイレを利用する以外に方法がない。

これを強く認識して、出来るときに用をたす癖をつけておかないと、いざという時に大変に困るわけです。

逆に言えば、いかに日本の街中はトイレに溢れているかがよくわかります。しかも、今や公衆用と言えども殆どがウォシュレット。

海外に出てみて気づく日本の凄さの一つでもあります。

バスの利用の難しさ

バンコクにはBTSと呼ばれる高架鉄道とMRTと呼ばれる地下鉄があり、現在どちらもそれぞれ沿線の拡張工事が進められ、交通の便の良い街になろうとしています。

逆に言えば、現在はその鉄道の恩恵を受けているのはごく一部で、基本的に庶民の足はバス。街の数カ所に大きなバスターミナルがあり、乗り継げばバンコクの全ての地域をバスで移動できることになる程、バス網は充実しています。

このバスの利用については、日本と同様、バス停で路線バスを待って乗るのですが、日本との違いは手を挙げる等、乗る意思表示をしないとそのままスルーされてしまいます。

また、料金の支払いは、バスの中に集金人がいるので、彼あるいは彼女が巡回してきた時に支払うことになります。

この料金については、バスの種類により区々で、エアコンなしのバスだと一律20円〜30円程度。エアコンありのバスだと、行き先により金額が変わり、それを自己申告して言われた金額を支払うことになります。

ここで難しいのが、行き先の告げ方。何せ、バンコクのバス停にはちゃんと名前が付いていないのです。慣習として、ナニナニと呼ばれているだけのようで、周辺にある有名な大学や近くにある交差点名等を告げることになります。

明らかに、こう言えば分かるだろうという場所が行き先の時は問題はないのですが、初めて行く場所など、何と言えば伝わるか分からない時が頻繁にあり、これは困ります。仕方なくグーグルマップを見せながら、「この辺のバス停」みたいなこともしばしば。

さらに、バス路線図がバス停等にキチンと表示されていないために、バンコクバスガイドを書店で購入するか、スマホアプリをダウンロードしていちいちチェックすることになります。

バンコクの住人に取ってもなかなかハードルの高いバスの使い方です。

ただ、良いところは、本数は減るものの幹線道路を走る重要度の高いバスは、24時間稼働していること。この部分は、是非日本のバスにも導入して頂きたいところですね。

 

信号がいちいち長い

バンコクの恐ろしい交通渋滞はもはや言うに及ばないところですが、いくつかある原因のうち信号が変わる時間がいちいち長いことが挙げられます。

一回の赤信号で4,5分待ちなんてザラですし、いつぞやは10分近く信号が変わらなかったということもありました。

当然ながら、赤信号の間じゅう信号待ちの列は長くなるわけで、もう青に変わるギリギリの頃には、長蛇の列が形成されてしまうわけです。

十字路が少なく、右折がなかなかし難い構造になっていることも関係していると思いますが、どうもバンコクの交通システムの発想として、「車はまっすぐ進むもの」が基本になっている気がします。従い、いっぱいためてから一気に流す、というようなやり方になっているように見受けられるのですが、ただ、途中でUターンする車もいれば、途中で左にある店に入る車もいるわけで、すべての車が同じスピートで流れていくことはなく、ところどころスピードを緩めたり止まったりするわけですから、当然そこで渋滞の原因が発生してしまうのです。

完全にこれはシステム設計の誤算だったにしても、なんとか捌きのうまいこと流れを変えられないものでしょうかね?

 

まとめ

いくら外国人にとっても住みやすいバンコクといえど、やはり異国ですから、一見気づかないのですけど、住んでみて初めてわかる不便感は微妙ながら色濃くあります。

細かいところをあげ始めるとこの3倍くらいは出てきてしまいます。それでもwe love Bangkok。この不便さを含めて愛すべき街です。

以上、「バンコク生活 あるあるネタ」でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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