バリ島の屋台で夜ご飯にララパンはいかが?辛い物好きさんにおすすめ

インドネシア

バリ島の屋台の看板を眺めていると、「Lalapan」(ララパン)と書かれた文字が目に入るでしょう。

インドネシアの定番料理であるララパンですが、いったいどんな食べ物なのでしょうか?

今回は、インドネシア人が大好きなララパンと、デンパサールで美味しいララパンが食べることのできるワルン(食堂)についてご紹介します

インドネシアの定番料理ララパンとは?

インドネシアの定番料理といえば、インドネシアのチャーハンであるナシゴレンや、インドネシアの焼きそばであるミーゴレンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

そのほかにも、インドネシアを代表する料理として、ソトアヤムやバクソなどがよく知られているでしょう。

響きが可愛らしいララパンインドネシアの定番料理の一つですが、バリ島に限らず、インドネシアの至るところでララパン屋を見掛けることができます。

ララパンとは、揚げ物料理のことを指します。主に鶏肉やナマズを油で揚げたもの、豆腐やインドネシアの発酵食品として有名なテンペ、そしてナスなどの野菜を揚げたものが提供されます

メイン料理となる揚げ物のほかには、トマトと唐辛子などから作られたソースであるサンバル、さらに付け合わせとしてキャベツやインドネシアのハーブであるクマンギなどがセットになって付いてきます。

 

食べるもので迷ったらララパンがおすすめ

ララパンはジャワ島発祥の料理ですが、インドネシア人の中でララパンが嫌いだという人はまずいないのではないでしょうか。

ローカルの人々にララパンが人気の理由としては、手頃な価格で食べることができる点と、どの屋台やどの店に入っても味にそれほど差がないという点、そして調理時間が早いのでお腹が空いているときにぴったりだという点があげられます

屋台のララパン屋などではメニュー表を置いていないこともしばしばですが、鶏ももの揚げ物とご飯、飲み物を注文したとしてもせいぜい1万5千ルピア(約150円)ほどと、安い価格でご飯を食べることができます。

実はナシゴレンやミーゴレンは屋台や店ごとに味が違うので、一度も入ったことのないお店で注文するにはリスクが高い料理です。

ところが、ララパンはどんなお店に入っても味に大差がないため、お店選びで失敗するということがありません。

さらに、ララパンがシンプルな料理であること、そして多くのララパン屋では材料の下ごしらえをしているため、注文してから料理が提供されるまでの時間が非常に短いのも特徴だと言えるでしょう。

そのため、ララパンは「今日はなにを食べようかな?」と食事選びで迷ったときに、ぴったりな料理です。

 

ララパンの決め手はサンバル?

どのお店に入っても味に大差がないのは確かですが、実はお店ごとにこだわっている部分があります。

ララパンの決め手は、なんといってもサンバルというチリソースにあります。

辛い物が大好きなインドネシア人にとっては、サンバルが美味しいお店こそ「すばらしい」お店です

ですから、ララパン屋は常連客を確保するためにも、サンバル作りに心血を注いでいるといっても過言ではないでしょう。

おいしいサンバルが食べられるララパン屋であるかどうかは、お客がご飯をおかわりしているかどうかでわかります。

入店客が常に「ご飯おかわり!」と叫んでいるララパン屋は、おいしいサンバルを提供しているお店だと言えます。

 

ララパン食べるなら「タマン・サリ」

どこにでもあるララパン屋ですが、デンパサールでララパンを食べるなら、トゥカッド・バドゥン通りにある「タマン・サリ」をおすすめします。

レノンのププタン広場からタマン・サリに向かう場合には、トゥカッド・ウンダ通りを南下し、ガソリンスタンドの角を左折してトゥカッド・イェ・アヤ通りに入ります。

イェ・アヤ通りをしばらく進み、左手側に「ナディア・ミニ・マート」というミニマーケットが見えたら、その前の道を右折しましょう。

トゥカッド・バドゥン通りを道なりに少し行けば、左手にタマン・サリが見えてきます。

 

タマン・サリは屋台ではなくワルン(食堂)ですが、いつ行ってもローカルの人々で賑わいを見せています。

テイクアウトする人も多いですが、おいしいサンバルとご飯を心置きなく堪能したいなら、店内で食べたほうが良いかもしれません。

 

注文は調理場で直接スタッフに!

タマン・サリの店内に入って席に座る前に、まず注文を済ませてしまいましょう。注文はお店の前にある調理場のスタッフに直接伝えます

「ディブンクス?マカン・ディ・シニ?」(持ち帰り?ここで食べて行くの?)と聞かれますから、店内で食事をする場合は「マカン・ディ・シニ」と伝えましょう。

その際に、ドリンクも一緒に注文しておくと、一度にすべての料理を運んできてもらえます。

タマン・サリの店内はおしゃれカフェのように清潔とまではいかないまでも、ごく普通のインドネシアの食堂レベルです。

一応壁際にテレビが備え付けられており、現代アートのような絵画が飾られていますが、

食べることに夢中の人々からは見向きもされていません。

料理が提供されるまでの間、おしゃべりに興じるか、クルプック(インドネシア風せんべい)をかじりながら空腹を少しでも満たそうとしている人がほとんどです。

 

揚げ物が嫌なら炭火焼き料理をチョイス

タマン・サリでは、鶏のもも肉や砂肝、手羽先などのほか、アヒル肉やグラメという淡水魚などがメニューとして載せられています。

ララパンといえば揚げ物料理ですが、ララパン屋の中には炭火焼きの料理も提供しているところがあります。

もしも、「今日は胃もたれしそうだから揚げ物はパスしよう」という気分なら、炭火焼き料理をチョイスしてみてはいかがでしょうか?

タマン・サリは、鶏肉や野菜などを揚げ物にする以外にも、炭火焼きの調理方法をオーダーすることができます。

カリカリとした揚げ物もおいしいですが、香ばしい炭火焼きもなかなかのものです。

特にアヤム・バカールと呼ばれている鶏肉の炭火焼きは、柔らかい鶏肉に甘辛いソースを付けて焼いてあるのでいっそう香ばしく、辛いサンバルとマッチします。

ちなみに、ララパンはフォークなどを使わず手で食べるのがツウの食べ方です。インドネシアのララパン屋を訪れたあかつきには、ぜひワイルドに手づかみで食事をしてみてくださいね。

 

基本情報

名称:タマン・サリ

住所:Jl.Tukad Badung No.7,Renon,Denpasar

コメント

タイトルとURLをコピーしました