バリ島にはたくさんのビーチクラブがありますが、ホテル併設のビーチクラブは少し敷居が高いと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当然のことながら、ビーチクラブによって「カラー」が異なりますが、今回は、お値打ち価格のハイティーが魅力のホテル併設ビーチクラブをご紹介します。
宿泊者以外も利用可能なホテルのビーチクラブ
ある程度の規模のホテルになると、ビーチクラブが併設されていることも少なくありません。それらのビーチクラブは、ビジターと呼ばれるホテル宿泊者以外にも開放されています。
豪華なホテルであればあるほど、「泊まってないけど、敷地内をウロウロしても大丈夫だろうか?」と心配になるでしょう。セキュリティが厳しいホテルもありますが、大抵のホテルでは「ビーチクラブを利用したい」とスタッフに伝えれば、快く案内してもらえます。
ホテル併設のビーチクラブでは、ビジターとして入場料を払うか、一定料金以上の料理を注文した場合にのみ、施設の利用が可能になります。
間違ったバリ島情報を鵜呑みにして、ドリンク1杯で豪華なホテルのプールで泳いでいたら、スタッフに注意されたなんてことのないようにしたいですね。
ビーチクラブの施設利用の条件と料金については、それぞれのビーチクラブで大きく異なります。そのため、事前に電話やメールで確認しておくか、たっぷりと予算を準備して出掛けるようにしましょう。
セガラ・ヴィレッジ・ホテルのビーチクラブ
サヌールにあるセガラ・ヴィレッジ・ホテルには、「バードハウス」というビーチクラブがあります。セガラ・ヴィレッジ・ホテルはセガラ・アユ通りにありますが、クタ方面からであればバイパスをサヌールに向けて北上し、右手にダンキン・ドーナッツが見える大きな交差点を右に入りましょう。
ビーチに辿り着く手前に、セガラ・ヴィレッジ・ホテルの入り口があります。ホテルの前には20台ほどの車が停められるであろう駐車場がありますが、セキュリティのスタッフに「バードハウス」利用であることをひと言伝えておきましょう。
実は、セガラ・ヴィレッジ・ホテルの駐車場をビジターが利用するのであれば、ビーチクラブでの精算時に、駐車場チケットを発行してもらう必要があります。この駐車場チケットがない場合、5万ルピア(約500円)をセキュリティスタッフに請求されてしまいますから、忘れないようにチケットを発行してもらいましょう。
「バードハウス」のハイティー
サヌールのビーチフロントに位置する、セガラ・ヴィレッジ・ホテル併設のビーチクラブ「バードハウス」。ビーチフロントエリア、プールエリア、そして屋内エリアなどのさまざまなシートタイプが用意されています。
ビーチクラブの中には、プールサイドやビーチフロントの席は、一定料金以上の注文をしなければならないなどの条件があるところもあります。しかし、座席選びに関しては、「バードハウス」はそれほど厳しいビーチクラブではないようです。特に、混雑していない平日の夕方などには、好きな座席を選んで座ることができるでしょう。
今回のお目当ては、「バードハウス」のハイティーです。毎日15:00~18:00までの間に注文可能なハイティーは、二人前で10万ルピア(約1,000円)と大変なお値打ち価格で提供されています。
10万ルピアに税金21%が加算されますから、実質的には12万ルピア(約1,200円)ちょっと支払うことになります。素晴らしい環境の中、お手頃価格でハイティーを味わえる贅沢は、バリ島滞在での素敵な体験になることでしょう。
ハイティーの中身は?
「バードハウス」のハイティーは、たった一種類のみです。鳥かごを模したケースの中に収まった3段のお皿の上には、ケーキやサンドイッチが盛られています。
上段にはきゅうり、ハム、卵、ツナのサンドイッチが盛られており、中段にはカップケーキとマフィンが2個ずつ、そして下段にはエクレアとフルーツのタルトが2個ずつ盛られています。
ドリンクはカフェラテ、カプチーノ、ブラックコーヒーなどのコーヒー類と、紅茶の中から好きなドリンクを選ぶことができます。
アフタヌーンティーやハイティーのメニューがあるホテルやレストランの中でも、10万ルピアというお手頃価格は、そうそうあるものではありません。
そのため、正直なところ、ハイティーの内容にあまり期待はしていませんでした。リゾート感満載のビーチクラブでお茶が飲めたらそれだけで良しとしよう、そんな軽い気持ちで臨んだのですが、「バードハウス」のハイティーの内容は、想像以上に素晴らしいものでした。
まず量の点においてですが、女性二人なら丁度良いくらいの量です。さらに、味のほうはというと、10点満点中8点くらいでしょうか。飛び上がるほど美味しい訳ではありませんが、バリ島の洋菓子レベルからすれば、十分満足のいくケーキとエクレアだと言えるでしょう。
高級ホテルの中にあるビーチクラブとはいえ、全体的にカジュアルで寛いだ雰囲気が漂っており、礼儀正しいながらも格式ばっていない接客にも好印象を受けました。
一つ難点をあげるとすれば、ドリンクが出されたのは早かったのに、ケーキ類が出てくるのが遅かった点でしょうか。ケーキを待つ間に、注文したカフェラテが冷めてしまったのが残念でした。しかし全体的には、とても満足できる時間を過ごすことができました。
ビーチクラブの利用について
セガラ・ヴィレッジ・ホテルのビーチクラブ「バードハウス」でプールやビリヤードを利用しようと思うなら、最低でも25万ルピア(約2,500円)分の飲食をする必要があります。
しかしながら、12歳以下の子どもであれば、たとえ総注文の合計が25万ルピア以下であろうともプールの利用は許可されていますから、安心して子どもを遊ばせることができるでしょう。
13歳以上、もしくは成人されている方の中には、「25万ルピアも支払わないでプールで泳げる方法はないだろうか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、セガラ・ヴィレッジ・ホテルが毎月第一日曜日(12:00~22:00)に開催している、「サンデー・フードフェスティバル」でなにか一点でも料理を注文すれば、ビーチクラブ内のすべての施設が利用可能になります。
料理を注文したら、手首にリストバンドを巻いてもらうのを忘れないようにしましょう。そうすれば、プールでもビリヤードでも図書室でも、好きなだけ利用することができます。
基本情報
名称:バードハウス(セガラ・ヴィレッジ・ホテル内)
住所:Jl. Segara Ayu, Sanur
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