ヌサドゥアには、たくさんのユニークなレストランがあります。特に高級リゾートホテルが立ち並ぶエリアの敷地内には意趣を凝らしたレストランが多く、ゆっくり過ごすのにぴったりな場所です。その中でも、子どもと一緒に遊ぶことができるパイレーツ・ベイをご紹介します。
ヌサドゥアで有名な写真撮影スポット
「そごう」や「バリコレクション」などのショッピングモールがある、ヌサドゥアの高級リゾートホテルが立ち並ぶエリア。
入口で厳重なゲートチェックがなされるこのエリアには、ホテルの宿泊客だけではなく、外部からの観光客も入ることができます。
ゲートチェックを終えてビーチ方面を目指すと、目の前に青い海が飛び込んでくるでしょう。
ヌサドゥアビーチで遊んだ後には、ビーチ沿いにあるレストランでひと休みしてみてはいかがでしょうか。
それらビーチ沿いにあるレストランの中でも、パイレーツ・ベイというひと際ユニークなレストランがあります。
パイレーツ・ベイは、大きな海賊船が目印です。本物の木製の船はこのエリアでも有名な写真撮影スポットとして知られています。
野趣あふれるレストラン
パイレーツ・ベイは、木に組み立てられたツリーハウスや海賊船の内部で食事をすることができるレストランです。
目の前の青い海の景色を楽しみながら、流木やヤシの木などの素材で建てられた食事スペースに座っていると、まるで海賊の一員にでもなったかのような錯覚に襲われるかもしれません。
パイレーツ・ベイにはさまざまなシーティングエリアがあるので、お気に入りの場所を選んで座ることができるでしょう。
ただし、ツリーハウスの上の階や海賊船の中の食事スペースは、最低注文価格が設定されています。
海賊船の中の食事スペースに座りたいのであれば、一人当たり15万ルピア(約1,500円)分以上の料理を注文する必要があります。
中には最低注文価格が設定されていない座席もあるので、「どの席でもいい」という人ならそちらのほうの席に座ることができるでしょう。
敷地内に木々が生い茂っているパイレーツ・ベイでは、野生のリスを見掛けることができます。
バリ島で見掛けることのできるリスは、タイワンリスと呼ばれる昼行性の種類のリスで、人間たちが注文した料理のおこぼれにあずかろうと席までやってきます。
料理はウェスタンが主流
パイレーツ・ベイで提供される料理は、ウェスタンが主流となっています。
軽食としてサンドイッチやピザ、メインとしてステーキやシーフードの盛り合わせなどがメニューに載せられています。
フレッシュジュースの種類も多く、バナナやマンゴー、アボカドやパパイヤなどの南国フルーツのジュースで、海でひと泳ぎした喉の渇きを癒すことができるでしょう。
メニューをざっと見た限り10万ルピア(約1,000円)台のメニューが多いですが、フード類は一皿5万ルピア(約500円)から、そしてドリンク類は160ml入りの缶ジュースで2万ルピア(約200円)からとなっています。
注文した料理の料金には、サービス料金と税金が21%かかります。
そのため、パイレーツ・ベイのランチ予算は、一人当たりおよそ1,500円あれば良いかもしれません。
一般的なバリ島にあるレストランと比べると高くなってしまうのは、ヌサドゥアという観光一等地に建っているレストランだからでしょう。
パイレーツ・ベイはスペシャルな雰囲気を味わうことができるレストランですが、残念ながら味のほうは取り立ててスペシャルな味がするという訳ではありません。
お店のスタッフの話しによると、ランチタイムよりもディナータイムが断然おすすめだそうです。
パイレーツ・ベイのディナータイムは、波の音に耳を傾けながらロウソクの灯ったテーブルを囲むことができるという大変ロマンチックな雰囲気になるので、バリ島での夜デートにぴったりな場所なのではないでしょうか。
アスレチックコーナーで遊ぼう
野生のリスを観察してみたり、ツリーハウスからの景観を十分楽しんだりした後には、パイレーツ・ベイの敷地内にあるアスレチックコーナーで遊んでみましょう。
食事をする場所の奥には、ロープや流木で作られたアスレチックコーナーがあります。
大木に直接設置されたブランコに乗るもよし、木に吊るされたハンモックで昼寝としゃれこむもよし、友人たちと海賊ごっこを楽しんでみるのもよいでしょう。
ほかにも、丸太で作られたシーソーやロープの綱渡りなどの遊具があって、子どもから子どもの心を持った大人まで、わいわいと常に賑やかなエリアです。
食事をすれば、誰でもこのアスレチックコーナーで遊ぶことが可能です。
そのため、ヌサドゥア観光に飽きた子どもたちを連れて訪れるなら、きっと喜ばれることでしょう。
特に、海賊に憧れる男の子や女の子には、パイレーツ・ベイはおすすめスポットです。
子どもたちに人気のアスレチックコーナーがある場所は広々としているので、普段運動不足の体を動かすためにも、子どもたちと追いかけっこなどをして遊んでみても楽しいかもしれません。
写真撮影だけなら5万ルピア
お店の前に注意書きが立てられていますが、どうやらパイレーツ・ベイで一切食事をすることなく、海賊船の写真や敷地内の写真だけを撮影して帰る観光客が一定数存在するようです。
そのため、「写真撮影のみ5万ルピア(約500円)の支払いをお願いします」と書かれた看板を目にすることができます。
もしも、海賊船を写真撮影するだけ、ツリーハウスなど敷地内の様子を写真撮影するだけなのであれば、スタッフに「写真撮影だけです」と声を掛けて必ず支払いをするようにしましょう。
パイレーツ・ベイは訪れる価値あり?
パイレーツ・ベイは、バリ島の数あるレストランの中でもかなりユニークな部類に入るレストランです。
料理の価格設定は高いものの、スタッフもフレンドリーで感じが良く、楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。
また、フォトジェニックな海賊船やツリーハウスがあるパイレーツ・ベイは、旅の思い出の一枚を撮影するのに適した場所だとも言えます。
価格の割には料理の味が平凡な点を除けば、パイレーツ・ベイは旅行中に訪れるのをおすすめできる場所です。
「海賊に憧れている!」という人であれば、ぜひバリ島のヌサドゥアでパイレーツ・オブ・カリビアンごっこを楽しんでみてはいかがでしょうか?
<基本情報>
名称:パイレーツ・ベイ
住所:ITDC area,Lot-C-0,Nusa Dua
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