古くからバリ島の観光地として栄えたサヌール。
老舗ホテルが多く、クタやスミニャックなどのビーチエリアよりも落ち着いた、のんびりした雰囲気が味わえる街です。
サヌールに在住している外国人も多く、早朝や夕方にはビーチ沿いの遊歩道をそぞろ歩く人々の姿を見掛けることができるでしょう。
大人のビーチリゾートならサヌール!
かつては、ほかのバリ島のビーチリゾートエリアと同じく、小さな漁村に過ぎなかったサヌール。
1930年頃から芸術家が集まる街となり、その後、国際空港が築かれてようやく観光開発が進むようになりました。
その当時には、クタとサヌールが外国人向けのリゾート地として開発されましたが、いまでも大勢の若者で溢れている賑やかなクタとは違い、サヌールはひっそりと静かな雰囲気に包まれたリゾート地です。
サヌールのビーチの特徴は、なんと言ってもローカルの人々の生活を垣間見ることのできるところでしょう。
穏やかな波のサヌールビーチは、夕方や休日になるとローカルファミリーの憩いの場になります。
そんな和気藹々としたビーチの様子を眺めながら、ビーチ沿いのカフェで憩うのも大人のビーチリゾートであるサヌールならではの楽しみなのではないでしょうか。
ビーチ沿いの遊歩道をそぞろ歩こう
ひたすら波打ち際を歩くのも良いですが、サヌールに来たらきれいに整備された遊歩道を散歩してみてはいかがでしょうか?
サヌールにある国道沿いのマクドナルドをビーチに向かって真っ直ぐ行くと、セガラ・アユ通りに出ます。
そこからビーチに出ることができますが、ビーチ沿いには決して広くはない道幅ながら歩きやすい遊歩道があるので、それをセタパック通りに向かって南下してみましょう。
セガラ・アユ通りからセタパック通りを通って、遊歩道の突き当たりになるクスマ・サリ通りまでは約1時間ほどの散歩コースとなっています。
この遊歩道沿いには、おしゃれなカフェがズラリと並んでいるため、「ちょっと喉が渇いたな」というときや「お腹が空いたな」というときには、大変便利です。
目の前は海!気分のあがるカフェがいっぱい
遊歩道の脇にあるオープンエアのカフェやレストランは、ゴージャスな雰囲気のものから簡易カフェのようなつつましいものまで、さまざまなスタイルが揃っています。
それらのカフェに共通するのは、すべてオーシャンビューだということ。サヌールの穏やかで美しい海を眺めながら、贅沢な時間を過ごすにはぴったりの場所だと言えるでしょう。
スミニャックのビーチで人気となっているビーズクッションを置いたカフェや、いかにもビーチと言った風情の大きなパラソルの下に備えられたテーブルセットが素敵なカフェ、そしてゆったり座ることができるソファ席のあるレストランやナチュラルでシンプルなインテリアのカフェまで、好みに合わせて立ち寄るお店を選ぶことができます。
セガラ・ビレッジホテルの「Byrdhouse」
サヌールにあるシンドゥービーチの遊歩道を歩いていると、一際おしゃれで目を引くレストランを見つけることができるでしょう。
高級感溢れる雰囲気も、ここがセガラ・ビレッジホテルのビーチクラブに属しているレストランだからでしょうか。
このレストランから眺めることのできるビーチの手前には、カラフルなジュクン(小船)が並んでおり、サヌールがかつては小さな漁村だった名残りを感じることができます。
今回は、この「Byrdhouse」でランチを取ることにしました。ランチどきだったのにもかかわらず、ビーチフロントの席にはほとんど人の姿が見当たりません。
ビーチクラブの中を見渡してみると、どうやら宿泊客の方々はホテル側のプールでお昼寝中の様子です。
そのような訳で、まるで貸し切り状態で、どこでも好きな場所に座ることができたため、やしの木の下にセットされたビーチフロント席に座ってみました。
穏やかな潮風に吹かれながらのランチ
「Byrdhouse」の平均的なランチの予算は、一人15万ルピア~20万ルピアほどでしょうか。バリ島のランチ予算としては若干お高めですが、場所代と思えば納得のお値段です。
メニューは、ブレックファストが7万ルピアからあり、ランチの時間でも注文可能になっているため、お昼を軽く済ませたい方にはぴったりでしょう。
そのほかにも、パスタやピザ、本格的な肉料理まで揃っており、ちょっと小腹が空いたという方やがっつりランチを食べたい方など、どちらの利用も可能です。
今回は、大きなマルゲリータのピザとアメリカンを注文してみることにしました。ちなみに、こちらのドリンクメニューはコーヒーなら2万5千ルピアから、フレッシュジュースなら4万ルピアからとなっています。
スミニャックにあるおしゃれなカフェと値段的にはほとんど変わりありませんが、高級ホテルのビーチクラブであることを考えるなら、「Byrdhouse」のほうがお得な感じがするのではないでしょうか。
長居したくなってしまうレストラン
目の前にはキラキラと輝く海、そして出来たてのクリスピーなマルゲリータをほお張ると、とても贅沢な気分を味わうことができるでしょう。
ビーチから吹く穏やかな潮風が眠気を誘いますが、ソファ席やデイベッド席ならそのままお昼寝しても文句を言われることはないかもしれません。
スタッフもフレンドリーで会話も弾むため、一人で訪れたとしてもちょうど良い話し相手が見つかるはずです。
座っているのに飽きてきたら、ホテル内のトロピカルガーデンを散策することができるでしょう。
3つの屋外プールがあり、インフィニティプールやジャグジーなど、リゾート気分を盛り上げてくれる素敵な演出が満載です。
レストランで食事をすればプール利用も可能になるため、プールやジャグジーを利用したい場合には近くにいるスタッフに問い合わせてみることができるでしょう。
サービスが悪いと評判だったけど?
実は、セガラ・ビレッジホテルのビーチクラブやレストランは、とある旅行サイトによるとサービス面ではあまり良い評価を得ていませんでした。
しかし、実際に「Byrdhouse」を訪れてみて思ったのは、サービスが悪いと言うよりは、敷地が広過ぎるだけにスタッフを見つけるのが大変だということ。
最初の注文の際にはすぐにスタッフが駆けつけてくれますが、追加オーダーしたいときやお会計をしたいときなど、なかなかスタッフを見つけることができず苦労することがあります。
しかし、気の長い方や、食事が終わった後のお皿をサッサと片付けられるのが嫌だという方には、ぴったりなレストランだと言えるかもしれませんね。
「Byrdhouse」の基本情報
住所:Segara Beach Front, Sanur Promenade,Jl Segara Ayu, Sanur 80224
電話番号:0 361 288407
アクセス:セガラ・アユ通りを南下すぐ
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