沖縄発祥のレストラン:鉄板焼ステーキレストラン 碧

大阪

グランフロント南館8階にある鉄板焼ステーキレストラン 碧(ヘキ)さん。少し大人な落ち着いたランチを楽しみたい時におすすめのレストランです。

 

こちらは沖縄発祥のレストラン。「碧」は沖縄のエメラルドグリーンの海をイメージさせますね。

広々とした開放感のあるU字カウンターがメイン。

予約をしていましたので、窓際の静かなお席に通していただきました。大きな窓でとても明るい雰囲気です。

 

お席に着き、ドリンクをオーダーします。ドリンクメニューも豊富で、ビール、ワインはもちろんのこと、オリンビールや泡盛を使ったカクテルなど沖縄気分を味わえます。

 

お料理はすべてコース料理。

最高級のオーストラリア牛と沖縄産の和牛のステーキ、久米島車海老、からメインディッシュを選びます。

今回は2名での訪問ですが、極上黒毛和牛サーロインステーキを注文。久米島車海老2尾をつけ1尾ずつシェアします。

 

コースの内容はこちら

・先付

・新鮮サラダ

・野菜のオリーブ炒め

・島豆腐と紅芋の鉄板焼

・メインディッシュ

・旬の沖縄野菜鉄板焼

・沖縄豚の中味おすまし

・コシヒカリご飯

・自家製お漬物

・デザート

先付の青パパイヤのおひたしと、新鮮サラダ。琉球ガラスのブルーが鮮やかですね。

 

青パパイヤはシャキシャキとした歯ごたえで、花かつおの風味とよく合う和風の味付け。南国で栽培されるパパイヤ。熟れる前に収穫する青パパイヤは、野菜として使われる事が多いのだとか。

 

サラダは和風とイタリアン2種類のドレッシングいずれかを選び、その場でかけていただきます。紫色の葉野菜は「はんだま」といい沖縄で古くから栽培されている野菜。爽やかな苦味のある味で、鉄分や目によいとされるアントシアニンなどが含まれ、栄養価の高い野菜なんですよ。

 

 

ここで、女性シェフの登場です。丁寧なご挨拶と、使う食材などご説明をいただきました。

苗字から沖縄ご出身とわかります。

野菜のオリーブ炒めは、赤パプリカとピーマンです。スペイン産の上質なバージンオイルを使用。オリーブの香りがします。島豆腐と紅芋も、同時に鉄板で調理されます。

紅芋は甘みが強く、ホクホクです。島豆腐は木綿豆腐をしっかり水抜きしたような食感で、弾力のある歯ごたえ。塩だけで美味しくいただきます。

久米島車海老はタルタルソースでいただきます。海の香りが感じられ、ふわりととても柔らかい身でした。頭の部分はプレスされます。水分が完全に抜け、カリカリのえびせんになって出てきました。

 

いよいよメインです。極上黒毛和牛サーロインステーキがやって来ました。

シェフが手際よく脂身と赤味を分けてから焼き始めます。焼き具合はシェフにお任せして、ミディアムにしていただきます。

焼き上がったお肉は、ガーリックチップを添えていただきます。

甘くて柔らかく、とてもジューシーなお肉です。ソースはポン酢ベースのもの、ピリ辛の醤油ベースのものでいただきます。サーロインは霜降り部分が多いので、さっぱりとしたポン酢がよく合いますね。

 

旬の沖縄野菜鉄板焼は、にんじんのしりしりです。シンプルににんじんと卵をチャンプルにしたもの。味付けが塩こしょうだけですので、ニンジンの甘さが際立ちます。ニンジンが沖縄野菜かどうかはさておき、「しりしり」には、すりすりと摩り下ろすという意があり、立派な沖縄郷土料理なんです。

 

小さなお茶碗にごはんが盛られてきました。提供のタイミングに合わせて炊かれるようです。新潟産のコシヒカリはつやつやしていて、やっぱり日本一のお米だなと実感させられます。

 

スープは、沖縄豚の中味(なかみ)おすまし

豚のホルモンをカツオのだしでスープにしてあります。沖縄のお正月は、お雑煮の代わりにこの中味汁を食すのだそうです。というのも、この中味汁はとても手間のかかるスープで、ホルモンの臭みをとるための下ごしらえに、なんと3時間もかかるご馳走なのだとか。どうりで臭みの無い透き通ったスープだったわけです。具沢山でホルモンの食感もコリコリと楽しめました。豚のホルモンは鉄分やビタミン・ミネラルも豊富なんですよ。女性には嬉しいですね。

 

そのような沖縄のお話を聞きながらお食事をいただくと、現地に旅行に行きたくなってしまいますよね。シェフとの会話を楽しめる対面式サービスは、鉄板焼ならではです。

 

そして最後のデザートは、沖縄風ぜんざい。金時豆を黒糖で煮てあるぜんざいに、ふわっとしたカキ氷です。中にはかわいらしいお団子が。

そして締めのコーヒーと、フルコースを満喫させていただきました。

 

 

お肉はもちろんのこと、本島ではあまり食べることのない沖縄野菜をたくさんいただけたのが、満足できるポイントとなりました。沖縄野菜は甘さが強く、栄養価が高いので日ごろの食事に取り入れていきたいですね。

 

珍しくもスタッフは全員女性。ラグジュアリーな雰囲気と美味しい料理、細やかな気配りが嬉しいレストランでした。予約することで、落ち着けるお席をキープしてくれますよ。予算はランチで5000円前後。混雑するレストランフロアの中でも、唯一落ち着けるお店ではないでしょうか。

 

 

鉄板焼ステーキレストラン 碧 うめきた店

大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館8階

06-6485-7299

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