イルミネーションの美しい季節ですね。
御堂筋もライトアップされ、人々の目を楽しませています。
今回は、御堂筋沿いのオフィスビルにある、大人の隠れ家 御堂筋ロッヂをご紹介します。
大阪豊田ビルの地下にあるトヨチカ名店街。失礼ながら、こんなところに?という地下食堂街の一角にあります。少しレトロな、わくわくさせる道のりです。
ロッジというだけあって、山小屋風のたたずまい。エントランスから温かい雰囲気が漂ってきます。
木を基調としたインテリア。過剰な華美さやスタイリッシュさはありませんが、その分、落ち着いていて、ゆっくりとくつろげそうな雰囲気です。
お料理を選びます。
事前に調べた口コミを総合すると、アラカルトもあるのですが、こちらではどうやらコースがお得のようです。
コースは宴会洋食(4000円)と小皿洋食(4500円)の2種類。
盛りだくさんなお料理を、デザートまで楽しめるという小皿洋食をお願いしました。
品数も多そうですね。
レーズンバターの豪華版ですね、ドライフルーツバターのカナッペ。バターがとてもあっさりしていてマイルドです。たくさんいただいても、胃にもたれることがなさそうな綺麗なバターです。
この一品目を皮切りに、この後、どんどんとお料理が運ばれてくるのです。
ビジュアルからは「鶏唐」以外の何物でもありませんよね。すだちを絞り、口に運んで驚き、メニューを初めて確認したところ、鱈白子のフリットでした。食べる前にメニューを確認しておけば、一口目から楽しむことができたのに、と反省した一品です。
ここでようやく前菜です。
左から時計周りに、黒毛和牛モモ肉のコールドビーフ、タスマニアサーモンのマリネ、仙鳳趾(せんぽうし)産牡蠣のマリネ。
黒毛和牛モモ肉のコールドビーフはグレービーソースや薬味とともに、あっさりといただきます。柔らかいお肉で、メインに期待が寄せられます。
タスマニアサーモンは、アトランティックサーモンとよく似て、脂ののった見た目、お味ですが、それと比較して汚染が少なく安全とされ、なかなかお目にかかることの少ないサーモンです。
仙鳳趾というのは、北海道 釧路の漁港の名前。潮の流れがきついことから、ここで育った牡蠣は、身がしまり弾力があるとされています。臭みだけが省かれ、歯応えもよく美味しくいただきました。
ジャガイモと玉ねぎのポタージュは、クルトンを自分で入れていただきます。小さなサイズですが、素材の風味を生かした味付けで、ホッと一息。
ハニートーストに、ゴルゴンゾーラチーズのソースが添えられてきました。ゴルゴンゾーラとハチミツは間違いなく合いますね。少し残ったソースは次の料理に使用できるかもと、テーブルにキープしてしまったほど。
ロールキャベツというとホワイトソースのイメージですが、デミソースとやってきました。肉汁たっぷりで、お肉の美味しさを実感できる、ロールキャベツでした。少し大きな一口サイズです。
自家製ボンレスハムとピクルスのサラダは、珍しい葉野菜が多く、久しぶりの野菜にハートはホッとしながらいただきます。ボンレスハムは芳醇な生ハムです。
海老フライに茄子のフライを添えて。タルタルソースまろやかで素朴、意外と薄味です。たっぷりつけて、レモンを絞っていただきます。
さて、ドリンクは6名以上の場合、ビールやグラスワインなどが2000円で飲み放題となります。
ワインはグラスでの提供では追いつかない、とスタッフが判断された場合、ボトルでの提供となります。どのお料理も、お酒との相性が抜群ですので、進んでしまいますよ。
メインディッシュのタンシチュー(+500円)。クレソンやマッシュポテト、マスタードが添えられています。
箸で裂けそうなほど、柔らかく煮込まれています。デミグラスソースもコクがあって美味。十分な量が提供されます。
メインディッシュの選択肢も、黒毛和牛ロースの網焼き、塩焼き、ビーフカツレツなど、上質なお肉料理で幅広く用意されていました。
赤盆。お品書きを見ていて気にはなっていたのですが、ごはんとお味噌汁、ごはんのお供のセットが赤いお盆にまとまっています。
つやのあるごはんは、お代わり自由。出汁の効いたお味噌汁も、しらす、タラコ、たくあんも、よくごはんに合います。
デザートは、ミルクのジェラート。甘さを抑えさっぱりとした風味です。
長堀橋にある洋食Katsuiの2号店ということで、前々から行ってみたかったレストランの一つ。夜の定食(3500円)などは一人でも気兼ねなくいただけそうです。
残念ながら未就学児は入店できません。スタッフの対応も素晴らしく 、静かな雰囲気でお食事を楽しむことのできる、大人の洋食店でした。
御堂筋ロッヂ
大阪市中央区南船場4-3-11
06-6251-5064
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