パリで一番有名なシャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットの紹介

フランス

12月のパリの楽しみといえば、クリスマスマーケット。フランスではMarche de Noël(マルシェドノエル)と呼ばれています。

クリスマスマーケットが始まると、クリスマスまであともう少し。本格的な冬が始まったのだなと感じられる冬の風物詩であります。

フランスでは大人も子供も大好きなクリスマスマーケットを現地からレポートしたいと思います。

パリで一番有名なシャンゼリゼ通りのクリスマスマーケット

パリで一番有名なクリスマスマーケットといえば、シャンゼリゼ通り

並木道はライトアップされます。オレンジやブルーのライトがゆらゆらと揺らめきます。そしてコンコルド広場にはこの時期観覧車が立てられます。

ただここを歩くだけでも、どこか夢の世界を彷徨っているよう。クリスマスマジックに掛かったように、どこか懐かしくて、子どもの頃に感じたようなウキウキした気持ちを思い出させてくれてくれます。

民芸品などの販売

クリスマスマーケットはクリスマスプレゼントを購入する場所として役割を果たしています。

パリやストラスブールなどクリスマスマーケットが有名になった地域では、商業的になりつつあるので、なかなかいいプレゼントを見つけることが難しくなってきています。

しかし、マトリョーシカやヨーロッパらしいスタイルのランプなど、私たち日本人にとっては珍しいものも販売されています。

ちなみに筆者はマトリョーシカのクリスマスオートナメントを購入しました。

クリスマスのお菓子などの販売も

クリスマスマーケットではこの時期特別に食べられるアルザス地方のお菓子なども販売されています。

エピスがしっかり効いたお菓子、Pain aux épices/パンオエピスなどは、スーパーで買って食べるものとは違う美味しさ。しっかりと香辛料が効いていて、甘い中にも、特別な味わいのあるお菓子です。

甘いお菓子が苦手という方にも喜ばれるのではないかと思います。また子どもにも喜ばれそうなジンジャークッキーも多く販売されているので、ちょっとしたお土産にいいかもしれませんね。

クリスマス市の楽しみ屋台

クリスマスマーケットの楽しみの一つは屋台。以前はシャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットでは屋台はあまり充実していませんでしたが、2016年では屋台村のようなスペースができていました。

ジャガイモのグラタンやラクレットチーズのサンドイッチ、アルザス地方の郷土料理シュークルート、生牡蠣のバーなど、食べ物が充実していたのが印象的でした。

屋台の料理というとフランスではあまり美味しくないと言われています。しかし、今回のクリスマスマーケットの屋台は個人的にはまあまあイケる味でした。特に、ジャガイモのグラタンやラクレットチーズのサンドイッチなどは、寒い冬空の下で食べるのに最適な料理なので、温まる美味しさでした。

クリスマス市の屋台の雰囲気は日本の夏のお祭りや初詣の際にたつ屋台のイメージに近いと思います。

ワイワイ楽しみながら、外で食べることができるのは、特別なひととき。寒い冬空の下でも、浮き立つ心の方が勝ち、なかなか離れがたい楽しさでした。

飲み物も充実

クリスマスマーケットの楽しみは飲み物。筆者は毎回クリスマス市に行く度にホットワインの飲み比べをします。こだわりを持って作られているお店のホットワインはエピスとオレンジの酸味が美味しく、芯から温まります。寒さのあまりに何杯でも飲みたくなるような美味しさです。

ホットワインはクリスマス市に行けば、匂いがどこからともなく漂ってきます。クリスマスマーケットといえば、ホットワインと言えるぐらい、風物詩の一つであるのです。

またクリスマスマーケットではクリスマスビールも充実しています。クリスマスビールとはこの時期限定で販売されているビールで、少し甘みがあってエピスの味がほのかにします。気温10度前後ですと、冬場でもビールを外で飲む楽しみが感じられますが、極寒の外でビールを飲むと身体が冷えます。

筆者は気温2度の時に、クリスマス市でビールを飲み、身体がすーっと冷えていく感覚を味わいました。ほどほどに気をつけてくださいね。

子どもの楽しみ、メリーゴーランドやミニジェットコースター

クリスマス市は子どもも楽しむことができます。メリーゴーランドやミニジェットコースター、ミニ列車などがあります。

このような乗り物に乗っている子どもたちの楽しそうな顔は印象的。どの子どもたちも自然と笑顔になっています。ほっとするような光景です。大人になってもクリスマスマーケットを楽しむフランス人の原点を知ることができます。

 

パリのその他のクリスマス市

パリにはシャンゼリゼ通り以外にもクリスマスマーケットが立ちます。

ナシオン、サンジェルマン通り、ノートルダム大聖堂のすぐ隣の広場など。シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットとは違い、どれも小規模なものばかりです。

観光者向けというよりも地元民のためのクリスマス市なので、お店や屋台などは興味深いかもしれません。12月のクリスマス前にパリにいる方は、これらのクリスマス市にも行ってみるのも違った発見があっていいかもしれませんよ。

 

クリスマス市で気をつけて欲しいこと

最後にお話ししたいのがクリスマス市で注意していただきたいこと。シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットでは今年はテロの影響で警察官が多いのが印象的でした。

楽しいながらにも、どことなく緊張感はあったように思われます。外務省の渡航情報ではヨーロッパの渡航の注意としてクリスマスマーケットなど人が多く集まる場所では注意するように警告しています。

こちらのページを参照してください。

海外安全ホームページ: 広域情報詳細

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

またクリスマス市ではスリも多発しています。実際、筆者もすられることはなかったですが、気がつくと鞄は開けられました。

日本人はスリに狙われやすいことで有名です。財布などはチェーンで鞄に繋げておくか、二重チャックの中に入れておくなど、くれぐれもスリ対策は忘れないようにしてくださいね。

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