フランス語が読めない方も大丈夫!パリの地下鉄・RER(高速郊外鉄道)の乗り方を徹底解説

フランス

パリに初めて来て、地下鉄やRER(高速郊外鉄道)をどのように利用したらいいのかわからないという方も多いと思います。

実際、英語表記もあまりないので、フランス語が読めない方には決して優しいとは言えないパリの交通事情

そんな方々が安心して地下鉄やRERに乗れるように、実践編と題して、詳しく案内をしたいと思います。

地下鉄の乗り方

改札を通る

パリの地下鉄はMetro(メトロ)やMと表記されています。地下鉄に乗りたければ、この看板を探しましょう。

階段を降り、または場所によっては階段を登ると改札口があります。そして日本と同様に定期券や切符を改札に通します。ここで気をつけて欲しいことが一つあります。

地下鉄を降りる時に切符は回収されないので、改札を通れば必要なくなるのですが、地下鉄を降りるまではしっかり切符を持っておくようにしましょう。

コントロールと呼ばれる切符をチェックする地下鉄の職員が巡回しています。切符や定期がなければ、罰金を払わなければならないのです。

ベビーカーやスーツケース持ちの注意点

ベビーカーの子供連れやスーツケースなど大きな荷物を持っている方は普通の改札を通ることはできません。ドアのような改札があるのでそちらから通るようにしましょう。

ドアの改札の横に切符を直接通せるようになっている駅もあれば、そうでないところもあります。

少しややこしいのですが、呼び出しボタンを押すか、駅員さんにここを通ることを伝え、まず普通に改札に切符や定期を通してから、この大きなドアを通るようにしましょう。

ホームに行くまで

改札を通ると、ホームを案内する看板が出ています。シャトレのような大きな駅ですと、いくつもの地下鉄やRERが通っているので、しっかりと看板を確認してその方向に向かいましょう。

うっかりしていると、右に回らなければならないのに見落としていて、乗りたい地下鉄のホームになかなかたどり着けずということは普通にあります。

決してわかりやすい地下鉄の作りではないので、気をつけるようにしてくださいね。

地下鉄に乗る

地下鉄のホームにたどり着くと地下鉄が何分後に来るかという案内の看板が出ています。

地下鉄はあまり遅れるということがないので、大体の目安になるかと思います。また地下鉄を待つ時ですが、日本と違い列に並ぶということはありません。

もし並んで待っていても、地下鉄が来ると横から割り込んで入ってくることは当たり前なので、それでいちいちイライラしないようにしましょう。フランスではこれが普通なことなのです。

地下鉄の乗り換え

地下鉄に乗りました。目的地に行くのに、乗り換えをしなければなりません。

乗り換えには基本的に切符をもう一度通さなければならないということはありません。先ほどホームに行くまでの中で説明したように、看板を頼りに次の地下鉄のホームまで向かってください。

地下鉄を降りる

さあ目的地に着きました。地下鉄はどのように降りるのでしょうか。地下鉄にはいくつもの入り口、出口があります。

フランス語でSortieという看板が出ています。そしてSorite1 Jeu de Paume,2 R de Rivoli,3…といった具合に、出口が面する道路名や観光地や美術館の名前が表記されています。また大体地下鉄には出口とその周辺の地図がホームにあります。

目的地がどのSortieと近いのか、確認してから出るようにしましょう。

筆者の経験上、大きな駅などで適当に出てしまったとき、自分が行きたいところと全く逆の方向で、かなり遠回りになってしまったなんてこともあったので、気をつけてくださいね。

地下鉄の出口は基本的にドアになっているところが多く、先ほど説明しましたように、切符を通す必要ありません。

 

RERの乗り方

RERの乗り方ですが、基本的に地下鉄と違いはありません。

ただ、いくつか相違点があるので、以下の点は気をつけるようにしてください。

乗り換えの時には切符が必要

地下鉄からRERに乗り換え、RERから地下鉄に乗り換える時には、切符を再び通す必要があります。ただRER間を乗り換える時には切符は必要はありません。

うっかり切符を失くすと、その場で購入しなければならないので、気をつけるようにしましょう。

下車の時にも切符が必要

地下鉄では出口で切符を通す必要はないのですが、RERでは切符を通さなければ出ることができません。

地下鉄がゾーン1なのに対して、RERはゾーン5まで通っているので、切符の値段が違うのです。

ベルサイユ宮殿やデズニーランドに行く時は、しっかり目的地の切符を買うようにしましょう。ゾーン1の切符では外に出ることができませんよ。

RERはよく遅れる

先ほど地下鉄の到着案内はほぼ正確とお話しましたが、RERは本当によく遅れるということで有名です。

以前筆者は出勤で毎日RERを利用していました。RERでは何かしら問題が毎日起きているように感じるほど、到着、発着時間は正確ではありません。

それに予定されていた電車がいきなりなくなったりなんてこともあります。大事な約束などがある場合はかなり余裕を持ってRERに乗ることをオススメします。

地下鉄、RERのスリには注意

最後に地下鉄やRERを利用する時の注意点をお話しします。

やはり日本人が気をつけていただきたいのは、スリです。フランス人は地下鉄でスリにあまり合いませんが、日本人がスリに合うことはしばし起きることです。

筆者は気がつくと鞄をあけられていたりなんてことは普通にあります。

財布などはチェーンで繋げておくか、鞄の中のポケットに入れておくなどの注意が必要です。

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