チョコレートのイベントと言えばサロン・ド・ショコラが有名ですが、現在ではイギリスやイタリア、日本など色々な国で開催されています。チョコレートの本場ベルギーは、実は今年でまだ4回目です。本場のパリまで気軽に行ける距離であるためか、ベルギーで初めて開催されたのは2013年のことです。そんな歴史の浅いベルギーのサロン・ド・ショコラですが毎回多くの人が集まり大成功をおさめています。その様子を今回はお届けします。
・基本情報
SALON DU CHOCOLAT
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サイトは残念ながらフランス語、オランダ語のみです。
期間:2017年2月10日(金)から12日(日)まで。
10日(金)、11日(土)は10時から19時まで、
12日(日)は10時から18時までです。
場所:TOUR & TAXIS、3、4ホール
Havenlaan 86c 1000 Bruxelles
2016年まではExpoというアトミウム近くにある展示会施設で行われていましたが、今年より会場が変更となりましたのでご注意ください。
入場料:大人は、金曜8.5ユーロ、土曜・日曜は10ユーロです。
小人(3~12歳)は5ユーロ、シニア(60歳以上)・学生は8.5ユーロです。大人2名、小人2名が入れるFamily Packがあり、25ユーロとお得です。
チケットは現地で購入可能です。チケットを持っている人と持っていない人では入り口が分かれています。土日の混雑する時間に行く場合、オンラインでチケットを購入しておいた方が並ばずスムーズだと思います。オランダ語サイトの”Bezoek”タブの”Tickets”より、オンラインでチケットが購入できます。
アクセス:国鉄ならブリュッセル北駅が最寄りですが、駅から会場までは少し距離がありますので、公共交通機関が便利です。北駅の目の前から出ている14番UZ Brussel行きのバスで5駅、Tour & Taxisという駅で下車後すぐです。
他の最寄り駅は以下の通りです。
メトロは2番、6番 IJzer駅
バス57番、88番のSteamers駅
・プログラム
Pastry Show:会場にあるステージでは、製菓学校やパティスリーによる様々なデモンストレーションがあります。1時間ほどのデモンストレーションが、11~17時までひっきりなしに行われています。実演をし、説明をしながらコツなども教えてくれます。基本的にフランス語もしくはオランダ語ですが、見ているだけでもいろいろと学べますし、目の前で作ったものを試食させてくれるのでとても楽しめました。この時に食べたキャラメルチョコレートが本当においしかったです!
ワークショップ:子ども(6-12歳)向けに、実際にチョコレートを作るという体験型のイベントがあります。行ったのが金曜日だったからか、学校の子どもたちが参加しており、とても楽しそうでした!ワークショップは3日間ともあり、現地で申し込みをします。
Fashion Show:サロン・ド・ショコラのためだけに作られた特別なドレスによるファッションショーが、毎日17時からあります。チョコレートを使って作られたドレスが至る所に飾ってあるので、ショーに行けない人も華やかな気分を味わうことができます。
・大小さまざまなお店が一同に
昨年に比べると会場は広く、見やすくなっていました。まず会場に入るとレオニダス(Leonidas)とノイハウス(Neuhaus)のブースの大きさにびっくりします。レオニダスのブースの横にはチョコレートで作られたエッフェル塔が飾ってあります。350キロものレオニダスのチョコレートを使用し、550時間以上かけて作り上げたマスターピースです。本物の100分の1のサイズなので、3メールもあります。近くに寄ってみると、エッフェル塔内部にエレベーターもあり、その精巧さには目を見張りました。なんと2500以上のピースを組み合わせているんだとか。他のお店にもチョコレートの作品がありましたが、レオニダスが圧巻でした。
昨年も行ったので今年はどうしようか悩みましたが、出店しているお店が結構変わっており、楽しむことができました。サロン・ド・ショコラは、今では色々な場所で開催されており、各地の特色があっていいですよね。ベルギー各地からチョコレート屋、パティスリーが集まっており、ベルギーの知られざるお店を知るいい機会です。チョコレートだけでなく、色とりどりのマカロンやマフィン、ドーナツ、スパイスのブースまでありました。試食も多くあるので、味を確かめてから買えるのもまたよし。プラリネは1個から買うことができる所がほとんどですし、箱入りもそれほど高くはありません。箱の4個入りは5ユーロほど、9個入りは10ユーロ前後、20個入りは15ユーロのものが主流なので、気軽に買えるのが嬉しいです。注意事項としては、同じお店で複数個を購入しても、日本のように袋をつけてはくれません。お店の人に頼めば買った個数分の袋をくれることがほとんどですが、小分け袋がないことが多いので大きすぎることがよくあります。ベルギーではエコの観点からできるだけ袋は渡さないので、覚えおきください。プレゼント用と言えば、リボンをかけてくれたりしますよ。また、クレジットカードが使用不可なお店もあります。ベルギーではクレジットカードより、バンコンタクトと呼ばれる銀行引き落としが主流です。クレジットカードの場合、お店側に手数料が発生するので小額だと断られることがありますが、バンコンタクトは手数料が不要なためほとんどのお店で使用できます。会場内にはATMを見かけなかったので、もしクレジットカードしかない人は少し多めの現金を用意して行ってくださいね。
・まとめ
金曜は開催初日の平日ということで、比較的空いています。人をかき分けて進まなくてもよいし、並ばなくてよいので、ゆっくり見ることができます。人が少ない分、お店の人との会話を楽しむことができるので個人的には好きです。入場料はかかりますが、とにかく試食がいっぱいあるので、すぐに元を取ることができます。メインステージではなんとシャンパンまで配っていました!シャンパン片手にベルギーチョコの食べ比べという贅沢なひとときを過ごしました。
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