ジャカルタをはじめ、インドネシアで勢力を広げているシンガポール系スーパーマーケット「フードマート・プリモ」。
バリ島でも、ショッピングモール内を中心に、続々とオープンしているスーパーマーケットです。今回は、キレイな店内と品揃えの良さで人気のプリモをご紹介します。
観光客に人気のスーパーマーケット
クタエリアには、クタビーチ前にあるビーチウォークショッピングモールやディスカバリーショッピングセンター、そしてクディリ通りにあるパーク23や免税品店が集まっているモル・バリギャラリアなど、大型ショッピングモールがいくつかあります。
それらの中でも、2014年にオープンしたリッポモールは、インドネシアではおよそ50店舗以上も展開している大型ショッピングモールの一つです。
ヴィラ・バリホテル前にあるリッポモールの地階には、映画館とスーパーマーケットが入っています。以前はハイパーマートというスーパーマーケットが入っていましたが、つい最近撤退し、代わりに現在インドネシアで勢力を広げている「フードマート・プリモ」が入ることになりました。
ハイパーマートよりもおしゃれな商品配列と豊富な品揃えで、ローカルの人々はもちろん、ツーリストの間でも人気となっており、スーパーマーケット内はいつも多くの人々で賑わっています。
新しいモールにはプリモが定番になる?
「フードマート・プリモ」は、今のところバリ島でもっとも新しいショッピングモールである、デンパサールの「レベル21」にも入っています。
現在、レノン地区からサヌールのダンキンドーナッツ方面へ向かう道沿い、ラヤ・ププタン通りとハントゥア通り、そしてハヤム・ウルク通りが交わるレノン交差点前に新しいショッピングモールが建設されています。噂によると、どうやらそこにもプリモが入るらしい、とのこと。
バリ島では、しばらく前まではカルフールがもっともイケてるスーパーマーケットとして人気を博していました。また、ペピートやポピュラーなど、ちょっとすました感じのスーパーマーケットも、観光地を中心にどんどん勢力を拡大してきています。
それぞれに特徴を持つバリ島のスーパーマーケットですが、バリ島のショッピングモールに入っているスーパーマーケットは、これからどんどんプリモに取って変わられそうな勢いだと言えるでしょう。
新鮮な刺身が格安で購入できる!
バリ島でも、「お刺身が食べたいな」と思うことがあるかもしれません。南の島の国だからこそ、暑さでバテ気味のときには、あっさりとした味付けの食事が恋しくなる日もあるでしょう。
ところが、インドネシアには魚を生食する文化がありません。そのため、刺身を食べるには日本食レストランに行くか、外国製品の扱いが多いスーパーマーケットで購入することになります。
一般的に、ローカル向けのスーパーマーケットには刺身用の魚は置いていないため、ペピートやプリモまで足を運ぶ必要があります。
特に、「レベル21」に入っているプリモでは、新鮮な刺身が販売されています。密封パックに入れられており、パックされた日付や消費期限もきちんと表示されているため、安心して購入することができるでしょう。
「バリ島なんて暑い場所で刺身を買って食べても大丈夫?」とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。ですが、プリモはきちんと空調設備が整えられており、刺身などの生鮮食品を置いている冷蔵ケースは最新の機器を使用しています。
刺身の種類が豊富なわけではありませんが、それでも、格安な値段でなおかつ安心して刺身を購入できる場所だと言えます。
果物から医薬品まで揃う豊富さが魅力
果物の王様といえばドリアンですが、バリ島では、ドリアンの季節になると道端でドリアン売りのトラックが止まり、ふくよかなドリアンの芳香を振りまきます。
道端に止まっているトラックや市場でドリアンを買うこともできますが、値段が付けられていないだけに、交渉し慣れていないと買いづらいかもしれません。
そのような場合でも、プリモに行けばドリアンを購入することができますし、およその値段を知る良い機会にもなるでしょう。基本的には量り売りであるため、レジに持って行く前にスケールで量ってもらい、値段の記されたバーコードシールを貼ってもらいましょう。
もちろん、ドリアン以外にも南国フルーツがたくさん販売されているので、少しずつ購入して試し食べをするのも楽しいかもしれません。
プリモでは果物のほかにも、さまざまな食料品が取り扱われています。清潔でキレイな店内の様子からすると、ほかのスーパーよりも高いイメージがあるかもしれませんが、ローカル色の濃いスーパーと比べてもそれほど値段は変わりません。
そのため、プリモの店内を見て回れば、いま現在のインドネシア国内の物価を知ることができるでしょう。
インドネシア国内のスーパーマーケットではインスタントコーヒーの品揃えがとても豊富ですが、プリモでもさまざまなメーカーのインスタントコーヒーが揃っています。安くて軽いため、お土産用に買って帰るという観光客も多いそうで、「どのコーヒーが美味しいかな?」と見ているだけでも楽しいでしょう。
また、食料品だけではなくちょっとした医薬品を売っているコーナーもあり、目薬がほしかったり頭痛薬がほしかったりする場合にも大変便利です。
小さなフードコート付きで食事も可能
クタにあるリッポモール内のプリモも、そしてデンパサールにあるレベル21内にあるプリモでも、小規模なフードコートエリアがあって、そこで食事をすることができます。
ベーカリーコーナーのパンを購入して食べることも可能ですし、スーパーマーケットで購入した惣菜をそこで開封して食べることもできます。席数は多くありませんが、「ちょっと休憩しよう」というときに腰掛けるのにはちょうど良いでしょう。
カルフールに入っているフードコートでは、一人一食10万ルピア(約1,000円)くらい予算が必要ですが、プリモでは300円もあればお腹いっぱい食べることができます。
ちなみに、チキンカツなどのインドネシア料理が、ドリンク付きで2万5千ルピア(約250円)ほどですから、手頃な値段だと言えます。
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