ングラライ国際空港に到着した途端、南国特有の熱風に吹かれ、空港内に満ちたバリ独特の香りに身を包まれたら、楽しいバカンスのはじまりです。
ダイビングやシュノーケリングを楽しむもよし、スパイシーで美味なインドネシア料理に舌鼓を打つもよし、バリ島の伝統芸能に親しむもよし。
でもその前に、ングラライ空港での入国手続きと、市内へのアクセス方法をおさらいしておきましょう。
バリ島の到着ビザについて
飛行機から降りたら、まずは入国審査のために「Arrival」(到着)の表示に沿って移動しましょう。
2015年6月12日より、日本人が30日以内の観光目的でインドネシアに滞在する場合、ビザの取得が免除になりました。しかし、31日以上滞在する場合には、ングラライ国際空港内にて到着ビザを取得する必要があります。
到着ビザを取得するためのカウンターは、入国審査の手前の「Visa on Arrival」と表示されたカウンターで取得手続きを行います。
手続きと言ってもなにも難しいことをするわけではなく、パスポートを提示して手数料35USDを支払えば手続き完了です。
これで30日間有効の到着ビザが取得でき、現地のイミグレーションで1回の延長が可能になるため、60日間のインドネシア滞在が可能になります。
もしも到着ビザを取得せずに、ビザ免除でインドネシアに入国した場合には、イミグレーションで延長手続きをすることができず、30日以内にインドネシアから出国する必要があります。
バリ島の入国審査を受けよう
「Visa on Arrival」のブースを通過した後、入国審査となります。入国審査ブースがいくつかありますが、「Foreigner」(外国人)用の入国審査ブースの列に並びます。
入国審査の際に提出するものは、基本的にパスポートのみです。飛行機内で記入した「税関申告書」は税関カウンターにて提出しますので、一緒に提出してしまわないように気をつけましょう。
ごく稀にですが、帰りのエアチケットの提出を求められることがありますので、すぐに出しやすい場所にしまっておくほうが良いでしょう。
入国審査が終了した後には、パスポートを確認して入国スタンプの日付をチェックしておくようにしたいですね。
ターンテーブルで荷物を受け取ろう
入国審査が無事に終わったら、次は飛行機内に預けていた荷物を受け取りに向かいましょう。ターンテーブルのエリアにはカートがありますので、自分でカートを用意して荷物が出てくるのを待ちます。
もしも、自分が搭乗していた飛行機の荷物が下ろされるターンテーブルに、自分の荷物が見当たらない場合には、クレームルームまで荷物のトラブルを申し出るようにしましょう。
税関審査と荷物検査を受けよう
申告するものがまったくない場合には、緑のサインの「申告なし」に進みましょう。一方、申告するものがある場合には、赤のサインの「申告あり」に進みます。
税関審査では、飛行機内で記入した「税関申告書」を提出し、特に問題がなければ次の荷物検査に向かいます。
X線検査の機械にすべての荷物を通した後には、荷物検査を受けましょう。スーツケースを開けるように求められることもありますので、すぐに開けられるように鍵を準備しておきましょう。
荷物検査が終了すれば、後はガイドやホテルからのドライバーが待ち受けている到着ロビーに出ます。
ツアーに申し込んでいたり、事前にホテルのピックアップサービスを申し込んでいるのであれば、この場所でお迎えの人を探すことができるでしょう。
個人で市内まで出る方法
個人旅行だったり、ホテルのピックアップサービスを利用しない場合には、自分で目的地まで向かうことになるでしょう。
その際には、下記の交通手段を利用することができます。
□エアポートタクシー(ングラライ・タクシー会社のタクシー、料金前払い)
□普通のタクシー会社のタクシー(ブルーバードタクシーなど)
□個人タクシー
□配車アプリのピックアップサービス(グラブカーなど)
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分が納得のいく方法を選ぶようにしましょう。
エアポートタクシーがおすすめな理由とは?
バリ島に来るのが初めてという方や、英語やインドネシア語があまり話せない方がバリ島のングラライ国際空港から市内の目的地を目指すなら、エアポートタクシーを利用するのがおすすめです。
ングラライタクシー会社のエアポートタクシーを利用するメリットとしては、行き先別の料金表があってひと目で目的地までの料金を知ることができる点と、代金を空港のタクシーカウンターで事前に支払う点にあるでしょう。
空港のタクシーカウンターにて、目的地までにかかるタクシーの料金を支払った後、チケットを受け取ります。
そのままドライバーに誘導されてタクシー乗り場まで行くこともありますし、チケットを受け取って自分でタクシー乗り場まで行くこともあります。
いずれにしても、すでに目的地までの乗車料金を支払っているので、安心感があるのではないでしょうか。
気になるエアポートタクシーの乗車料金は?
下記に主要な目的地までの料金をまとめてみました。
□クタエリア-7万~8万ルピア
□スミニャック-11万ルピア
□デンパサール-13万~15万ルピア
□サヌール-15万ルピア
□ジンバラン-10万ルピア
□ヌサドゥア-15万~18万ルピア
□ウブド中心地-30万ルピア
□アメッド-75万ルピア
□シンガラジャ-55万ルピア
(2016年6月現在)
エアポートタクシーはちょっぴり高いけど安心!
バリ島の空港タクシーが安いかと言うと、必ずしも激安料金というわけではありません。
もしかすると、個人タクシーを利用することにして値段交渉さえうまく行けば、エアポートタクシーの料金よりももっと安い料金で移動できることもあるでしょう。
さらに、配車アプリを活用するなら、もっと安い料金で移動できます。ただし、アプリを使い慣れていない方であったり、言葉の点で問題がある方であるなら、エアポートタクシーを利用するほうが安心できるに違いありません。
ちなみに、グラブタクシーなどの配車アプリを利用すると、空港からスミニャックエリアまで、約4万~6万ルピアほどの乗車料金で到着できます。
安全をお金で買うか、もしくは安く払ってちょっとした冒険をしてみるか、よく考慮してから移動方法を選ぶようにしたいですね。
コメント