大阪の金融ビジネスの中心淀屋橋。御堂筋に面して建つ、ひときわスタイリッシュなビルがodona(オドナ)。聞きなれない響きですが、「驚き」を「大人」に、という想いからのネーミングです。
ファッションからグルメまで、大人のライフスタイルを提案するodonaは、2008年のオープン以来、淀屋橋のランドマークとして常に情報発信を続けています。今回は、このodonaの人気ショップやグルメなどをご紹介します。
じつはこのビル1棟が「odona」というわけではないのです。ビルの正式名称は、三井住友海上大阪淀屋橋ビル。このビルのB1F~2Fが商業施設odona、3階以上はオフィスフロアとなっているのです。地下は地下鉄淀屋橋駅と直結しており、通勤にもとても便利そうなビルですね。
(2F)
エスカレーターで2階に上がってみましょう。
大型書店の文教堂。
話題の新書、ベストセラーやコミックが一堂に並びます。お昼や夕刻は、付近にお勤めの人達で賑わいますが、時間をずらすとたいへん静か。誰にも邪魔されずに本を選べます。
また、ビジネス街の淀屋橋らしく、ビジネス書の品揃えも豊富なんですよ。
2階には雑貨のショップが目立ちます。
MARKS&WEB(マークス・アンド・ウェブ)は東京生まれの日用雑貨のブランド。リトアニア製のリネンやオーガニックコットンなど、素材にこだわったファブリック製品や、天然のエッセンシャルオイルなどを使用したスキンケアアイテムなど。上質なデイリープロダクツに出会えるショップです。OLさんに人気なのがハンドクリーム。ローズやジャスミンなど何種類かある中で、お気に入りを探すのが楽しいですね。いずれもデスクにあるとリフレッシュできそうな香りです。
HAKUSAN SHOP(ハクサンショップ)は、波佐見焼き(長崎県)の老舗「白山陶器」の直営ショップ兼ショールーム。これまでにグッドデザイン賞、ロングライフデザイン賞をはじめ、数々の賞を獲得してきた実力派のブランドです。
定番や新作など、白山陶器の全商品がラインナップされ、まるでギャラリーのよう。どれもツヤのある美しいフォルムです。実際手にとってみるととても軽くて使いやすそうなことがわかります。そして丈夫なのだとか。美しいだけでなく実用性を兼ね揃えている陶磁器なのですね。
add: PAINDUCE(アドパンデュース)は、本町にある人気パン屋さんプロデュースのブーランジェリー・ダイニング。お店の前を通りかかると、香ばしいパンの匂いに思わず立ち止まってしまいます。
パンに使用している上質の野菜を、最適な温度で提供したいという思いからここに誕生したのだとか。コーナーに並ぶパンはどれもお野菜がたっぷり。
選んだパンをイートインできるほか、ランチプレートやピザランチなどのメニュー(850円~)も豊富ですよ。
2階にはこの他にもラグジュアリーなレストランが並びます。
正統派フレンチが楽しめる「プレスキル」や、熟成肉ステーキ専門店「ゴッチーズビーフ」など、女子会やデートにもぴったりなレストランがたくさんありますよ。
(1F)
さて、1階はファッションのフロア。レディース、メンズともオシャレなブティックが展開されています。ほとんどのショップは路面店であり、ビル内外からの出入りが可能な、開放感がある造りとなっています。
ハリウッドのセレブリティに愛される、ヨーロピアンテイストのBCBG MAXAZRIA。
オーダーサロンのあるハイクラスのメンズブランド リングヂャケットマイスター。
フランス生まれ、パリジェンヌの日常着を扱うコントワー・デ・コトニエなど、どのブティックもハイクオリティでオリジナリティーに溢れています。
テラス席のあるパティスリーjoel(ジョエル)では、かつてホテルプラザで人気を集めたル・ランデブーのスイーツが楽しめます。お買い物途中のひといきにぴったりのカフェですね。
(B1F)
地下フロアは地下鉄と直結しており、コンビニやコスメショップ、飲食店が集まっています。
中でもOLさん達に人気なのが、玄三庵(げんみあん)。こちらのランチは玄米や野菜を中心としたメニューが多く、健康志向の方にオススメです。
地鶏のゴマだれ丼(930円)は数量限定。
「飲む野菜サラダ」がすべてのランチメニューに付きます。飲みやすい青汁のような一口サイズのジュースです。小鉢が3品と、麦味噌のお味噌汁はおかわり自由。平飼いで育てられた能登産の健康鶏のムネ肉を使い、たくさんの野菜とさっぱりゴマダレと合わせています。トロトロの温泉卵は広島石本農場産。歯ごたえのある玄米ごはんに盛りだくさんの具材が載っていてボリューム満点。デザートにミニ豆乳プリンが付き、ヘルシーながらも食べ応えある内容でした。
他には、スターバックスコーヒー、インディアンカレー、ベトナム料理の「インドシナ」、「旬和席うおまん」など、カジュアルなレストランが揃います。2階のラグジュアリーなレストランと便利に使いわける方が多いようですね。
いかがでしたか?
B1F~2Fまでという小規模な商業施設ではありますが、その中にトキメキがいっぱいなodonaでした。
さて、最後にodonaの外側に目を向けてみましょう。
西側には石碑があります。もともとこの土地には小学校があったようです。
愛日(あいじつ)学校というこの公立小学校は、明治5年、地元の豪商山片家より譲り受けた宅地に開校された大阪市最古の小学校です。インドネシアのスカルノ大統領の視察先となったり、社会見学を初めて行った小学校として記録されています。当時から進んだ教育を行っていたのでしょうか。児童数の減少により統合され、惜しまれながら2005年に閉校となりました。
odona2階のアイ・スポットには、山片家より寄贈された蔵書が「愛日文庫」として展示されています。
そして、御堂筋側正面玄関前では、ほぼ毎週水曜日に「大阪マルシェほんまもん」と題して、マルシェが開催されます。ここには大阪府の「地産地消」を目指し、各地からお米や野菜・果物などの農作物、お菓子、パン、水産加工品などの生産者が集います。ビジネス街のど真ん中に突如現れるマルシェ、今ではすっかり水曜名物となったようです。
ぜひ一度、足をお運び下さいね。
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