バンクーバーと言うとどのようなことが思い浮んでくるでしょうか?ロハスな生活、住みやすい街、オリンピック・・・などが思い浮かびますね。
実はもう一つ、バンクーバーを表すものとして重要なものがあるんです。それは、「アート」なんです。
カナダを代表するアーティスト Emily Carrが生まれたのはバンクーバーからフェリーで行ける距離にあるビクトリアという街。そんなこともあってか、バンクーバーの美術館 Vancouver Art Galleryではカナダを代表する作品達が軒を連ねており、時期によって様々な興味深い特別展示も行われています。バンクーバー国際映画祭(VIFF)やバンクーバーファッションウィークが開催されるなど、絵画や彫刻などの美術だけでなく映画や舞台、ファッションという観点からも非常に注目されているバンクーバー。映画の撮影などもよく行われています。業界で活躍する優秀な人材を育てるため、映画・演技・舞台芸術・メイクアップ・ファッションなどに特化した学校がバンクーバーにはたくさんあります。そして、カナダの名門美術大学、Emily Carr University of Arts + Design があるのもこのバンクーバー。ここバンクーバーは芸術系の学生が多い街なのです。
そこで、今回はバンクーバーのアーティスト御用達の画材屋さん OPUS に行ってみました!筆者の通う学校の先生曰く、「OPUSは使えないダメな画材は置かないで、良いのだけ置いているから安心だよ。君たちラッキーよ!」とのことです。地元の学生や先生、アーティストからの信頼は厚いようですね。
OPUSは、Coquitlam・Granville Island・Kelowna・Langley・North Vancouver・Victoria・Downtown Vancouverの7店舗。ブリティッシュコロンビア州主要エリアであるグレーターバンクーバー(バンクーバーを中心とした地域の総称)と、州都であるビクトリアで展開されています。今回はDowntown VancouverのOPUSへ行ってきました。
West Hasting StreetとCambie Street交差点にそのお店はありました。旅行での行動の拠点になるRobson Street周辺と比べると、治安のあまり良くない地域が近くなるので浮浪者がよく見られる場所です。危険というほどではないですが、日が沈んでからは近づかない方が無難です。
(West Hastingの風景。昼間でも雰囲気の悪い場所には近づかないようにしましょう。海外ではどこにいても、治安の悪い場所を予め知っておき、周りの状況を察せるアンテナを張っておくつもりでいましょうね!この当たり前なことさえ守っていれば、この辺りは味のある古い建物や町並み、フレンドリーでオシャレなカフェ・レストランや服屋・雑貨屋が楽しめるスポットになりますよ。)
このWest Hasting StreetとCambie Streetが交差する角にOPUS があります。
(目を引くような信号機カラーのロゴが目印です。どこの店舗でもこのロゴが看板になっているので分かりやすいですね。)
中へ入ってみると、イーゼルなどが並んでおり圧巻の一言。つい立ち止まりキョロキョロしていると店員さんが声をかけてくれました。「Hi!バックパックもらうね!」どうやらリュックサックはレジカウンターで預かってもらうシステムのようです。(カナダでは、家電量販店などそれなりに高価な商品を扱っているお店ではリュックサックを預けなければならないことがよくあります。念のため、貴重品だけリュックサックから取り出してから預けるといいですね。)店員さんにリュックサックを預け、店内を進んでいきます。
レジカウンターの向かいにはスケッチや油彩などの教本、メモなどに便利なノート、そしてキャンバスなどがあり、更に進むとペンや絵具、定規などカテゴリに分けられてそれぞれラックに置かれています。一番奥では様々な大きさのスケッチブックを手にとることができます。
そして今回、筆者も買い物をしてみることに!
学生割引やメンバーシップ割引があるようです。幸い、筆者の学校が適用内だったので10%OFFで購入することができました。
メンバーシップへは、電話またはオンラインで無料登録することができます。詳しいメンバーシップに関する情報はこちらのURL(http://opusartsupplies.com/services/opusplus)を参照ください。
おっとりした動作で会計をしてくれた優しい店員さんは個性的な髪型でいかにもアート!な風貌。画材屋にいる実感が湧いてきてワクワクしますね。
もうおなじみのかわいいロゴが描かれた袋を手渡され、本日のお買い物は終了です。
今回筆者が購入した、CANSONのスケッチブック(CAN$17)大きすぎず、かつ小さくはないサイズの11インチ×14インチ。95gなので結構な枚数があり、長く使えそうです。
FABER-CASTELのPITT artist pen(各 CAN$2)。細いフェルトのペン先で様々な用途で活躍しそうです。今回、期待の一品。
最後に、皆さんおなじみのSAKURAから極細のペン先で繊細な表現にぴったりなMICRONの0.05と0.3、細いネームペンのようなペン先でマルチに使えそうなGRAPHICの1。SAKURAのこのPIGMAシリーズはサラッとすぐに乾くので、緻密なペンイラストなどにもってこいです。
バンクーバーにある画材屋OPUS。芸術系の学校へ留学しにバンクーバーにくる留学生や、バンクーバーに来てもアートな趣味を続けたい!という方には必見のお店です。また、新しく趣味を始めたいという方にはOPUSが不定期で行っているワークショップがおすすめ。プロのアーティストに教えてもらえる貴重な経験になりますよ!スケジュールはレジカウンターの奥に掲示されている他、こちらのサイト(http://opusartsupplies.com/how/demos)でも確認することができます。
〜今回紹介したお店の基本データ〜
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