世界の各地でファッションウィークが開催される季節がまたやってきました!よくパリコレやNYコレクションなどがメディアなどで報道されていますね。
常に最新のファッションへ目を光らせているデザイナーや世界各地のファッションインフルエンサー、さらにファッションショーで公開される最新コレクションや業界人、彼らの姿を報道する雑誌の編集者やフォトグラファーなどのメディア陣など、選ばれたファッション界のトップ達が一ヶ月かけて主に回る4都市、ニューヨーク・ロンドン・パリ・ミラノでそれぞれ行われるファッションウィークが四大ファッションウィークとして世界に名を馳せています。
しかし、インターネットが急速に普及したことで最近は東京やキエフ、ベルリン、シドニーなどのファッションウィークの知名度が向上しています。
そんななかでここバンクーバーのファッションウィークも年々内容が充実しパワーアップしているんです!
今回はバンクーバーファッションウィークでボランティアをしてみましたのでその体験談をお届けします。
ファッションショーでのボランティア、どんな仕事をするの?
ファッションショーの表舞台はメディアへの露出もあり見たことがあるかもしれませんが、ファッションショーが実際にどう運営されているのか、ファッションショーの裏側はどうなっているのかというのは未知の世界ですよね。
「ファッションショーのボランティアって一体何をやるんだろう?」「何か難しそう・・・!」「ファッションショーの仕事なんて私に出来るのかな?」なんて疑問があるかもしれません。
まず第一に筆者が言えるのは「ファッションショーのボランティアは誰でもチャレンジ出来るしとっても面白い!」ということ。
筆者自身もはじめてのファッションショーでのボランティア経験でしたが気持ちよく精一杯働ける環境で、想像以上に楽しむことができましたし学ぶこともたくさんありました。
ボランティアの仕事の例として挙げられるのが、デザイナーのアシスタント・フロントデスクの受付・ボランティアチェックインの受付・会場ドア前のドアマンなどです。
もしヘアスタイリングやメイクアップなどの経験があればヘアスタイリストやメイクアップアーティストとしてボランティアをすることも可能かもしれません。筆者はバンクーバーファッション・ウィークでインターンをしている友人の紹介で舞台裏でデザイナーのアシスタントをすることに。
また、彼女のようにインターンとしてボランティアをする場合にはそれぞれの役職をまとめたりさらに運営に近い位置で仕事をすることになるそうです。やりがいのある仕事でたくさん学ぶことがあったそうですよ。
私が受け持った、バックステージでのアシスタントの主な仕事はランウェイを歩く前後にモデルさんたちの着替えをヘルプすること。このとき、どのモデルさんにどの服・アクセサリー・靴を着てもらうかなどを各デザイナーさんとコミュニケーションをとって迅速かつ正確にモデルさんとデザイナーさんのお手伝いをしていかなければなりません。
目まぐるしく動くことになりますが、そのスピード感はまさにファッションショーの裏側そのもの。デザイナーさんやモデルさんとも直接関わることも出来る貴重な経験でした。
インターナショナルなファッションショー!
バンクーバーファッションウィークでボランティアをして感じたのが、そのインターナショナルさ!年々カナダ国外からのデザイナーさんの参加が増えていてダイバーシティに富んだバンクーバーらしいファッションウィークとなっています。
もちろん日本からの参加もあり、今季はなんと4人のデザイナーさんが日本から参加していました。ボランティアとして日本からいらしたデザイナーさんたちのお手伝いをするという素敵な機会に恵まれることができ、日本語と英語どちらも使えることはアドバンテージになるんだと改めて実感。
普段カナディアンに囲まれ英語ばかりの環境にいるので、実際に英語と日本語両方をフルに上手く活用するという機会は留学しているとあまりなく、今回のバンクーバーファッションウィークのような複数の言語が使えることを活かせるインターナショナルな環境でなにかにチャレンジするということはある意味挑戦で、今後にも活きる貴重な経験となりました。
また、ボランティア同士での交流もとっても楽しい!カナダで生まれたカナディアンはもちろん、移民の方や留学生、カナダ人との結婚を機に移住した方など多種多用なバックグラウンドを持った人たちと一緒に協力してファッションショーを作りあげていくのは達成感があり、忙しく大変な仕事ながらも楽しく仕事をこなすことができました!
実際にこのバンクーバーファッションウィークのボランティアで意気投合しその後も連絡を取り合っている人も数人いるほど。
バンクーバーファッションウィークのみに関わらず、バンクーバーで友達を作りたい!という人にはぜひボランティアにチャレンジしてみることをオススメします。
ボランティア、やってどうだった?
実はこれがバンクーバーでの初ボランティア体験だった筆者。実際にボランティアに参加してみて感じたのは、ボランティアをしたことで生まれる一緒に仕事する人とのコミュニケーションがとっても楽しい!ということ。
もちろん、英語を実践的に使う練習にもなりますしバンクーバーでの新しいコミュニティーや人脈を広げる機会にもなります。また、チームとしてファッションショーという大きな作品を作りあげるというのは、コミュニケーション能力・チームワーク・問題解決法などさまざま要素を学ぶことができるとても素敵な経験となりました。
忙しい仕事のなかでも一緒にボランティアをした仲間たち、モデルさんやデザイナーさんとも暖かい交流があり、ラストの日には「ありがとう、次のシーズンに会おうね!」とみんなお別れをしていたのが印象に残っています。
筆者も次のシーズンにまたボランティアとしてファッションウィークでお手伝いが出来ればいいなと考えています!
学ぶことや得るものの多い、参加する価値満載のボランティアだと思いました。
ファッションに興味のある方、ファッションショーの舞台裏に興味のある方にはパーフェクトなボランティアです!ぜひ参加してみてくださいね。
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