2017年7月1日。それはカナダとカナダに住むすべての人にとっての大イベント、カナダ建国150周年の日!カナダでは、「カナダ・デー」と呼ばれカナダの人々に愛され楽しまれている毎年恒例の祝日「カナダ建国記念日」。毎年7月1日はカナダ全国の街でパレードや花火大会などのイベントが行われ、カナダ愛に溢れる一日になります。
そのカナダ・デーが2017年は150周年ということで今年は特にカナダ中が湧きました!そんな記念すべき150周年のカナダ・デー、筆者がバンクーバーの様子をリポートしていきます!
街にはカナダグッズがたくさん!
カナダ・デーが近づくと、1-2ヶ月前頃から様々なお店でカナダ・デー商品が並ぶようになります。SuperStoreなどの大型チェーンスーパーマーケットでもオリジナルのカナダ・デーグッズが並び、街中どこもかしこもカナダ・デーを楽しみにわくわくしているようです!カナダモチーフのTシャツやかぶりものなどを用意して、万全な体制で思いっきりカナダ・デーを楽しみましょう!
こちらはカナダ・プレイス前のお土産屋さんでみつけたカナダのシンボル、メープルのかたどったかわいいカナダ150周年記念バージョンのチョコレート!お味は、メープル風味がアクセントになっているミルクチョコレート!見た目のかわいさやカナダっぽさもさることながら、ちゃんと味にもカナダ感があっていいですね。
こちらはカナダでメジャーな大型本屋Indigoの様子。Indigoは本だけでなく、文具、生活雑貨やインテリアなども扱っていることで有名でまた、そのラインナップはとってもセンスのいいおしゃれなものばかり。そんなIndigoも店内はカナダ・デーに染まっていました!カナダに関する本と共に、クッションや置物、カップにタンブラーなどさまざまなカナダモチーフの雑貨が並んでいました。どれもカナダっぽさがしっかりありつつオシャレにまとまっていて素敵です。自分のお家やお部屋に飾ったり、お土産やプレゼントとして贈ったり、さまざまな使いみちがありそうな実用性とおしゃれさのバランスがとっても魅力的ですね。
カナダ・デー当日はカナダ・プレイスで花火!
待ちに待ったカナダ・デー当日は、それぞれの街が各々イベントを開いているのですがグレーターバンクーバー(バンクーバーを中心とした地域の総称)で一番大規模なイベントが行われるのはやっぱりダウンタウン・バンクーバー。カナダ・プレイスで行われるそのイベントは昼から2箇所のステージでパブリック・ライブが行われ、大勢の人がカナダモチーフの服装に身をまとい集まります。中でも注目なのは、カナダ・プレイスに面した海からあがる花火。カナダ・プレイスのファイヤーワークスといってバンクーバーの人に親しまれている毎年恒例の花火、150周年の今年は拡大版で行われるとあって期待も高まりますね。
こちらは花火を待っているときの様子。たくさんの人がひしめきあうほどの混雑具合です。
夜の10時に始まる花火ですがカナダ・プレイスの海側のエリアは一般の人は20時以降は入場規制されてしまうので早めに来て場所を確保するのがベター。20時以降に入場するためには、$15のプレミアムパスを購入する必要があり、事前にオンラインで予約購入することも可能です。プレミアムパスがない限り、20時以降の再入場もできないので注意してください。特にいい場所から見たいという方は20時前より早めに来ることをおすすめします。
辺りも暗くなってきて花火の始まりをいまかいまかと待ちわびていると、カナダ・プレイスの建物がカナダ・デー仕様にライトアップされていました!
ここに長時間滞在することになりますが、そこで気になるのは飲み物や食べ物のこと。この指定エリア内にサブウェイなどのファーストフード店、パブやレストランなどがあるので現地調達も可能ではあるのですが、その行列はとてもではありませんが並べない長さ。なので食べ物と飲み物は用意してから入場した方がおすすめです。また、場所を取るときに地面に敷くシートが欲しいという人は$1ストアなどで手に入るのでお忘れなく。
待ちに待った花火が上がりました!とってもきれいな花火に私を含め周りの人たちはみんな感嘆といった様子。150周年ということで増量版となっている今年のカナダ・デー・ファイヤーワークス。全体的にカナダを象徴する赤を中心にしたカラーの花火がたくさんあがっていました。度たびハート型など、遊び心溢れる花火があがることもありそのようなときは「ハートだー!」と観客サイドもおちゃめな反応でとっても楽しいアットホームな雰囲気の中での花火鑑賞でした。カナダで夏を過ごしていると日本の花火大会を恋しく思うこともありますが、カナダ・デーのイベントで花火をばっちり楽しむことができました!
ダウンタウンではカナダ・デー・パレード!
花火の興奮も冷めやらぬなか、次の日はなんとパレードが!国の祝日にパレードが行われることが多いカナダですが、軍や警察、消防隊などが車両なども動員した行進が定番。その行進につづいて民間のグループが続いていきます。カナダ・プレイスのファイヤーワークスだけでなく、こちらのカナダ・デー・パレードも150周年記念の拡大版となっているそうです。
カナダ政府より警察の白バイの集団運転ショーやカナダ軍、ケデッツと呼ばれるカナダ軍管轄のボーイスカウトのようなグループなどさまざまな行進を見ることができました。なかでもこの写真の赤い軍服はカナダのシンボルとも言えるユニフォームで、カナダ・デーに合わせて売り出される雑貨にもこの軍服がモチーフとしてたくさん扱われていました。この軍服、日本のカナダ大使館に等身大パネルが設置されているので実は日本でもお目にかかることができるんです。もし大使館に訪れる機会があれば探してみてくださいね。
カナダオフィシャルによるパレードの後は多種多様な民間組織や様々な国によるグループなどが続きます。
マルチカルチャーな都市バンクーバーらしさが溢れていました。どの国、どの人種、カルチャーにもリスペクトが感じられるパレードになっており一緒に見ている観客の人たちとも一緒にバンクーバーにいる仲間だという一体感がありとても楽しい時間になりました。
カナダ・デーではこのようにカナダにいる人と仲間であることを再確認してお祝いする日なのだと筆者は思いました。とってもスペシャルなカナダ・デー。あなたにとってはどんな日になりますか?
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