暖かい気候やチャイルドフレンドリーな環境から、子ども連れでも観光がしやすいマレーシア。
トロピカルな国特有の自然を感じるアクティビティから、雨が降っても楽しめるインドアなアクティビティまで、選択肢が多いのが嬉しいところ。
中でもガイドブックに載っていない子連れクアラルンプール観光のアイデアを、今回は3つご紹介します!
定番の観光地でなくユニークな体験がしたいファミリーにとって、下記は必見の情報です。
ローカルの子どもと一緒にクレイアート体験
最初にオススメするのが “クレイアート”。
こちらの『Clay Expression(クレイ・エクスプレッション)』というスタジオでは、毎月1回第4土曜日にキッズ向けの”クレイアート・ワークショップ“を開催。
KLCC中心から車で37 分程度で行かれる、プチョンという地域にあります。代表のCindy Koh (シンディー・コウ)さんに話を伺うと「観光客もウェルカム!」とのこと。
参加する子どもは、“フライドポテト用の容器”など楽しいテーマで、作品を1つ作ります。
1時間15分のワークショップで、料金は60リンギット(約1,552円)。対象年齢は2歳〜12歳ですが、5歳までの子どもは親の付き添いが必要となります。
また、12歳以上であれば“シングル・セッション・クラス”というトライアルクラスも、アレンジ可能。
所要時間3時間で、1つの作品を作ります。
参加可能な日は(火)・(木)の午前9時〜午後13時か、(土)は午前8:30〜11:30、午後12時〜15時、午後13:30〜16:30の3回。
料金は、138リンギット(約3,573円)で、ろくろ使用の場合は168リンギット(約4,350円)となります。
なお、製作後焼く工程等に3週間ほどかかるため、作品を持ち帰ることができません。
でも、今回シンディーさんのご厚意により、完成した作品を帰国後に送付してくれることに!なお、その際の送料は上記参加料金とは別途支払いとなります。
このスタジオの特筆すべきところは、マレーシアで特別に作られた粘土を使用し、マレーシアの国旗をイメージしたパズルを作るなど、ローカル文化のアイデアを作品作りに取り入れています。
そのため、観光で訪れる子どもは、ローカルの子どもと触れ合いながら“文化体験ができる”良さがあります。
アリスになりきってマッドハッターとランチ
「物語の登場人物になってみたい!」という子どもの夢を叶えるのがこちら。
ルイス・キャロル著書『不思議の国のアリス』のマッドハッター(帽子屋)がホストをする、ちょっとおしゃれな“シャンパン・ブランチ”が楽しめるレストランがあり、欧米人ファミリーを中心に大人気となっています!
毎週(日)午後12時〜16時まで開催される、『マッドハッターのシャンパン・ブランチ』。
物語の中で、マッドハッターが開く“狂ったお茶会”は物語の中のハイライトのひとつ。そのお茶会をテーマにした、ブランチです。
アリスの世界を再現し、積み重なったケーキ、たくさんの本、ティーセット、女王の庭をイメージした泉に、マッドハッターによる出迎えなど、気分を盛り上げる演出の数々。参加するゲストは、『不思議の国のアリス』をイメージした服装で来て、巨大な本の前で写真を撮るのが定番だとか。
楽しいのは、見た目だけではありません。料理の質にも定評があり、エグゼクティブ・シェフのRichard Antony Sawyer (リチャード・アンソニー・ソウヤー)による豪華ビュッフェが圧巻です。
アリスがイギリスのお話であることにちなんで、イギリス・カンブリア州のカンブリア・ソーセージやラム肉、その場で料理してくれるバーベキュー・ライブステーションなど、イギリスで好まれるメニューやスタイルに加え、イタリアン、和食、中華など様々なチョイスが用意されています。
ホームメイドのマシュマロにレッド・ベルベット・ピロー(赤いベルベッドの枕)など、アリスにインスパイアされたテーマのデザート・ビュッフェは、カラフルで子どもに人気だとか。
レストランの経営会社であるオートドーム社のエグゼクティブ・ディレクター・Jeremiah Tan(ジェレミア・タン)さんの話では、「このブランチが人気になったのは、一般的にマレーシア人は食べることが好きだから。前身のブランチが人気で、常連は毎週日曜にやってくるのを楽しみにしていた。
そして、ブランチを中止したところ、再開のリクエストが殺到してしまった。
それで、みんなにとって親しみがあり、フレッシュで若年層にも訴求する新しいコンセプトで企画を検討した結果、不思議の国のアリスとなった。」とのこと。
多数のお客様の声を受けてパワーアップした、名物ブランチだということが伝わってきます!
このブランチが楽しめるのは、クアラルンプールの中心KLCCという好立地。『JWマリオットホテル』と『ザ・リッツカールトン・クアラルンプール』と直結した、『スターヒル・ギャラリー』内にあるレストラン『Shook!(シュック)』です。料金は、モエ・エ・シャンドンのシャンパン飲み放題付きで、1人298リンギット(約7,732円)。食事のみの場合は、1人188リンギット(約4,878円)。着飾った人々やデコレーションで、子どもが飽きずに過ごせそうですよね。大人も子どもも楽しめるシャンパン・ブランチです!
広大な公園で「カイト」上げを楽しむ
凧上げをしばらくしていない大人、また、やったことがないという子どもは意外に多いのではないのでしょうか?
自然がいっぱいのクアラルンプールでは、凧上げならぬ“カイト上げ”を簡単に楽しむことができます。
KLCC中心から車でたった25分の場所にある、ローカルの間でカイト上げが有名な公園があります。
大きな湖を含む95ヘクタール(=東京ドーム約20個分)の広大な敷地を持つ『Kepong Metropolitan Park (ケポン・メトロポリタン・パーク)』!
ここは、カイトを上げる疾走用に100mにわたって木などを排除した専用広場がある、カイト上げのための公園なんです。
カイトを持っていない人も、心配は無用!小さな屋台で、購入することができます。
週末になると家族連れが集まり、たくさんのカイトを飛ばして楽しむ様子が見られます。色とりどりのカイトが空を舞う様は、開放感たっぷり!
幻想的な湖の周りを散歩したり、プライグラウンドで遊んだり、子どもとカイトを上げて走り回ったり、展望デッキから夕陽を眺めたり……。
マレーシアの自然を満喫できる時間となること、間違いなし!
以上、アウトドアからクリエイティブなアイデアまで、ガイドブックや日本語の情報サイトで見かけないアイデアをお届けしました。
マレーシアの人々は、特にマレー系は多産な上に子ども好き。例えば旅行中に子どもが騒いでも、温かい理解の目を向けてくれます。
周囲に気を遣いすぎることなく、過ごせますよ。今回ご紹介したアイデアを参考に、オリジナリティある旅行プランを立ててみてくださいね!
▪取材協力:
–Clay Expression
電話:+613-58889905
URL: http://www.clayexpression.com/
-Shook!
電話:+603-27823875
URL: http://www.starhillgallery.com/dining_sub.asp?tenantID=12
・写真協力:
– Dashuki Mohd:上から7番目のKepong Metropolitan Park、湖の写真
-phalinn ooi:上から8〜10番目のKepong Metropolitan Park、カイト関連写真
・参考:
Kepong Metropolitan Park URL:
http://www.visitkl.gov.my/visitklv2/index.php?r=column/cthree&id=61&place_id=1025
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