カナダでの住まい探しHOW TO

カナダ

新生活が始める春、カナダ内でも拠点を移動する方をよく見ます。カナダの国内線はこうやって直接飛行機に乗り込むことも・・・。なかなか貴重な体験でした。

じきにやってくる春は、何と言っても新生活が始まる季節ですね。新しい学校、職場へ向かうために引っ越しをする方も多いことと思います。カナダでも、3月から4月にかけては引越しシーズンで物件はどこも争奪戦。早め早めに安心して住めるお家を見つけたいところですね。

筆者もつい最近シェアハウスに引越しました。カナダでのお家探しは日本とはちょっと勝手が違うのですが、日本のものより遥かにシンプルでスピード決着。やり方が分からずにあたふたしていると、すぐに他の希望者に取られてしまいます。初めてのお家探しでも、ある程度の知識を持って挑みたいところです。

そこで今回は、カナダでの住まい探しをリポートしたいと思います。

どんな住居形態で住みたいか、どの地域に住みたいかを決める

(都心へのアクセスが良い、自然がたくさんある、など自分なりに条件を決めて住みたい街を探してみてみるといいですね。新しい発見もあるかもしれません。)

 

ホームステイ、ピアーステイ、ルームシェア、シェアハウス、アパートメント・コンドなど様々な形態があるので、まずどんな形の住まいを探しているのかを明確にしましょう。そして、大まかに住みたい地域も決めます。

(初めてのホームステイのとき、自分のベッドルームで歓迎してくれたユーモラスなテディベア。初めて母国を離れて生活するということで心配してくれたホストマザーの気づかいでした。そのホストファミリーの元を離れ、自分で生活するようになった今も交流が続いています。)

あまり聞き馴染みのない言葉ですが、ピアーステイとは食事の付かないホームステイのことです。カナダの家族と一緒に住みたいけど食事は自分で管理したいという人向けです。ピアーステイという言葉でなく、自宅の一室をお貸ししますと書かれていることもあります。ホームステイもピアーステイも生活スタイルや性格などで相性がいい、悪いということが起こりがちではありますが英語環境である可能性が高く英語を勉強している留学生に人気があります。

完全に独立して生活したいのであればアパートメントやコンドがおすすめですが、バンクーバーやトロントなどの都市部では非常に家賃が高いので留学やワーホリでカナダへ来ている日本人が住んでいるという話はあまり聞きません・・・。これらは基本的にカナダで安定した職のある方向けだと言えるでしょう。

シェアハウスではプライベートの部屋が一人一つ用意されていることがほとんどで、ベッドルームを共有する場合はルームシェアと表記されます。バスルームやキッチンは共用という物件が多いですが、極稀に、ベッドルームとバスルームはプライベートでキッチンとランドリーだけ共用というようなケースもあります。家の中にコインランドリーが設置されていて洗濯する度お金がかかる物件、週に1回決められた時間にしか洗濯できないというような物件も今までに見かけました。

ホームステイにも共通して言えることですが、

誰かと一緒に生活するような住まいの場合は決まりごとやルール、自分が使える範囲とプライベートな範囲をしっかりと確認しましょう!不明な点があれば連絡を取って疑問は解消。ここを見落としてしまうと後々トラブルにもつながりますし、相手も自分も気持ちよく生活することができなくなってしまいます。

 

さっそく掲示版で物件を探す

日本人向けの物件を探したい、英語で物件を探すのが不安で日本語で物件を探したいときはJPカナダ:http://www.jpcanada.com/)、

英語で探したい、多国籍な物件を探したいときはcraigslist(https://vancouver.craigslist.ca/)kijijihttp://www.kijiji.ca/)がたくさんの投稿が常に更新されていくのでおすすめです。

しかし、craigslistkijijiで物件を探す場合は「international student, worker」向けの物件であること、もしくは受けいれる、歓迎している、というような旨が表記されているか確認しましょう。

(ホームステイ先の猫ちゃん。ホームステイなどの場合はペットや子供がいるかも自分に合う物件かどうかの判断基準になります。)

実際にこのような掲示版サイトで物件を探してみて思ったことは、投稿の時点で相手の人の良さが分かるような丁寧で必要事項が明確に書かれている投稿だけに絞った方が良質な物件を炙り出せるということ。いくつかの物件に連絡を取り見学をさせてもらいオーナーさんにも直接話をしてみましたが、結局は投稿内容が丁寧で明確な物件が良い物件でした。まず、掲示版で読んだ・見た通りで「こんなことは想定外だった・・・。」なんてことが防げます。見学してみて、結局ここは嫌だ!ということが繰り返されるといつまでも引越しができない。という状況に陥ってしまいます。

 

相手に連絡を取り見学をし、入居を決める

いくつか候補が決まったら連絡をとって見学をさせてもらえないか交渉しましょう。

女性ひとりでお部屋の見学に行くのは危険だという話をよく聞きますが、相手が信頼に値する人物か判断出来ていないうちは誰かについてきてもらうのもいいですね。

(やはり学校やオフィスが集中する都市へのアクセスがいい物件の競争率は高く、見つけても結局入れないということが続くかもしれません。

春の時期は3月の中旬から争奪戦が特に激しくなっていくのでなるべく早め行動を起こすといいでしょう。)

 

筆者は初めてカナダでシェアハウスを探したとき、実はこの見学というステップで失敗をしてしまいました。

何件目かの見学で、「これだ!ここに住みたい!」と思う物件に巡り合いました。見学中、後日オーナーさんに連絡を取って入居させてもらおうと思っていたら帰り際に「今日、次に来る見学者さんが見学中にデポジットくれたらその方が入居になるので、もしそうなった場合はごめんなさいね。」とオーナーさんに言われてびっくり。動揺する筆者にオーナーさんが気がついたようで、カナダの入居とデポジットの仕組みを教えてくださいました。 

デポジット(deposit)というのは、入居時に必要になる保証金のこと。入居時の一度だけ家賃とは別に必要になります。退出時に何も問題がなければこのデポジットは返ってきます。

しかし、このデポジットを支払うタイミングが競争率の高い物件の争奪戦ではネックになります。私が見落としていた点は、デポジットを払った時点で入居が決定するということ。

つまり、競争率の高い人気物件に入居したい場合は早めに見学にこぎつけ、見学して納得すればその場でデポジットを支払って入居確定しなければならないのです。 

ネット上で解説されることもオーナー側から予め説明されることすらない当たり前なことで躓いてしまいましたが、運良くそのシェアハウスに入居することが出来ました。

 

入居後は・・・

(わくわくの新生活、素敵な門出になるといいですね!)

 

よく、家賃の納期を勘違いしていて滞納してしまった。というような話を聞きます。今後の信頼を損ねることになるので、しっかり家賃の納期は勿論、決まりごとは確認しておくようにしましょう。

入居後も荷物を運び入れたり、生活に必要なものを揃えたりしなければなりません。自分のことで忙しくなってしまいますが、誰かとの共同生活を始める場合は一緒に住むシェアメイトやホストファミリーへの気づかいやコミュニケーションは忘れないようにしましょう。良い人間関係が心地良い暮らしを運んでくれますよ!

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