エッフェル塔とその周辺の観光スポット:シャンドマルス公園・シャイヨー宮・アンヴァリッドの解説

フランス

もう一つパリをイメージするとしたら、やはりエッフェル塔が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

必ずといっていいほど、パリの観光写真にはエッフェル塔が写っています。世界の中でも有名なタワー、エッフェル塔とその界隈を紹介します。

建設反対者の多かったエッフェル塔

現在はエッフェル塔はパリのシンボルとして誰もが認める存在ですが、建設当時、実は多くの著名人が反対したのは有名な話。

エッフェル塔はフランス革命の100周年を記念し、第四回パリ万博博覧会の開催のために、鉄の記念碑を立てようと計画されました。

そしてギュスターヴ・エッフェルの案が採用されたのです。しかし、当時の著名人はパリの真ん中にこんな鉄の塔を建てることに猛反発。美しいパリの景観が損なわれるというのが大半の理由でした。例えば作家のモーパッサンはエッフェル塔にあるレストランで食事をした時にこんな言葉を残しました。

「パリでこの塔を見なくて済むのは、ここだけだからね」。エッフェル塔嫌いだったモーパッサンは、建設反対だったために、このエッフェル塔のレストランに行っていたそうです。なんともフランス人らしいアイロニーです。

 

現在のエッフェル塔とは

現在エッフェル塔はパリにはなくてはならない存在です。「鉄の貴婦人」と言われているほど、エッフェル塔は美しい塔であると言えます。

筆者が初めてエッフェル塔を訪れた時は、その存在感に圧倒されました。鉄で造られた塔ですが、繊細な表情も持ち合わせているようで、唯一無二の存在であるように感じられたのです。

エッフェル塔には毎年700万人が訪れています。誰もがエッフェル塔の前で写真を撮ります。その表情はなんだか嬉しそう。エッフェル塔を訪れるとパリに来た喜びを実感できるように思います。

 

エッフェル塔を訪れる前にチケットの購入を

エッフェル塔を訪れたら、一度はこの塔に登ってみましょう。しかし、エッフェル塔の入口にはいつも長蛇の列ができています。この列に並んで時間をロスするのではなく、日時指定のチケットをインターネット上で予約して訪れるようにするのがオススメ。「チケットありAvec ticket」という専用の入口から入るようにしましょう。チケットはこちらのサイトから購入できます。

http://ticket.toureiffel.fr/?langue=en

 

エッフェル塔に登ってみよう

エッフェル塔は階段かエレベーターで登る方法があります。階段では2階まで登れますが、それでも115メートルを階段で登るのはかなりの体力勝負。

二階から最上階まではエレベーターで登ります。最上階は276メートルの高さ。一瞬宙に浮いているような感覚に陥るほど、この高さに身を置いていることが不思議に思えてきます。ここからはパリの街、その遥か遠くの街まで見渡せます。パリの街は高い建築物があまりないので、平面に広がる街の美しさに感動を覚えます。

 

夜のエッフェル塔

エッフェル塔が一番美しいのは夜のように思います。昼間は青空の下どっしりとした存在感がありますが、夜はしっとりとした優艶な魅力があるエッフェル塔。オレンジの光を身にまとったエッフェル塔がパリの暗闇の中にぽつりと現れます。

特にセーヌ川から眺めるエッフェル塔は情緒たっぷりで、ロマンチックな雰囲気に浸ることができます。筆者も何度もセーヌ川を歩きながら夜のエッフェル塔を見ました。あまりの美しさに、こんなにロマンチックな場所はないと思ったほど。パリにいることに幸せを感じることができた瞬間でした。またエッフェル塔は日没後から毎時間、5分間のライトアップがあります。光の洪水のようにキラキラとエッフェル塔が光ります。毎回「オー」という歓喜が聞こえてくるほど、このライトアップは多くの人を惹きつけています。

エッフェル塔/Tour eiffel

Champ de Mars, 5 Avenue Anatole France, 75007 Paris

エッフェル塔、公式サイト: チケット、情報、ニュース....
塔を発見または訪問する:チケット(大人は最大10.5〜26.10ユーロ、子供と若者は2.6〜13.10ユーロ)、ニュース、実用的な情報を購入する

Metro : 6番線Bir Hakeim, 8 番線Ecole Militaire, RER C線Champs de Mars-Tour Eiffel

 

シャンドマルス公園

エッフェル塔のすぐ下には、シャンドマルス公園が広がります。ここから眺めるエッフェル塔が美しく、夏場多くの若者が集まります。フランスの夏は10時頃まで日が暮れないので、夏場は外でワインやビールを片手に外で過ごします。筆者は以前、エッフェル塔から遠くない所に住んでいたので、夏場はよくここで友人たちとピクニックをしました。30度を超える暑苦しい日であっても、ここの芝生に身を置くと涼しく感じられます。夕涼みスポットとしてもぴったりの場所なのです。夏場のシャンドマルス公園は毎晩お祭りのように多くの若者で賑わうので、その雰囲気に酔うかのように、開放的な楽しさが感じられます。またエッフェル塔が夕日で照らされて、だんだんと夜の闇の中からライトアップされたエッフェル塔が現れる様子を見るのは圧巻です。

 

シャイヨー宮

1973年のパリ万国博覧会に建設されたのがシャイヨー宮。シンメトリーの設計が特徴。

シャイヨー宮からはエッフェル塔を眺めることができます。ここから眺めるエッフェル塔が一番綺麗という人もいるほどです。特に、朝日が登る時のエッフェル塔を眺めるのはシャイヨー宮からがおすすめ。エッフェル塔の後ろから太陽さす時は気持ちが高揚するほど、晴れ晴れとしたものです。

シャイヨー宮には建築・文化財博物館、人類博物館、海洋博物館の三つで構成されています。また水族館、アクアリオム・ド・パリがあります。あまり知られていませんが、ヨーロッパで一番大きな水槽を持つ水族館として、子供連れのパリジャンの間では人気の場所なのです。

 

アンヴァリッド

エッフェル塔の近くにある歴史的建造物といえば、アンヴァリッド。アンヴァリッドとは、ルイ14世が負傷廃兵の施設として建てられました。アンヴァリッドはフランスでも少し変わった黄金のドーム教会があります。

この地下にはナポレオン1世も眠っています。

アンヴァリッドは軍事博物館も併用されており、フランスの歴史が好きな方にはオススメの場所です。

アンヴァリッド

Musée de l’Armée, 129 Rue de Grenelle, 75007 Paris

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