バンコクの穴場的ナイトマーケット『ファムム』




バンコクには、2017年現在、大きめのナイトマーケットが数カ所存在しています。その中で、タイローカルの間でも人気が高く、若者たちのデートにもしばしば使われてるものが4、5カ所あり、だいたいどれも少し街中から外れた郊外よりのエリアに立地しています。

今回は、その中でも2015年にオープンした新しい「ファムム」マーケットをご紹介します。

微妙な穴場的ロケーション

「ファムム」マーケットは、バンコクの中心スクンビットエリアから北上してちょうど郊外に差し掛かるエリアに立地しています。通りで言えば、高速も走っているエカマイーラムイントラ線という幹線道路とカセートナワミン通りが交差する角です。

このエリアは、交通量も多く人口も多い地域なのにも関わらず、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)といった鉄道がかすりもしないエリアで、車でのアプローチしかありません。

また、バスも、一応走ってはいるものの本数が比較的少ないエリアで、基本的なアプローチとしては車になってしまいます。

そのためか、他のナイトマーケットと比べると圧倒的に外国人が少なく、またタイローカルも自分たちで車を運転してくる以外にないので、結果的に穴場的なポジショニングになっているようです。

しかも、この近辺の道路は朝晩非常に渋滞が激しくなるため、割とバンコク在住の人たちも敬遠しがちです。そんな背景も手伝ってか、現地の人でも、あまり広く知られているとは言い難いようです。

ただし、写真のように、広大な駐車場が設置されており、また、夜になると渋滞も緩和してアプローチが急速にしやすくなることから、徐々に人気が出始めているで、敷地も段階的に拡張され、また出店数も増え続けているようです。

あまり安定しないゾーニング

この「ファムム」ナイトマーケットも、他の人気のナイトマーケットと同様、お店としては、大きく分ければ4つタイプのお店があります。

服や雑貨といった物販店食べ物中心の飲食店お酒が中心のバー、その他ヘアーサロンやタットゥー等のサービス、といった形です。

このうちバーは、コンテナブースのようなタイプの造形が中心になり、軒を連ねる形でゾーンが固定されています。また、平場の中にある飲食店も、しっかりと建物を設置して営業している飲食店も定位置が決まっているのですが、それ以外の屋台のブースは、しょっちゅう場所が変わるようです。

この辺りも、まだ若干新しいナイトマーケットで、かつ拡張をしている最中ということもあるので、オペレーションが不安定なのかもしれません。

ただ、客の立場からすれば、少し目当てにしていた店が来てみるとあったりなかったり。また、通路を含めた全体のゾーニングも少し変わるようなので、ちょっと使いづらいですね。とは言え、市場といっても結局お祭りのようなものなので、目当ての店がなかったとしても周辺をプラプラ歩きながら探すのもまた楽しいものだったりします。

こんなゆるさもまたタイならではかもしれません。

 

バリエーション豊富な出店

他のナイトマーケットと比べた場合の一つの特徴としては、出店の種類が多いような気がします。だいたいどこのナイトマーケットでも、似たようなものの出店になるのですが、ここは現状、外国人にも人気の「鉄道市場ラチャダー」あたりに比べれば若干敷地面積は狭いものの、出店している店のバリエーションが広いように思います。

飲食店としては、タイローカルフードはもちろんのこと、韓国系焼肉、フレンチビストロ、イタリアン、和風のラーメン、寿司バー、などなど。オイスターバーなどは、2店舗も出店したりしています。

また、物販については、Tシャツ等の服、下着、ケータイグッズ、靴あたりは定番中の定番ですが、少し珍しいところでは度をしっかり測って作るメガネ屋や、デザインの凝ったバイクグッズ、なんだかよく分からない刃物屋などがあったりします。

この辺りのものは、他のナイトマーケットではあまり見かけないので、もしかすると、穴場的なイメージを利用して、少しニッチな商品を持ってくるサプライヤーが集まるような位置付けがあるのかもしれませんね。

逆に言えば、思いっきりBangkok!書いたようなキックボクシングパンツのような、観光客向けのものを並べているお店は殆どありません。完全にターゲットはローカルですね。そのため、他のナイトマーケットより全体的に価格がいくぶん安いようです。

 

穴場ゆえのメリット

新しさと場所がら、穴場的なポジションになっているこのファムムマーケット。他のマーケットと比べた場合の利点は、全体にのびのび出来ることです。

他の有名な水上マーケットにしても、他のナイトマーケットにしても、通常マーケットと名のつくところは、ところ狭しと店がひしめき合っていて、また通路も狭く作られています。それゆえ、歩いて店を見るのも時間がかかりますし、また人が多くの人が狭い空間に一緒にいることになるため、あまりゆっくりした気持ちにはなれません。

その点、このファムムは、郊外で周辺に高い建物はありませんし、また敷地面積に対して人口密度も他のマーケットよりも圧倒的に低いので、のんびりした気持ちになれます。

特にコンテナを改造したバーの2階に上がると、とても気持ちの夜風を受けながらビールを楽しむことができます。

もちろん、ここでは、ビールだけそのバーで注文をし、食べ物は屋台で買ってきて持ち込んで良いので、食べ物の選択肢も広がりますし、すべてが安上がりです。

いわば、極上のルーフトップバーになるわけですが、このナイトブリーズ&ビールは、このファムムナイトマーケットの大きな売りになっているかもしれません。

また、一方、もう一つの特徴としては、あまり音楽を大音量でかける店がありません。これは、店同士の約束になっているのか、オペレーション上のルールになっているのかは定かではありませんが、ガンガン音を出している店はないし、また敷地の中心にライブ用のステージもありますが、だいたい演奏はアコースティックです。

少しクラブっぽい気分を楽しみたい向きには物足りないことになってしまいますが、逆に言えば騒々しい部分がほぼないので、とてもリラックスして仲間との会話も楽しめます。

ちなみに、トイレは有料で5バーツ(17円程度)をエントランスにある箱入れて入ります。

まとめ

今回は、バンコクの穴場的ナイトマーケットをご紹介してみました。

街中からは約20kmと若干距離があるので、観光でバンコクに来られた方の選択肢には乗りにくいと思いますが、それでもタクシーで空いていればトンローあたりからは120バーツ程度、そして、実際に足を踏み入れれば楽しくリラックスした空間が待っています。

一つのオプションとして情報をストックされておいて損のない場所です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。




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