街中のしあわせ感が頂点に!中国旧正月を過ごして驚いたこと




中華系人口が25%を占める、マレーシア。去る1月28日、29日は、そんな中華系マレーシア人の“旧正月”でした。旧正月に向けてざわめく街、人々の高揚感が高まる様子は、見ていてしあわせな気分になります。一体旧正月は、どのように祝われるのでしょうか?いくつか「素敵だなぁ。」と驚くことがあったので、筆者が体験した今年の“旧正月”を、下記にご紹介します!

ローカルの友人が習い事に2ヶ月来なくなる

 

まず、最初に驚いたのが、中華系マレーシア人の旧正月にかける意気込み。筆者のダンスクラスでは、クラスメイトが何人も「旧正月だから、しばらく休みます!」と言って、昨年12月から2ヶ月ほど来なくなってしまいました。理由は、旧正月に向けての準備や会合で忙しいから。“準備に1ヶ月以上もかかるとは、どんなにすごい支度をするのかな?!”と興味津々になってしまいました。聞くと、掃除や料理、飾り付けの支度など、やることが山ほどあるようです。今年の干支、ルースター(雄鶏)にちなんで鳥を描いたカップケーキを大量に作った、という友人もいました。というのも、旧正月は家族・親戚みんなで集まる、一年で最も重要な期間。国外にいる家族もこの時ばかりは休暇を取り、一緒に団らんするために集まるのです。

別名『春節』と言って、一年の始まりとして世界中の中国人が大切に思っている日。カレンダー通りの正月を祝うのが一般的な私たち日本人にとっては、馴染みがありませんよね。でも、彼らの旧正月にかける情熱を知ると、なんだか温かい気持ちになってしまいます。

買い物に行くと「赤いもの」だらけ!

洋服屋や普通のスーパーなどストアでは、とにかく赤・赤・赤のオンパレード!赤い服に下着がショーウィンドーのメインを飾り、お菓子の缶に至るまで、赤い色のグッズばかりが陳列されています。店頭を賑わせる赤い色が、祝いムードを盛り上げます。これは、中国で吉とされる色が“赤”のため。

旧正月が近いある時、スーパーで買い物をした際に、フリーギフトとして赤い袋の束を手渡されたことが。これは『紅包(アンパオ)』と言って、日本のお年玉と同じように、子どもにお金をあげるための祝儀袋として使われます。筆者は特に使用する機会がありませんでしたが、縁起物なのでとっておくことにしました。

旧正月当日には、同じコンドミニアムに住む中華系の老婦人が、娘にアンパオをくれたので、驚きました。挨拶を交わす程度の間柄だったからです。また、中華系の方がオーナーのバレエ教室では、なんと生徒全員にアンパオが用意されていました。更に、昨年物件を紹介してくれた不動産屋からも「これは、私たちにとって大切な行事で、こうしてアンパオを渡すことが伝統文化だからあげられてうれしいの!」と言ってアンパオをくれたことがあり、初対面の子どもにも渡すんだなぁと思った経験が。日本だと、親戚や付き合いのある程度ある子どもにしか、渡さないですよね!日本でも馴染みがある習慣だし、縁起が良いものなので、もらうとやっぱりうれしいものです。

真夜中に個人宅で花火大会並の打ち上げ花火

これも、大変驚いた習慣の一つ。なんと、個人が“花火大会並のクオリティ”の花火を近所で打ち上げていたこと!

旧正月当日と、旧正月から8日経った日の夜中12時から1時の間に、それは起こりました。寝ていたところを叩き起こされるような、爆音が鳴り響いたのです。カーテンを開けてみると、コンドミニアムのすぐ下の民家から、盛大な打ち上げ花火が上がってきては、眼前で開きます。しかも、日本でやるような可愛らしい感じの花火ではなく、花火大会で見るような本格的なもの!

綺麗ではありますが、住宅の連立する地域で、寝ている人が多い時間にすぐ目の前で花火が打ち上げられたことに憤慨してしまいました。しかし、後日ローカルの友人に聞くと、「旧正月と、旧正月から数えて8日目は重要な日。その日、その時間に花火を上げることに意味があり、たくさん上げるほど縁起が良くなるからやるのよ。まぁ、あれは、本当は違法なんだけどね!」とのこと。そういえば、その晩は遠くでも、あちこちで花火の音がしていました。

趣向を凝らした旧正月デコレーション

多民族国家マレーシアでは民族ごとにお正月の日が異なり、その度に違ったデコレーションが見られるのが楽しみの一つ。中でも今回の旧正月は、派手さが際立っていました。ショッピング・モールでは、クリスマスが終わると同時に、旧正月デコレーションに一斉に早変わりします。KLCCの主要なショッピング・モールのデコレーションはほぼチェックしましたが、それぞれテーマがあり、趣向を凝らした素敵なものばかりでした。

『ペトロナス・ツインタワー』向かいの噴水広場には、巨大なランタンが出現。夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気になりますが、昼間の景色もなかなかのもの。その前で扇を使ったベリーダンスを突然踊り出す一般の方が写真を撮っており、ウキウキ感が伝わってきます。

幸運を呼ぶ“ライオンダンス”も開催され、このように多くの人が詰め掛けました。

『Suria KLCC(スーリア・ケイエルシーシー)』では、昔の中華系マレーシア人の食卓のような、レトロおしゃれなディスプレイが人目を引いていました。メインステージでは中国琴の演奏が見られた日もあり、イベントが盛りだくさんでした!

『Avenue-K( アヴェニューケイ)』のテーマは、“ノスタルジック”なだけあって、幻想的なランタンがあちこちに飾られ、ムーディー。

大人と子供用のチャイナ服が並び、中国映画の中に迷い込んだよう。チャイナ服と言えば、旧正月前後ではチャイナ服や、赤い服を着るのをよく見かけるようになります。

花が咲き乱れる中で華麗なジャグリングが見られたのが、『Pavilion(パヴィリオン)』。平日昼間に関わらず、見物客が大変多かったです。巨大な空間を使ったデコレーションが、見事!

『Isetan The Japan Store(伊勢丹・ザ・ジャパンストア)』の向かいには、アンパオを持った巨大なクマが出現。道行く人がセルフィーを撮る、人気スポットとなっていました。

旧正月は、このように驚くような発見がいっぱいの楽しい時!中華系の方々にとって、いかに大切に思う行事なのかが、旧正月の時期前後を通して感じ取ることができました。そして、外国人の私たちでも、しあわせ感を共有できるイベントや雰囲気なところが、いいなぁと思いました。

<参照>

・Suria KLCC: http://www.suriaklcc.com.my/index.htm

・Avenue K Shopping Mall : http://www.avenuek.com.my/

・Pavilion Kuala Lumpur: http://www.pavilion-kl.com/

・Isetan The Japan Store: http://thejapanstore.mistore.jp/my/en/index.html




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