マレーシアで家探し!運命の物件に出会う「効率的な」方法




海外に移住して最初の関門は、家探し! 土地勘がないと、手探りの作業となり時間と労力を使います。

マレーシア移住の場合、駐在・親子留学・定年後移住と様々なケースがあります。どの場合も1日〜1週間と限られた期間で探すことが多いため、短期間で効率的に情報を整理できるかが鍵となります。

今回は、筆者の実体験と不動産エージェントから聞いた話をもとに、当地での物件リサーチ段階で“効率化”に役立つ情報をお伝えします!

物件リサーチの「情報源」を使いこなす術

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まず、住みたい地域の候補が上がったら“具体的にどんな物件が自分の条件・予算に合うか”が次の課題となります。そこで、物件リサーチ用のウェブサイトと、活用方法をご紹介します。住みたい地域や建物のタイプがまだ決まっていない場合、グーグル検索をすると情報が日本語で多々見つかるため、ここでは住みたい地域が大体分かった後工程の“物件リサーチ段階で役立つ情報”となります。下記のウェブサイトで、リサーチをすることをお勧めします。

< iProperty.com Malaysia (通称:アイ・プロパティー) >

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マレーシアの、No.1不動産情報サイト。仲介者となる不動産エージェント・不動産会社と、物件を探す個人とのマッチングを目的にしたサイト。不動産売買・貸出物件のデータベースとして常に最新情報がアップデートされ、物件数が豊富。地域、物件の広さ、予算、建物の種類、ベッドルーム数、家具有無と細かく条件検索できます。検索すると、自分の予算と条件で具体的に対象となる物件の写真や担当の不動産エージェントの電話番号など、詳細が簡単に参照できます。物件数が多いだけに、絞り込み検索しても候補が多過ぎて時間を浪費してしまうため、地域を絞りこんでからこのサイトを活用すると効率的です。

 

なお、マレーシアの不動産市場は“売り手市場”です(2016 年5月現在)。条件や価格を交渉できる可能性があるため、リサーチの際は実際の予算プラスαをしても良いかもしれません。例えば、高級コンドミニアムの2〜3ベッドルームに十分住める5,000リンギット(約134,981円)が予算だとすると、6,000〜7,000リンギット(約162,137円〜189,160円)までの物件を見ることも視野に入れましょう。オーナーが数年前に買い手市場だった頃と同様の家賃を現在も望み、かつ物件の空き期間が長期にわたっているとします。その場合、不動産エージェントがオーナーに「これだけの期間空いているのは、市場動向を反映しない家賃設定に問題があるから、家賃を下げてはどうか」と価格交渉がしやすいとのこと。

 

「iProperty」利用時に注意すべきこと2つ

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『iProperty』サイトを利用するにあたり、筆者の経験から、注意点を3つ紹介します。

1つ目は、物件の広告掲載全てが、経験豊富で信頼できる不動産エージェントによるものではないこと。

“不動産エージェント”という職業に資格無し・副業として誰でもなれるためです。筆者の顔見知りのタクシー運転手から、ある日突然「タクシー運転手の仕事は儲からないので、先週から不動産エージェントの仕事もすることにしたよ!」と副業宣言をされたことも。そうした方々も『iProperty』のような不動産データベースに紛れているため、注意が必要です。具体的に気に入った物件があれば、不動産エージェントのプロフィールにある会社名、会社のウェブサイトや所在地、電話番号から実在するか、また業務経験などを確認することをお勧めします。

ちなみに、筆者が過去に住んでいたマレーシアのお隣の国・シンガポールも、数年前まで不動産エージェントの資格が不要でした。

それで、筆者自身、悪質な不動産エージェントにデポジット(保証金)を持ち逃げされる事態に陥ったことがあります。日本人らしく丁寧、謙虚に接していたところ、足元を見られてしまったのでしょうか。海外生活初心者だったので、大変ショックを受けるとともに、その日から「もう絶対にだまされない」と決心したことを覚えています。日本で部屋を借りる際には、このようなことはありませんよね!海外生活で、家の契約など重要な物事に当たる際は、日本の数倍警戒し、強気に対応しないと“隙がある”と見られることを学びました。シンガポールでは2010年より、法規制により不動産エージェントに資格取得が義務付けられたので、隣国マレーシアもいずれそうなることを願っています。

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さて、注意すべき点2つ目が、物件広告が“実物と異なる写真を使用する”場合があること。

例えばコンドミニアム内にある複数の部屋を一つの不動産エージェントが管理しており、便宜上全ての部屋に同じ写真を使いまわすことが、よくあるとか!それで、不動産エージェントのアドバイスは「不動産広告サイトの写真は、本物である時もあるけど、そうでないこともある。写真だけでなく、記載されている家賃もあてにならないケースがあると覚えておいたほうがいい。」でした!筆者も、不動産エージェントに連絡をする際は、まず「この掲載物件の写真と家賃は本物?」といつも確認しています。

 

注意点の3つ目は、物件広告の説明部分に“ゴージャス”や“ラグジュアリー”な内装という表現があった場合、日本人にとっては趣味に合わないインテリアや家具である可能性もあること。

マレーシアには家具付き物件が多く、スーツケース一つですぐに入居できるメリットがあります。でも、インテリアや家具は、完全にオーナーの趣味次第です。多国籍なマレーシアは、マレー系、中華系、そしてインド系とオーナーの人種も様々。中華系オーナーの物件で、漢字が入った朱色の巨大な掛け軸がリビングルームにかかっていたことがありました。またインド系オーナーの物件では、部屋に入った瞬間に目がくらむような“ゴールドづくし”のリビングルームに天蓋付きベッドで、驚いたことも!このように、物件を語る形容詞については文化により価値観が異なることを、頭の片隅に入れておくと良いです。

 

内覧時に確認したい「意外な」ポイント

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不動産エージェントと内覧のアポを取り付けたら、いよいよ実際に物件を見る段階となります。

一般的な事項ではなく、内覧時に“マレーシアだから、チェックした方がいい”事項に特化した8つのポイントをお伝えします。

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1つ目は、“水流”。

50階建高層コンドミニアムも珍しくない当地では、上層階ほど水流が落ちる場合も!

その為、内覧の際トイレの水や水道を流してみることをお勧めします。筆者も実際に、あるコンドミニアムで20F以上の部屋と、10F位の部屋で水を流してみたところ、明らかに水流の違いを感じたことがあります。

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2つ目は、“蚊対策”。

マレーシアは蚊が多くデング熱の危険性が高い国です。「蚊を避けるなら15F以上に住め。」と不動産エージェントの助言がありました。

そのため、もし低層階に住むなら特に“網戸の有無”をチェックすると良いでしょう。しかし、筆者が20件以上内覧した中で、網戸がある物件はわずか2〜3件でした。網戸は後で取り付けも可能ですが、付いていた場合はプラスポイント!また、台所に揚げ物などヘビークッキング専用の『ウエット・キッチン』がある物件の場合、そのエリアが屋外と通じていることも。その場合、蚊やヤモリを招き入れるリスクが高まるため、筆者は個人的にマイナス点を付けていました。

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3つ目は、“工事”。

特に、クアラルンプールは、あちらこちら開発だらけ。住居のすぐ近くで工事中の物件が、多数ありました。

休日や工事の休憩中に内覧すると騒音がチェックできない場合もあるため、注意!

完成までの数年間は騒音に悩まされることを考えると、家賃が下がったとしても住みたくないため、マイナス点を付けた重要項目です。

 

4つ目のポイントは“煙”。

近隣の不法移民が廃棄物を屋外で燃やすため煙がコンドミニアムの部屋の中に入り込み、体調を壊し引っ越す人が続出という物件がありました。

筆者が最も気に入った物件だったため大変残念でしたが、あきらめました。偶然その物件の住人と知り合いだったために、得られた情報です。

知り合いがいない方は、マレーシアの日本人コミュニティ用ウェブ掲示板を利用して、住人からの情報を探しても良いかもしれません!ただでさえ、ヘイズで空気汚染が進むマレーシア。少しでも、空気がきれいな場所に住みたいですよね!

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日本人は“お風呂”の有無も重要事項なので、5つ目に含め入れます。

バスタブがある物件が多いものの、実際に住んでみて、日本人好みの熱いお湯がたっぷりと出るかは別問題と考えた方が良いです。

内覧時に「バスタブはお風呂に入れるほどのお湯がでますか?」と質問し「全く問題ないよ!」と不動産エージェントに言われたことがあります。

しかし、よく考えてみたら日本人のお風呂の概念と“ぬるい水でもお風呂だよね”と考えるローカルのそれは異なることを、すっかり忘れていました。これから物件を探す方は、熱いお湯がどのくらいでるかを確認し、質問の仕方を間違えないようにして下さいね。

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6つ目は物件の所有者“オーナー”について。

筆者の内覧時、オーナーが同行した物件もありました。不動産エージェントに任せきりでないオーナーの人柄が分かり、大変好印象を持ちました。入居後メインテナンスなどで付き合いがあることを考えると、オーナーがいい方であるのに越したことはありません。

また、日本人は部屋を綺麗に使うので、オーナーは日本人が借り手だと歓迎します。そこで、オーナーの方と会えるなら、日本人であることをどんどんアピールすると良いでしょう。条件交渉で有利になる可能性も!

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7つ目は、“希望エリアに強い不動産エージェント”かどうか。

内覧中の雰囲気や質問すれば分かることですが、不動産会社やエージェントごとに強いローカルネットワークがあるエリアや得意なコンドミニアムがあります。

自分の希望エリアに強い不動産エージェントかを早めに見極めることが、希望物件に出会うための時間短縮につながります。

 

8つ目は、内覧物件の“詳細”を事前にリストアップしてもらうこと。

自分が見たい物件以外も勧められることがよくありますが、時間の制約を考慮すると、希望条件に合致しない物件を前もってふるい落とす作業は有効です。

例えば、蚊が嫌なので15F以上の物件しか見ない、部屋の広さが1,500スクエアフィート(42坪程度)以上の物件しか見ないなど、譲れない条件から外れる物件は、内覧リストから外すようお願いすれば、時間がだいぶ節約できます。

 

信頼できる「ローカル不動産エージェント」

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ここまで読んで、「では、実際にどの不動産エージェントが信頼できるの?」と思う読者の方もいることと思います。

筆者が関わったローカルの不動産エージェントの中で、特に「信頼できる」と感じた方々を、最後にご紹介します。

 

<Mr. Vincent (ヴィンセントさん) >

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なんでもスローなマレーシアですが、ヴィンセントさんは違います。驚くほど対応が早く、時間にも正確です。

内覧アレンジがテキパキとしていて、プロフェッショナルなのにフレンドリーなところも、高評価!

車好き、1児のパパで家庭的。ツインタワーがあるクアラルンプールの中心、KLCC地域に強い不動産エージェント。

 

<Mr. Chin(チンさん)>

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マレーシア生活に必要な基礎情報をガイダンスしてくれた、温かい不動産エージェントの方です。

日本語が話せるMs. Ye Wai Tan (タンさん)という女性の不動産会社のメンバー。

彼らのサポートメンバーには日本人の方もおり、家族のような素敵なチーム。モントキアラ地域に強い不動産エージェント。

 

まとめ

以上、物件のリサーチから内覧までで重要なポイントをお伝えしましたが、いかがでしたか?

筆者の場合は、希望の物件にたどり着くまでに、かなり時間が掛かりました。風水による物件選びアドバイスがもらえたり、不動産エージェントの方々にランチをご招待いただいたりとアットホームな良い経験もしました。

物件リサーチの色々な方法を試し、数多くの物件を見ることで、最終的に良い結果となりました。それで得た知識は効率化のために役立つので、みなさまに紹介したいと思いました!

これからマレーシアで家探しをされる方も、上記情報を参考に、納得がいく家探しとなりますように!

<参考>

・iProperty.com Malaysia: http://www.iproperty.com.my/

・Mr. Vincent :

  • 会社名         :Prestige Realty
  • 氏名             :Vincent Ding
  • 電話番号     : +60-1239-35581
  • メール         : dingvincent@yahoo.com

・Mr. Chin:

  • 会社名       :Novaland Realty
  • 氏名        : Ket Seong Chin
  • 電話番号   : +60-1362-35111
  • メール      :yoyoleee@gmail.com




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