今回は、天満市場をご紹介します。
天満市場と言えば、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」の舞台ともなっていますね。
江戸時代の豪商「淀屋」が開いた、天満青物市場が前身。大阪の食文化を支えてきましたが、その後、統合、戦火による焼失、移転等を経て、現在では、天満のランドマークである「ぷららてんま」を中心に商店が集まっています。
JR天満駅下車すぐ。隣接する日本一長い商店街「天神橋筋商店街」とあわせて、大規模な商店街となっています。
ぷららてんま内は1FとBF1が市場になっており、青果店、乾物店を中心にあらゆる食材がそろいます。近隣の飲食業の仕入れ、主婦の買出しなどで、朝早くから大勢の人でにぎわっています。
精肉
BF1の精肉店・牛兆さんでは、新鮮なあらゆる部位のお肉がそろいます。しかも一般のスーパー価格と比較して、驚きの価格です。
例えば手羽元は12本ほど入って500円しません。賞味期限が間近になるとセール価格になるので、そちらも狙い目です。
夏場はクーラーバッグがあると便利ですね。ブロック肉や加工肉も多数常備されています。
1Fにも精肉店が多く、質の高いお肉を扱っています。
韓国食材
1Fのキムチや韓国食材を扱う天満大沢商店さん。店頭には美味しそうなキムチのほか、豚足やキムパッ(韓国風海苔巻き)などが並びます。白菜キムチはあらかじめ切っての販売ですので、自宅のキッチンでまな板を汚すことなく便利です。
キムチは辛いものの、凝縮された旨味があり、鶴橋には負けない実力派です。
青果
1Fからエスカレーターを降りると、正面にあるフレシコ青果さん。旬の野菜が格安で手に入ります。食花や、ハーブ類も種類豊富で、創作意欲がわいてきますよ。
白菜や、キャベツなど大型野菜は丸ごとになりますので、どうしても荷物が増えてしまいますね。キャリーやエコバッグなどあると便利です。
通路を挟んで向い側にある果物屋さんも同じお店です。八百屋さんの方のレジが混雑している場合は、果物屋さんに行くとよいでしょう。果物屋さんも、豪華な進物用のものからおつとめ品まで、様々なフルーツが陳列されています。
また青果では、1Fの野菜村さんには掘り出し物があります。新鮮なものを見分ける必要がありますが、驚きの価格となっています。
もとは青物市場だったという流れから、やはり青果店が多いですね。
ちなみに、鰹節や昆布などの乾物店も多いのです。天満市場から少し南に下った地域には、造り酒屋や乾物店が林立していたそうで、その流れがあるのでしょう。
鮮魚
鮮魚店は店舗数としては少ないものの、新鮮なお魚を扱うお店は各階にあります。皮引きも一般客には嫌がらずにしてくれるので助かります。特にBF1の光貴水産さんや、1Fの西万水産さんには、刺身用のお魚がずらり。加熱用の魚もとびきり安く手に入るので、ぜひ寄ってみて下さい。
また、BF1にあるスーパーマーケット・プロマートさんには、輸入食材が豊富。フォアグラやオリーブ、ハムやチーズに中華調味料と、珍しい食材が並びます。ワインや日本酒など酒類もお手頃価格になっています。
裏路地でランチ ライオン飯店
さて、天満市場に買い物に来たなら、ぜひお食事をして帰りましょう。
ぷららてんまの裏手の路地には、おびただしい数の飲食店が軒を連ねています。
ライオン飯店さんは、小さなお店ながらも本格的な中華料理が食べられる人気店。
看板メニューは四川風の本格麻婆豆腐ですが、
隠れた人気メニューのかに身入りあんかけ炒飯のセット 1200円)をいただきます。
チャーハンに、一見白くてクリーミーなあんがかかっていて、かに身とおねぎが見え隠れしています。あんは卵の白身の白色でしょうか?ふわりとしていて、優しい塩味。チャーハンもパラリと仕上がっていて、ギトギト感もなく、あっさりといただけました。
このランチセットには、小龍包かエビ蒸し餃子、スープ、ザーサイ、スープがつきます。
このようなセットです。
今回は小龍包にするかと迷いつつも、エビ蒸し餃子をセレクトしました。
薄い緑色をした半透明の皮をしています。この小さい中に弾力のあるエビがたっぷり入っているんですね。ぷりぷり感がたまりません。エビ蒸し餃子がこれなら、小龍包も絶品のはずですね。
ザーサイもしゃきっと美味ですし、卵とわかめのスープは具沢山で食べきれませんでした。
ライオン飯店
大阪市北区池田町7-7
06-7650-2153
楽しいイベント
イベントも定期的に開催されています。
毎月第一日曜のフリーマーケットでは、手作りアクセサリーやリサイクル品の中に、お値打ち品がたくさん。価格交渉がまた楽しいんです。
ふるまいイベントでは、夏はスイカやきゅうり、冬では甘酒やホットチョコレートドリンクなどがふるまわれ、多くの人がめあてにやって来ます。
定休日はお店によって違いますが、多くの店舗ではお正月休み以外は無休です。日・祝はお休みというお店もありますので、お出かけ前にチェックをされるといいでしょう。
ぷららてんま
大阪市北区池田町3-1
06-6351-2738
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